【ポケモンGO】GIGAZINE紹介の個体値判別ツール「pokeⅣ」利用はやめたほうがいい。最悪BANの恐れも。

2019年8月23日

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ポケモンGOでも、個体ごとの強さを示す「個体値」という隠しパラメーターがあることが分かってきました。個体値を判別する方法はいろいろあるようなのですが、大手ネットメディアのGIGAZINEに掲載された、pokeⅣというツールが物議をかもしています。(該当記事:ポケモンGOの個体値計算が分度器・数値入力・スクショなしの全自動で行える最強ツール「PokeIV」

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セキュリティは詳しくないけど、pokeⅣがやばいことは想像つく

pokeⅣとはどんなツールか

すべてのポケモンには、「HP」「攻撃」「防御」の個体値があります。個体値は0~15で表され、高いほうが最終的に高いステータスにまで成長します。(個体値の下限を0に修正しました。)

個体値を図る方法として、

  • 分度器を使う
  • スクショを撮り画像から判別する

などの方法が編み出されていましたが、それらを一掃してしまうほど便利と評判なのが、このpokeⅣなのです。

pokeⅣはグーグルアカウントでログインしてちょちょっとした作業をするだけで、手持ちのポケモンの個体値が判明します。びっくりするほど便利なツールのようですが、素人でも危ないと分かりそうな注意書きがありました。

どう見てもアウトな注意書き

こちらがpokeⅣのトップページ。ここまでは特に危険はありませんが、注意書きがありました。

PokeIV

問題は「ログイン」の部分に書かれた文章です。引用しましょう。

・Niantic が公式にサードパーティの認証を許可していません。
・ポケモンの個体値データを取得するためだけにログインを行います。
・その他の目的で入力されたデータを利用することは一切ありません。
・Googleの場合、取得したコードからパスワードはわかりません。詳しくはOAuthで検索して下さい。
・資格情報やtoken等いかなる情報も保存、第三者に委譲しません。
・個体値はゲームの内部データとなっています。
・正確な個体値を調べるには現時点でこの方法しかありません。

うーんこの・・・

まずNianticがサードパーティの認証を許可していないという時点で使っちゃダメだろうという話ですよね。
内部データである個体値を、運営が許可しない方法で取得する行為が容認される可能性は極めて低く、下手すれば規約違反でBAN(アカウント停止)になりかねません。

遡ること数日前、「POKEVISION」というポケモン追跡ツールがアップデートにより利用不可能になりました。そちらは内部のシステムからデータを取得することが問題視されたのですが、個人のアカウントと結びついていたわけではありません。個人レベルで考えれば、pokeⅣのほうがより危険なように思えるのです。

参考記事:「POKEVISION」などの追跡ツール不具合は運営の意向か。一方で感じる「探しづらさ」

素人レベルで分かるのはこのあたりまでなのですが、データ乗っ取り等を指摘する声もあり、安易に使うべきツールではないでしょう。もちろん、運営者に悪意はないのかもしれませんが・・・

紹介したGIGAZINEの責任は

さて、プレイヤーレベルで広まったならともかく、GIGAZINEという大手サイトが紹介してしまったのは大きな問題だと言わざるを得ません。内部データにアクセスしてあれこれする行為は、規約違反となる可能性が極めて高いでしょう。さらに、アカウント認証の問題点をスルーしているのはいただけません。
gigazine0
このあたりに関しては、私なんかよりこの業界に関わって長いGIGAZINEさんのほうが詳しいはずなのですがね。そういう可能性を知った上で「超絶便利なツール」などと謳っているのであれば、悪質と言わざるを得ません。

※追記
記事執筆中に、自己責任で使用する旨の注意書きが追加されていました。
こちらが21時50分頃画像として保存しておいた記事の、とある一部分。
gigahenkou
続いて22時15分頃の同じ部分の記述。
gigahenkou1

問題の大きさに気づいたのでしょうか。ただ、「便利ツール」という論調は変わらないためさほど意味は無い気もします。

※追記2(8月3日13時)
GIGAZINEの記事がさらに修正されていました。具体的に言うと、コピペする文字列がトークンであることが明記されました。トークンを発行することで、相手サイトにパスワードを渡すことはないとの説明です。
gigazine2
▲最初の記事では単に文字列をコピーしろと書いていただけだったのが・・・
giga3
▲より詳しい説明が追加されました。

ただ、それであっても外部ツールからポケモンGOにログインしていることに変わりはありませんので、BANが恐ければ利用はしないほうがよいでしょう。

【最後に】安全な個体値チェックの方法とは

pokeⅣの問題点について書いてきましたが、さらには開発元(Niantic)の甘さを指摘する方もいらっしゃいます。そのあたりはよく分からないのですが、pokeⅣが危険性をはらんだツールであることは確かです。

pokeⅣに限らず、アプリ内からデータを取得するような仕組みは規約違反であり、BANされても文句は言えません。ポケモンGOに限らずほかのアプリにおいても同様の規約は存在すると思われますので、自分のデータを守るためにも、そのようなツールの使用は控えましょう。

以下の記事で、データに直接連動することなく個体値を判別する方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

【ポケモンGO攻略】個体値はやっぱりあった!「安全に」判別する方法をご紹介
個体値チェッカーとリーダーの評価から個体値を絞り込む方法