「ウルトラストリートファイターⅡ」Switch向け新作は、新モードを搭載した新しいストⅡ

2019年8月4日

Switch向け新作として開発が進む、「ウルトラストリートファイターⅡ ザ・ファイナルチャレンジャーズ」(略称ウルⅡ)。

シリーズ最新作でありながらストⅡの流れをくむ本作の魅力を、ストⅡの思い出を振り返りながら探ります。

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ストリートファイターシリーズとは

ストリートファイターシリーズの第一作は1987年でした。アーケード筐体のみでの稼働であったこともあり、そこまで話題とはなりませんでしたが、続編の「ストリートファイターⅡ(ストⅡ、ストツー)」で一気に火がつきました。

こちらも当初はアーケードのみでしたが、あまりの人気を受けてスーパーファミコンに移植されると、こちらでも大ヒット。格闘ゲームの基礎を築く作品となりました。コンボ、必殺技、間合い。どれをとってもこれまでの格闘ゲームにはなかったクオリティで、まさに社会現象となりました。

その後もパワーアップを重ね、現在は「ストリートファイターⅤ」まできています。思えば賞金制ゲーム大会の火付け役となったのも、この作品ではないでしょうか。スタープレイヤーであるウメハラ氏の登場は、「プロゲーマー」という職業を具体的なものとしてくれました。

当時の盛り上がりは、本作のトレイラーからも確認することができます。

ウルⅡの位置づけ

http://www.capcom.co.jp/usf2/

ストリートファイターシリーズは、ナンバリングの更新による大幅な変更のほか、ナンバリングは変えずにキャラクターの追加やシステムなどの微調整を行なうアップデートがたびたび行われます。

今回発売される「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」はストリートファイターシリーズとしては最新作に当たりますが、タイトル名からも分かる通り、ストⅡのアップデート作品となっています。

ストⅤのような最新のグラフィックではありませんが、ストⅡをリアルタイムで遊んでいたけど今は格闘ゲームから離れたしまった人でも楽しめる、そんな作品です。

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発売日・限定特典

発売日や価格も発表されています。

発売日:2017年5月26日

価格:パッケージ版4990円、ダウンロード版4620円(税別)

数量限定特典として、May’nさんが歌うストリートファイター30周年日本版テーマソングの「恋しさとせつなさと心強さと」を、バディファイトとギャラリーモードでBGMとして使用できるダウンロードコードが配布されます。

登場キャラクター

本作に登場するキャラクターは総勢19人。おなじみのキャラクターばかりですが、ストⅡシリーズ初登場となるのは、「殺意の波動に目覚めたリュウ」と、「洗脳されたケン」です。

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この系統のキャラクターは一般的に、攻撃力に秀でているものの防御性能に劣るという特徴があります。本作ではどのような調整が施されているか分かりませんが、いかに攻めきるかがポイントとなるでしょう。

対戦を楽しもう

メインは対戦

基本的には友達との対戦が楽しいVSモードがメインとなるでしょうが、もちろん1人で進めるアーケードモードもあります。ちょっとしたストーリーもありますので、そのキャラクターの背景を知ることで、より感情移入して楽しめるのではないでしょうか。

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もちろんオンライン対戦あり

スーパーファミコン当時はゲーム機にインターネット機能なんてついていませんでした。対戦相手が欲しければ友だちを呼ぶか、ゲームセンターに出向くかのいずれかしかありませんでしたが、技術の進歩によりオンライン対戦を楽しむことができるようになりました。

実力を競い合うランクマッチや、関係なく楽しむカジュアルマッチ。友達と楽しむフレンドマッチなど、お好みの方法でオンライン対戦を楽しむことができます。

さらには、「アーケード待受機能」も搭載。この設定を有効にしておくと、アーケードモードの最中に他のプレイヤーが乱入してくることがあります。ゲームセンターの乱入のような楽しみ方が可能になっているのです。当時を思い出す方も多いのではないでしょうか。

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ほかにも、Switch本体の無線機能を使って、近くにいるプレイヤーとの対戦も可能です。

波動拳、昇竜拳を自分の手で

波動拳、かめはめ波、霊丸と言えば、90年代の子どもたちが出したかった必殺技のトップスリーでしょう(私調べ)。今回は波動拳が出せるモードが搭載されます。もちろん、実際に出るわけではありませんが。

「放て!波Do拳」と題したこのモードでは、ジョイコンを両手に持ち、自分の動きとボタン操作で波動拳や昇竜拳を出し敵を倒します。

ステージモード、エンドレスモード、修練モードがあり、それぞれのプレイ内容によってキャラクターを強化するための「成長ポイント」が与えられます。

「カプコンTV」にて実機プレイの様子が披露されましたが、実際に波動拳を撃つように両手を突き出すと、画面の中で波動拳が発射される様子は感動的でした。(動画はウルⅡ部分から再生されます。)

単なるリメイクではなく、Switchならではの機能を活かしたモードを搭載してくれるのは好感が持てます。

その他機能も充実

バディファイト

家族や友達とプレイしていると、実力に差があって対戦が面白くないなんてこともあるでしょう。私も弟と格闘ゲームを遊んでいると、勝率はだいたい1割ぐらいです。

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そんなときにおすすめなのが「バディファイト」です。コンピューターと2対1で戦うことができ、一方的に攻撃する楽しさ、協力して戦う楽しさを味わえるようになっています。

1ボタンでお手軽必殺技

必殺技のコマンド入力は格闘ゲームを楽しむ上での第一歩ですが、そこでつまずいてあきらめてしまうことも多いことでしょう。

そこで、本作では「LITE操作」と呼ばれる、1ボタンで必殺技が出せる操作を選択することも可能です。実力差を埋めるのにもよさそうですね。ただし、ソニックブームなどため技では、ちゃんとため行動を取りますのでご了承を。

高解像度イラストを収録

「ストリートファイターアートワークス覇」から厳選した、1400点以上のイラストを楽しむことができます。250dpiの高解像度を実現し、細かな文字でも読み取ることができます。

カラーエディット

各キャラクターを自分だけのオリジナルカラーに編集することができる「カラーエディット機能」を搭載しました。色を変えてちょっとかっこよく、あるいは不気味に、あなたの個性を出してきましょう。

カラーエディットしたキャラクターは、アーケード、バーサス、オンライン対戦にも反映されます。

俺より強いやつに会いに行く

「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ」の紹介でした。最新のストⅤではなく、あえてストⅡをベースにしたあたり、もう一度幅広い層に格闘ゲームを楽しんでほしいという狙いを感じることができます。

あの頃を思い出しながら、あるいはまったく新鮮な気持ちで楽しめるゲームになるのではないでしょうか。

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