延焼するWELQ問題。Crowdworks、Lancersにも改革の動き

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先日来ネット界隈を賑わせているWELQ非公開騒動。同じDeNA運営で、当初はそのまま継続すると主張していたMERYでも大半の記事が削除されるなど、その余波はとどまるところを知りません。

ついでにほかのキュレーション系メディアにも延焼すればいいのにと思いつつ(最近は産経新聞のネット記事でも、ネットの意見まとめみたいなのあるよね)、格安ライター量産していたクラウドワーキングサイトの対応に動きがありそうですのでお知らせします。

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クラウドワーキングサイトの対策とは

こちら「CNET JAPAN」の記事。WELQ問題の一躍を担っているクラウドワーキングサイトにインタビューをしています。

まずはCrowdworks。

たとえば、発注の単価については、以前からクラウドソーシングサービス全体の問題とされてきたが、現在は実際に発注を受けるワーカーとヒアリングの機会を設けているという。その上で、今後はクライアントが発注する際に推奨の単価を表示する機能や、単価が低すぎるとワーカーが判断した場合には、クラウドワークスに通報でき、検索結果において該当案件の表示順位が下がるといった対策を講じることを検討しているとした。(CNET JAPAN)

どのあたりを推奨単価とするのかは気になるところですね。まさか、文字単価1円以下にしないっすよね。Crowdworksさん。

続いてはLancers。こちらはすでに推奨単価の表示をしているそうですが、

さらに、近日中に新たに仕事依頼のガイドラインを公開する予定としている。クライアントが仕事依頼のガイドラインに沿った発注が可能となるようモニタリング体制も強化するとした。(CNET JAPAN)

とのこと。WELQの炎上爆発が、クラウドワーキング界隈の環境を改善してくれそうな流れとなってきました。

Lancersの推奨単価は安すぎる!

ちなみに、Lancersが推奨単価を出しているということですので調べてみました。

  • 未経験歓迎案件:一文字0.5円~
  • 知識・経験が必要:一文字1.2円~
  • 専門性・資格が必要:一文字1.6円~

参考:ライターが集まる依頼文作成まるわかりガイド | クラウドソーシング「ランサーズ」

さて、この単価をどう見ますか?

いくら未経験歓迎とはいえ、最低時給が823円(全国平均)のこのご時世。ここからさらに手数料が引かれることを考えると、文字単価0.5円は安すぎると言わざるを得ません。少なくとも、ここを単価1円レベルにするところがスタートではないでしょうか。

さらに、専門性・資格が必要な内容に1.6円とはどういうことなのでしょう。貴重な知識をそんな安く買い叩くべきではありません。

 

物書きで生計を立てている自分としては、文章には正当な評価をしてほしいというのが正直なところ。ウェブコンテンツの重要度が増している割には、単価がいまだ内職レベルにとどまっていることが不思議でたまりません。