Steamファミリーが正式リリース。家族間でライブラリが共有可能に
PCゲーム配信サイトのSteamにおいて、ファミリーメンバーと購入したゲームを共有できる機能「Steamファミリー」が正式リリースされました。
家族とゲームを共有
Steamファミリーでは、最大5人のファミリーメンバーを招待できます。Steamファミリーでは、最大6人の近親者からなる家庭を対象として想定しているとのことです。
Steamファミリーに参加すると、他のファミリーメンバーが所有している共有可能なゲームがプレイできるようになります。セーブデータや実績の解除、ワークショップファイルへのアクセスは、プレイヤーごとに管理できます。
同じソフトを同時にプレイするには、人数分のコピー、つまり同時プレイしたい人数分だけゲームを購入する必要がありますが、そうでなければ自由にアクセスできます。
共有可能なゲームのリストは、こちら(Steamに移動します)から確認できます。なお、Steamファミリーになると、共有可能なゲームはすべて共有されます。後述のペアレンタルコントロールにより、子どもメンバーのアクセスを制限することは可能です。
子どもメンバーのプレイをコントロール
Steamファミリーでは、大人メンバーと子どもメンバーを設定し、子どもメンバーのアクセスを管理できる「ペアレンタルコントロール」の設定が可能です。
大人メンバーは、ペアレンタルコントロール機能を通じて以下の設定が可能です。
- 適切と思われるゲームへのアクセス許可
- Steamストア、コミュニティ、フレンドチャットへのアクセス制限
- プレイ時間制限の設定(時間単位/日単位)
- プレイ時間レポートの確認
- 子どもアカウントからのプレイ時間の追加または機能へのアクセス(一時的または永久的)に関するリクエストの承認または拒否
- 子どもメンバーがパスワードを紛失した場合のアカウントの回復
そのほか、子どもメンバーは購入リクエストを送ることができます。子どもにギフトを送ったり、クレジットカードを使わせたりすることなしに、大人メンバーの側で決済を完了できるようになりました。
まとめ
家族間でゲームを共有できるSteamファミリーの紹介でした。ダウンロード配信が主流になりつつある昨今、ソフトを貸し借りして遊ぶことも少なくなりつつありますが、家族間限定とはいえそうした体験が帰ってきたのは面白いなと感じました。
共有の範囲やメンバーの追加・追放など、利用にあたって気になることはSteamで公開されている記事にだいたいまとまっていると思いますので、利用の前にチェックしておくとよいでしょう。