アイドルビジネスの暗部も描く「Idol Manager(アイドルマネージャー)」は序盤難易度高めな経営シミュレーションゲーム。序盤攻略のコツも紹介

2023年9月4日

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2021年7月27日に配信がスタートしたアイドル育成ゲーム「Idol Manager(アイドルマネージャー)」。

キラキラした部分ばかりを描く数多のアイドルゲームとは異なり、シビアな資金繰りやスキャンダルへの対処、体調管理など、「リアルな」アイドル事務所の運営を体感することで話題です。

ざっくりプレイしてみた感想と、序盤を安定させるためのアドバイスをまとめましたので、よろしければご覧ください。

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ただのアイドルゲーだと思うと痛い目に遭う経営シム

ゲームがスタートすると、プレイヤーはタレント事務所のプロデューサー兼経営者に任命されます。オーディションでアイドルを募集し、地道な活動でファンを増やし、CDを発売したりテレビ番組に出演させたりしながらトップアイドルを目指します。

キャラクターが注目されがちな一般的なアイドルゲームとは異なり、わりとガチ寄りの経営シミュレーションゲームと考えたほうがよいでしょう。特定の誰かをかわいがるというよりも、事務所全体としてどう立ち回っていくかが求められます。

特にシビアなのが資金繰りです。チュートリアルに沿って進めていたつもりなのに借金でゲームオーバーになったり、大口のCM契約を取れたと思ってニヤニヤしていたらスキャンダルで契約解除からの賠償金になったり。

もうひとつの難題がアイドルの体調管理。仕事をさせるとスタミナが減るのですが、スタミナが少ない状態で働かせ続けるとメンタルも低下し、まともに活動するのが困難な状況になります。

お金のためにはアイドルを働かせたいけれど、働かせ過ぎればスタミナやメンタルが削られる。かといってアイドルの体調管理に気を使いすぎると、今度はあっという間に資金がショート。シミュレーションゲームはそこそこたくさんやってきている私ですが、序盤はなかなかの難易度という印象です。

扱うのがアイドルであり、他のゲームであれば平気でやる解雇だとか酷使はちょっと胸が痛むというのも、このゲームの攻略を難しくさせている要因の一つでしょう。逆に言えば、「冷徹なプロデューサー」になれるプレイヤーであれば、もう少し余裕をもってクリアできるのかもしれません。

序盤攻略のコツ

チュートリアルの罠

ようやく序盤を安定させるコツを掴んできた私からひとつ有益なテクニックを紹介するのであれば、「チュートリアルをオフにする」ことです。

チュートリアルでは、スタートからファーストシングル発売までの流れを一通り教えてはくれるのですが、先程もお話したとおり、その段階でかなり経営が苦しくなってしまうのです。

原因となるのがCD発売。チュートリアルでは、CDを制作する流れの中にダンサーとミュージシャンを雇う手順があり、部屋の設置代(2部屋×100万)とテナント代、給料の負担が発生してしまいます。これが結構重たい。

チュートリアルどおりプレイして無事行き詰まったら、二回目以降はチュートリアルオフでプレイしましょう。多分そのほうが楽です。以下は失敗例。

おすすめの初期配置

チュートリアルの流れに逆らっておすすめしたい部屋配置は、テナント料がかからない最初の階層に、プロデューサー室、事務室×2、休憩室を設置すること。

最初にプロデューサー室を設置してオーディションをおこないます。ここは一番安い「地区ブロック」で。能力が低い子もいるでしょうが、5人全員と契約します。

そうしたら、プロデューサーの研究の「メディア」から適当なジャンルを開放し、ネット番組をスタートさせます。まずはメンバー全員を出演させましょう。スタミナ消費が分散され回すのが楽になります。5人と契約したのはそれが理由です。序盤でも週5,000円弱の収入になりますし、ファンも増えてくれます。

事務室では、マネージャーの研究の「写真撮影」を開放し、2人ともに契約を探させます。契約は確定で取ってくるわけではないので、1人だと苦しい印象。ファンが1000人に到達したら、研究でレベルを上げましょう。

写真撮影では、基本的には一番報酬が高いアイドルを参加させます。スタミナが削られている場合は、他のアイドルでもOKです。写真撮影の他に「CM」「ドラマ」の仕事もあり報酬はおいしいのですが、スキャンダルを起こしたときの賠償金が痛いのでおすすめしません。

そして忘れてはいけないのが休憩室。スタミナの低いメンバーが順に休憩してくれますので、アクティビティの「リラクゼーション」を使う回数は格段に減ります。

CDを出すタイミング

ダンサーとミュージシャンを初手で雇わないからCD発売が遅れると思いきや、CDはプロデューサーとマネージャーがいれば発売できてしまいます。作曲と振り付けをプロデューサーが担当する感じですね。研究ポイントを購入し、それぞれのジャンルを開放する必要はありますが。

専門職を雇うわけではないので曲の出来栄えは低く売上も控えめではあるものの、これをやっておけばアクティビティのレベルが上がって効率が良くなりますので、できれば早めにこなしておきましょう。ストーリーも進みますし。

序盤から無理に本格的なCDをリリースするよりも、アイドルをオーディションで増やしてネット番組を増やし、写真撮影で手堅く稼ぎつつ収支を安定させたほうがいい気がします。下積みが大事。

CDを5枚出せば、コンサートができるようになります。これが結構な収入になりますので、このあたりまで来ると収支はかなり安定し、ダンサーやボイストレーナーを雇う余裕も出てきます。

より高コストなオーディションでステータスの高いアイドルを獲得しつつ、グループの人気を高めていきましょう。

【終わりに】トップアイドルを目指して

「Idol Manager(アイドルマネージャー)」の紹介でした。事前情報に違わず、スキャンダルやいじめ、プロデューサーとの交際など、アイドル業界の裏側がしっかり描かれていて、アイドルゲームに新たな視点をもたらしたのではないでしょうか。

「アイドルを可愛がる」というより、「アイドルビジネス」に重点が置かれている本作。経営シミュレーションゲームの中でも序盤難易度は高めで、このジャンルでは久しぶりに、試行錯誤の楽しさを味わうことができたような気がします。

ストーリーもわりとしっかりしていて、特に終盤は葛藤を抱く展開の連発。自分の利益を追求するのか、それとも…

かわいいアイドルたちに癒やされつつ、ときにはシビアな判断も下しながら、彼女たちをトップアイドルへと導きましょう。