【ディアブロモバイル】名作のスマホ化が歓迎されないのはやむを得ない。ただ評価するのはプレイしてから。

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スマホ化が歓迎されないのは、日本だけじゃないみたいですね。

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スマホ版ディアブロに批判殺到

「電ファミニコゲーマー」さんに、こんな記事が載っていました。

不買運動に過去の開発者の苦言…モバイル向け『Diablo』新作の発表へと向けられる不評の嵐。Blizzardは「複数のプロジェクトが進行中」とファンなだめる

名前くらいは聞いたことがある人も多いであろう、「Diablo」(ディアブロ)というゲームがあります。

敵を倒してキャラクターを強化し、さらに敵を倒す。

いわゆる「ハックアンドスラッシュ」(ハクスラ)系ゲームのもととなった作品です。

今回はそのスマホタイトルが出るということで、それがプレイヤーの間でかなりの不評となっているようです。

詳細は記事を読んでいただければと思うのですが、

  • スマホ化
  • PC,ゲーム機向けの新作情報がない

この2点が不満の対象になっている様子。

これは日本でもよく聞く話ですよね。

長く続いてきたゲームの最新作がスマホで発表されるたびに、ネット上は歓迎の声よりも不満の声のほうが大きい印象があります。

スマホが高性能化し、ある程度ゲーム機に近い表現ができるようになったこと。

そして普及台数を考えれば、メーカーがスマホで新作を出そうとするのは、合理的な判断と言えます。

とはいえ今までPCやゲーム機でそれらのタイトルを楽しんできたプレイヤーにすれば、「スマホ版は劣化」と捉えがちです。

信用できないメディア評価。スマホ化による劣化の歴史をプレイヤーは忘れない

今回のディアブロスマホ版について、発表会を取材したメディアの記事では、「これはまさにディアブロだ」的な高評価が多いようです。

まあそもそも、先行プレイが可能な立場にいるメディアなんて、なかなか悪評を書くことはないんですけども。

そんな評価をされておきながら爆死したタイトルなんて、星の数ほどあります。

お世辞ばかりのように見える高評価記事の中で見つけた気になった表現が、「スマホ向けの最適化」です。

改めて言うまでもなく、今までPCなりゲーム機なりでリリースされたタイトルを、そのままスマホに移植することはできません。

スマホ向けの最適化は当然行われることなのですが、システムの単純化、はっきり言えばつまらなくなっていることが多いんですよね。

ゲーム機とスマホで同じ内容のものを発売し、「スマホに合わせたせいで内容が物足りない」と非難を浴びた、「信長の野望・大志」の例も記憶に新しいところです。

(この点について、メーカーはもちろん否定していますが、パワーアップキットの発売をゲーム機とPCに絞ったことから見れば、スマホ版が足かせになっていたことは言うまでもありません。)

また「タッチパネルの操作性が嫌い。やっぱりボタンじゃないと」という層も一定数いますから、その部分はどうしても折り合えないでしょう。

スマホ向けコントローラーはこれまでにもいくつか発売されてきましたが、本格的な普及には至っていません。

スマホ化は悪いことじゃないけれど

メーカー 「あの〇〇の完全新作!」

プレイヤー「うおーーーーーー」

メーカー「スマホで。」

プレイヤー「・・・」

こんな流れはここ数年腐るほど見てきたので、もう最近はすっかり慣れました。

例えばKONAMIみたいに、スマホで稼ぐことでプロスピのゲーム機版を復活させるみたいな例もあるので、スマホ化が一概によくないことと言うつもりはありません。(パワプロ2018発売当初の不具合祭りには目をつぶりつつ)

ゲーム機はなかなかやる時間がないから、スマホ版はありがたいという層だって確かにいますしね。

  • スマホ化に伴って、安易な集金に走ったと思われないこと。
  • PC版やゲーム機版と同じレベルは無理なのだから、スマホ版ならではの楽しみをしっかり提供すること。

この2点を満たせるかどうかで、リリース後の評価が変わってくるのかなと思います。

モバイル版ディアブロが今後どうなっていくかは分かりませんが、まずはリリースを待ちましょう。

本当の評価はそれからでも遅くはありません。