【迷惑メール】税務署をかたる迷惑メールに注意。確定申告シーズンを狙ったか
確定申告のシーズンです。事業主、あるいは一定以上の副収入があったみなさんは、準備に追われている頃でしょうか。
そんな時期を狙い、税務署をかたる迷惑メールが届いていますので紹介します。
迷惑メール本文
件名:税務署からのお知らせ【宛名の登録確認及び秘密の質問等の登録に関するお知らせ】
送信元:「e-Tax(国税電子申告?納税システム)」(※※※@△△.cn)
e-Taxをご利用いただきありがとうございます。
国税還付金の電子発行を開始しました。
令和6年度の税制改正等のうち、以下の申告手続について、追加及び修正を行い。
税制改正に伴い、税金の状況をわかりやすくするため。
E-Tax の個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けています
このメール受信後24時間以内に下記の専用リンクからE-taxアカウントをご登録ください。
○ 注意事項
・以下のリンクから案内に従ってE-tax個人アカウントの登録を行ってください。
・案内メールの有効期限は2025年2月15日 21:25となりますので、有効期限内に確認を行ってください。
・e-Taxの利用可能時間は、e-Taxホームページでご確認してください。
⇒ 偽のURL
※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。
なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。
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発行元:国税庁
Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.
解説
まずURLのドメインが「.cn」(中国)ということで、この時点でアウトではありますが、ひとまず先を見ていきましょう。
昨今日本語のクオリティが上がったと言われる海外産の迷惑メールですが、こちらは句読点の使い方が不自然で、よく読めば怪しいことにすぐ気づきます。
また、迷惑メール特有の手法として、時間を区切って焦りをもたらそうとしています。国税庁に限らず、日本の役所がこのような方法で手続を迫ることはありません。
安全な手法でリンクをチェックしたところ、特段の脅威は見当たりませんでしたが、すでに削除済みなのかもしれません。
まとめ
慎重に見ればおかしいと分かる内容でしたが、確定申告のシーズンに税務署からの連絡ということで、信憑性があると判断してしまう人がいないとも限りません。
国税庁などからも注意喚起が行われていますので、怪しいと思ったらまずは調べてみることが大切です。