「shapez2」、11月予定の正式リリースに向け準備中。新たなデフォルトモードやmod対応など
図形工場自動化ゲームの「shapez2」は、バージョン1.0、つまり正式リリースに向けた準備状況を公開しました。正式リリースの時期は、現時点では11月の見込みとしています。
現在早期アクセス期間中のshapez2は、10000件を超える評価を受けて「圧倒的に好評」のステータスを獲得しています。対応プラットフォームはSteamです。
正式リリースは11月予定
開発チームによると、「shapez2」は現時点でも非常に強固な状態にあり、最近のアップデートや現状から判断して、早期アクセスというラベルを取り外したいと考えているとのことです。
正式リリースは11月を予定しており、さまざまな計画やアイデアがありますが、現時点ではそれに間に合うかは不明とのことです。
新しいゲームモード
現在の「shapez2」に対して最も多く寄せられている不満が、「工場の永続性」に関するものだとのこと。具体的には、ある形を作るラインが不要になったからといって、せっかく作ったものを壊さなければならないのが残念だという声があるそうです。
このような仕様があるため、工場自動化ゲームというより、パズルゲームのように感じられるとのこと。開発チームでは、それが悪いことだとは考えていないそうですが、工場ゲーム寄りのプレイスタイルを好む人にとっては、物足りなさを感じさせる原因になっていると分析しています。
そこで、新しいゲームモードでは、「永続的な工場」の構築を可能にすることにフォーカスしているとのこと。ゲーム序盤に作った工場が、後半のステージでも引き続き役立つようになるようです。
ただし、詳細を伝えられる段階にはないため、以下の画像や、今後の開発者ブログで公開する内容に注目してくださいとのことでした。
その上で、この新しいモードのほうが、特に新しいプレイヤーには楽しいのではないかと感じているため、これをデフォルトのゲームモードとし、現在のモードは「クラシック」として残すことを検討しているとのことです。
私のshapez2のレビューにも、工場自動化というよりパズルゲームっぽいなと書きましたが、それは決して悪い意味ではなく本作のオリジナリティだと考えてのものでした。とはいえ、より夢中になれるようなモードに変わっていくのであれば、それは素直に歓迎したいと思います。
実績やmod対応
正式リリース時には、かなりの数の実績を実装することも明らかにされました。
また、modサポートの追加にも着手しており、正式リリース初日に、面白いmodがいくつか登場できるように準備を進めているとのことです。mod開発に興味がある人は、discordで告知をするので参加してほしいとのことです。
modの配布にはmod.ioを利用する予定で、これはゲーム内に統合されるため、外部のウェブサイトにアクセスすする必要はありません。steamワークショップを使用しないのは、将来的なクロスプラットフォーム対応の可能性を考慮してのものだそうです。
セーブデータの互換性
正式リリースでは大きな変更が予定されていますが、ある程度互換性を保てるような妥協点を用意するとのこと。具体的には、以下の計画があります。
- 設計図(Blueprints)は今後も互換性あり
- 現在のゲームモードは「クラシック」モードとして引き続きプレイ可能
- クラシックモードの旧セーブデータは、1.0では(おそらく)互換性がなくなる
- ただし、Steam上に「0.1.1-old」ブランチが用意され、そちらでは旧セーブデータを使って引き続きプレイ可能
この旧バージョンのブランチでは、実績の獲得やmodの使用はできないとのことですが、新ゲームモードや新機能の実装に注力するため、互換性維持に多くのリソースを割かないという点で、これは現実的かつ公正な妥協だと考えたとのことです。
なお、正式リリース以降については、セーブデータの互換性を壊すつもりはないと明言されています。