新型コントローラー「EVOTOP」の追加情報を公開。瑞起が開発中のハイスペックコントローラー
株式会社瑞起は、2024年9月26日~29日に開催された東京ゲームショウ2024(TGS 2024)において参考出展した、新型コントローラー「EVOTOP(エヴォトップ)」の追加情報を公開しました。
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」「メガドライブミニ」などのミニハードシリーズの開発で知られる同社の、ハイスペックなコントローラーに注目が集まります。
現時点で、発売日や価格は未定です。公開されているスペックを見る限り、それなりの値段になることは予想されますが、PCゲーマーとしては期待せずにはいられません。
EVOTOP(エヴォトップ)4つのポイント
3つの素材を組み合わせた高級志向、高機能コントローラー
EVOTOPの筐体のメインフレームには、アラミド繊維、グリップにフェイクレザー(合皮)、十字ボタンと背面パドルにメタルを採用しており、高い耐久性能とグリップ力を兼ね備えた高機能コントローラーです。
アラミド繊維は、ボディアーマーや防刃ベストなどに採用されている耐久性の高い繊維の1つです。コントローラーは、落としたり人によっては投げたり、なにかとダメージを受けるものですし、この素材を使用することでどれほど耐久性が増しているのか気になるところです。
新たな無線通信技術による、限りなくゼロに近いレーテンシーを実現
EVOTOPでは、コントローラーでは初の(Ultra Wide Band)という超広帯域無線通信技術を搭載しています。
UWBは、自動車のキーや位置検索ができる紛失防止タグ、衝突防止用車載レーダーなどに使われている、今注目の次世代の通信システムです。
コントローラーに搭載しているUWBモジュールは、ハイバンドの7.25~9.0GHzを採用しており、「高精度の測距・位置測位」、「他通信への低干渉性」を活かすことで、Bluetoothよりも低遅延で有線接続に近い速度でストレスのないゲーム体験ができるとのこと。
有線か無線か問題は、ゲーミングデバイスを購入する際に必ず気になる部分です。昨今は無線環境でもそこまで遅延を感じない状況にはなりつつあるように感じますが、このコントローラーはさらに先の時代に連れて行ってくれるのでしょうか。
高解像度タッチパネルモニター搭載
EVOTOPには、高解像度のタッチパネルモニターを採用しており、PCを使わずコントローラーの設定を感覚的に操作することを実現しています。
EVOTOPを見たときにもっとも目に付く部分であり、従来のコントローラーであればPCが必要になる細かいマスタマイズがここでできるのであれば、かなり魅力的な存在となることでしょう。
ゲーム体験を加速させるturbo‐Zボタン
Turbo‐Zボタンを使うことでゲーム中のボタン連射がスムーズに展開でき、ゲームプレイの幅をより広げることが可能になります。連射ボタン登録も簡単で、プレイ中にストレスなく変更ができる仕様となっています。
連射ボタンの有無は、魅力に感じる人とそうでない人に分かれるところだとは思いますが、作業的なプレイが必要になるシチュエーションもありはするので、あって損はないのでしょう。
外観やボタンにフォーカスした記事も
今回の公式発表に先立ち、4Gamer.netに掲載された記事があります。TGS2024の展示内容をまとめたもので、ボタン配置や構造などもよく分かる内容になっていますので、興味がある人はチェックしておくとよいでしょう。
瑞起がゲーマー向け製品ブランド「EVOTOP」を立ち上げ。その先兵はあまりにド変態なゲームパッドだった[TGS2024](4gamer.net)