【2025年夏】筆者期待の未発売PCゲーム7本を紹介。シミュレーション・デッキ構築・パズルジャンルより
2025年6月現在の筆者のSteamのウィッシュリストの中から、特に気になっている作品を紹介する記事です。ジャンルは、シミュレーションゲームやデッキ構築ゲーム、パズルゲームです。日本語対応がある作品のみ選出しています。
なお、リリース時期や早期リリースの有無は、Steam上の表記に基づきます。
シミュレーションゲーム
Fata Deum – The God Sim
リリース時期:2025年9月(早期アクセス)
Fata Deumは、本当の意味の「神ゲー」。神様となって民衆を導くゴッドゲームと呼ばれるジャンルのシミュレーションゲームです。
箱庭ゲームとの境界線はあいまいですが、見えざる力を行使したり、プレイヤー自身が神であると明言されていたりすると、ゴッドゲームと称してよい雰囲気があります。
有名なのは「ポピュラス」で、ニンテンドーDSでも発売されたため、名前くらいは聞いたことがある人も多いかもしれません。スマホでもリリースされた「Godus」も、知名度が高い方でしょうか。
発表から随分長い期間が経ちましたが、先日ようやく、早期アクセスの日程が発表されました。体験版の段階でもなかなか評価が高かったようなので注目しています。
Modulus
リリース日:2025年10月23日
Modulusは、工場自動化×パズルのシミュレーションゲームです。立体を切ったり塗ったりくっつけたりしながら、発注どおりの部品を作り上げ、街を発展させていきます。
このジャンルでは「Shapez」が高い人気を誇っており、続編のShapez2も早期アクセス中ではありますが、Modulusは立体を加工していく点や、街の発展につなげていく要素がある点などで差別化が図られている印象です。
Scriptorium: Master of Manuscripts
リリース日:未定
最新の美しいグラフィックもいいですが、羊皮紙に描いたような中世っぽいグラフィックも、なんだか温かみがあっていいと思いませんか?
「ポーションクラフト」を楽しめた人なら、高確率で興味をそそられるであろう作品が、この「Scriptorium: Master of Manuscripts」です。
プレイヤーは、中世写本工房を開き、パトロンたちからの注文をこなしながら、オリジナルの写本を描きあげていきます。製本し、料金を受け取り、新たな注文やデザイン要素をアンロックしていきます。
最終的には1000種類以上の要素がアンロックされるとのことで、一定の注文はありつつもかなり自由度の高い作品を仕上げられそうな雰囲気です。創作を楽しめるタイプの人向けの作品でしょう。
Sandustry(サンダストリー)
リリース日:未定
シミュレーションゲームの最後に紹介するのは、最近発表されてめちゃくちゃ気になっている「Sandustry(サンダストリー)」です。
工場自動化系のゲームなのですが、すべてのピクセルが破壊可能であることや、それぞれの資源が実際の特性に基づいた挙動を行うことで、今までにないタイプのゲームになりそうな予感がしています。
地中にはさまざまな秘密が眠っており、それらを解き明かして大いなる力と知識を手に入れるのが本作の目的になる模様。ただし、地下に進めば進むほど、挑戦は困難なものとなります。
こうした独創的な要素に加え、高評価シミュレーションゲームを数多く送り出してきた「Hooded Horse」がパブリッシャーに付いたことも、本作の期待を高める要因となっています。
デッキ構築
Backpacker Guild
リリース時期:2025年
現実世界の整理整頓は苦手でも、ゲームのバックパック整理はなぜか楽しい。そんな人も多いのではないでしょうか。限られたスペースにアイテムを詰め込み、最大限の力を発揮できる配置を考える。きれいにはまって狙い通りの効果を発揮してくれると、ひと仕事を終えたかのような爽快感があります。
Backpacker Guildは、邪悪なモンスターを打ち破るため、傭兵を雇い、強力な装備を作って傭兵たちのバックに詰め込んで戦いに送り出す、バックパック構築系のシミュレーションゲームです。
地図探索の要素があり、さまざまなボーナスやアイテムの製作レシピを探す要素や、モンスターから素材を得て強力なアイテムを製作する要素などがあるようです。
バックパック系ゲームと言えば、2025年6月に正式リリースを迎えた「バックパック・パトル」が高い評価を得ています。こちらは非同期オンライン対戦型のゲームですが、Backpacker Guildのほうは対CPUであり、ゲーム進行でさまざまな要素を開放していくタイプのゲームですので、雰囲気としてはかなり違うだろうなという感じです。
パズルゲーム
Voxelgram 2
リリース時期:2025年8月15日
小さなキューブ状に区切られた直方体を、数字をヒントに削り出して本来の形状に仕上げていくパズルゲームです。立体版イラストロジック、あるいはピクロスと表現すると分かりやすいでしょうか。
Voxelgram 2はタイトルに2とあることから分かるように、シリーズ2作目の作品です。前作にあたるVoxelgramは、500件超のレビューを受けて圧倒的好評と評価されています。
Voxelgram 2では、250個の新しいパズルと新しいルールセットを特徴としており、2色を使ったパズルが採用されているとのこと。
私にとってイラストロジック(ピクロス)は、雑誌やゲームソフトなどで解きまくっていた時期があるほど大好きなパズルなので、やはり今でも気になる存在です。
Is This Seat Taken?
リリース時期:2025年8月
「Is This Seat Taken?」は、いわゆるロジックパズル系のゲームです。映画館やバスなどにやってくる人たちを、それぞれの要望を満たせるように座席に配置していきます。
「香水のきつい人の近くには座りたくない」「騒々しい音楽を聞いている人の近くは嫌だ」など、誰しもが日常の中で経験する問題を、上手に配置して解決してあげましょう。
俳優志望のナットの心温まるストーリーを体験しながら進めるとのことで、そちらにも期待したいところです。
終わりに
シミュレーションやデッキ構築、パズルゲームの各ジャンルから、未発売の気になる作品をざっと紹介しました。癖があるラインナップに見えるかもしれませんが、きっと刺さる人もいると信じています。
もちろん、これらのジャンル以外にも遊んでみたい作品はありますし、早期アクセスを抜けて正式リリースになるのを心待ちにしている作品もあります。
今後も不定期に、筆者が興味をそそられたさまざまな作品を紹介していきますので、どうぞご期待ください。