FireTVスティックで民放は不要になるかも。AbemaTVの72時間テレビを見て考えたこと。
11月3,4,5日の3日間にわたって、元SMAPの3人による72時間生放送がAbemaTVにて放映されました。
この番組が打ち立てた数々の記録に関しては、すでに「テレビ以外の」各所で大々的に報じられています。
テレビにできないことに挑戦した72時間テレビ
私自身もかなり長い時間見ていたのですが、思ったのは「今のテレビにできないことやってるな」ということです。
20年ぶりに元メンバーの森くんが出演したシーンでは、がっつり6時間ほどの尺を取って放送しましたが、これがテレビなら都合のいいところだけ切り取っていたことでしょう。
メンバーが街に出るシーンもいくつかありましたが、混雑ぶりも含めてコンテンツ化していたのは、すごいことだと思いました。
今のテレビはトラブルやクレームを過剰に警戒し、いかにも「つくられた」ものだけを放送します。
そこに生々しさが感じられないことも、特に若者を中心としてテレビ離れが進んでいる一因だと思います。
72時間テレビは、そうした視聴者の不満をすくい上げる形となったのではないでしょうか。
あと、SNSとの積極連動が話題になりましたね。
これはネット番組ならではだと思いました。
特定事務所に依存する必要が無いことを示す
そもそも、ジャニーズ事務所という大きい事務所を出たタレントが、これだけのことをできる事自体、今までテレビ局や芸能事務所が脈々と築き上げてきた何かが、すでに崩壊しかかっていることを示唆するものといえるでしょう。
ネット番組の登場というのはそれだけ大きなインパクトを与えつつあります。
この番組にはかなり豪華な芸能人のみなさんが出演していましたが、テレビを牛耳っているような大手事務所の芸能人は一切参加していないことも話題となりました。
ただ、これだけの結果が出てしまっては、逆に「あれ、ジャニーズや吉本のタレントいなくてもいい番組作れるんじゃない?」という認識を広めることになりましたね。
FireTVスティックがあればネット番組も快適
さて、我が家ではこの番組を機に、「FireTVスティック」を導入しました。
AbemaTVはスマホでも見れることから若者に受けているのですが、テレビでも視聴が可能です。
ChromecastやAppleTVなどの機器がある中で、コストパフォーマンス的に圧倒的に優れているのが、「FireTVスティック」です。
手順としては、テレビのHDMI端子に差し込み、ネットに接続するだけ。
(Amazon会員でなければ登録する必要あり)
後は付属のリモコンでアプリをダウンロードし、アプリを起動すればもう視聴することができます。
AmebaTVだけではなく、YoutubeやHuluなど、大体の動画配信サービスは網羅しています。
まだまだこうした視聴スタイルが広まっているとは言い難いのですが、もしこれが一般的になれば、今はまだテレビが中心と言われている中高年層も、一気にネット番組に流れる可能性があるでしょう。
以前ニコ生のプレミアム会員だった頃は、有料にも関わらず途切れまくる回線にいらついたものですが、AbemaTVではそれがありませんでしたね。
ちょっと感動しました。
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時代遅れのテレビ業界
忖度という言葉が話題となりましたが、それを一番やっているのはマスコミであることを、もうみんなが気づいています。
つまらないものにしがみつくのはやめて、視聴者が本当に望んでいるものはなんなのか、もう一度考え直してほしいなと思う次第です。
72時間テレビと「FireTVスティック」の導入は、いろんなことを考えさせてくれました。