小学生・中学生の自由研究。道具の力を借りて簡単に取り組めるテーマを紹介!
まだ5月だというのに暑いですね。地域によっては35度を超えたとこともあるとか。
暑くなると夏休みを思い出しますが、読書感想文とともに頭を悩ませがちなのが自由研究です。
本記事では、手軽に取り組むことができ、かつ仕上がりも保証できるテーマを紹介します。こう見えて元教員ですので。
自由研究を楽に終わらせたい!
自由研究は基本的に、時間をかけてじっくり取り組んだもののほうが評価されます。
ただし、なんやかんやで忙しいのが夏休み。ゲームとかゲームとかゲームとか。嘘です。塾とかスポーツとかね。
だから、なるべく短時間で終わらせたいですよね。かと言って、あまりいい加減なものを提出するのも、よろしくありません。
自由研究が直接的に成績につながることはありませんが、どうしても印象が悪くなります。先生も人間ですから。
そんなみなさんに、いいお知らせがあります。今の時代、自由研究を手助けしてくれる本や道具はたくさん販売されているのです。
発酵食品の研究
納豆、とうふ、パン、ヨーグルト。
この食品の共通点はなんでしょうか。
これらはすべて、菌が発酵(はっこう)することによってできている発酵食品です。
菌というと汚いイメージがあるかもしれませんが、実はわたしたちが生きていく上で欠かせないものなのです。
菌がどのように働いておいしい食べ物ができているのか、実際に作りながら調べてみましょう。
レモン電池の実験
わたしたちの生活に欠かせない「電気」。
その電気を簡単に作る方法があるとしたら。
ちょっとわくわくしませんか?
実は、食べ物の「レモン」を使って、電気を起こすことができるんです。
ほかの野菜やくだもので電気を起こすことはできるのかも試してみて、電気を起こせるものとそうでないものの違いまで調べてみると、ちょっとレベルの高い研究になるでしょう。
水質調査
人間が生きていく上でなくてはならない水。
みなさんの身の回りにある川や池の水はきれいですか?
見た目だけではなく、実際に水の成分を検査してみましょう。
きれいな水とそうでない水。成分にどんな違いがあるのでしょうか。
もちろん、その成分にどんな意味があるのかもまとめたいですね。
どんな生物が住んでいるかまで調べることができれば最高ですが、川での調査は安全性に十分注意しましょう。できれば大人の人と一緒に。
顕微鏡をのぞいてみる
人間の目に見えるものは、この世界のごく一部です。
いったいどんな生き物がいるのか、あれを拡大してみるとどうなっているのか、気になりますよね。
学校の授業でも顕微鏡を使うことはありますが、時間も場所も決まっていて、自由に使うことができません。
顕微鏡にしては安い商品ですが、本格的な顕微鏡も作っているメーカーですので、安心して使えます。
ミドリムシ、ミジンコなどの微生物や、葉っぱ、花びら、動物の毛。いろいろなものを観察してスケッチするのもいいですし、微生物に絞って研究を深めるのもいいでしょう。
【おわりに】
正直なところ、自由研究ってめんどくさいですよね。
でも自分で調べてまとめる勉強は、教科書に書いてあることを覚えるよりもずっと大切な力が身につくんです。
今はまだ分からないかもしれませんが、大人に近づけば近づくほど、そういう力が必要だと気づくはずです。
もし保護者の方がこの記事をご覧になっていれば、お子様にはぜひいろんなことを体験させてあげてください。もちろん、安全は確保したうえで。