【レビュー】「BALL×PIT」は遊びやすくはまれるブロック崩し&シューティング系ローグライト

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2025年10月にリリースされた「BALL×PIT(ボールピット)」は、大ヒットゲーム「ヴァンパイアサバイバーズ」の要素を持ったヴァンサバライクのローグライトゲームで、高い評価を獲得しています。

数あるヴァンサバライクのゲームの中で、「BALL×PIT」ならではの魅力はどこにあるのでしょうか。実際にプレイして確かめようとしたらどっぷりはまったので、レビュー記事を残すこととしました。

「BALL×PIT」は、PCやNintendo Switch、PS4などさまざまなプラットフォームで遊ぶことができます。Switch2版も後日発売予定です。

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ブロック崩し×ヴァンサバ

「BALL×PIT」は、ブロック崩しゲームをベースにしています。縦スクロールの画面を進みながら、上方から迫ってくる敵をボールで撃退して先に進んでいきます。

ブロック崩しとは言いつつも、跳ね返って戻ってきたボールをプレイヤーが拾う必要はありません。ボールは角度を決めて発射できますし、上下左右の移動も可能なので懐に入り込んで集中攻撃も可能。敵の弾幕攻撃もあり、その点はシューティングゲームの要素も兼ね備えています。

1ステージは15分で、およそ5分毎に登場する中ボスを倒し、最後にボスを倒せばステージクリアです。反対に、敵が最下段まで達するとダメージを受け、体力がなくなるとゲームオーバーです。

敵を倒したときに出現するジェムを拾い、経験値が一定数貯まるとレベルアップ。新しいボールやスキルを獲得したり、それらを強化するかを選ぶことができます。

また、たまに出現する「融合リアクター」を拾うと、複数のボールやスキルをまとめてレベルアップできるほか、ボールがレベル3に達していれば、新しいボールを作り出す「進化」、またはボール同士を合体させる「融合」が可能になります。

進化や融合でボールをまとめることで、単純にボールの攻撃力が上がりますし、1枠空いた分新しいボールを入手できますので、全体としての火力もアップします。

ステージ終了後は、勝っても負けてもプレイ内容に応じてキャラクターごとに経験値が入ります。経験値が貯まるとレベルが上がってステータスも上がり、次回以降のプレイが楽になります。

最初はスタンダードな「戦士」しか使えませんが、移動が速い代わりに狙いが定まらないキャラクターや、ボールが敵をすりぬけるキャラクターなど個性豊かで、キャラクターの特性に合わせてどうボールやスキルをチョイスしていくかが大切になります。

拠点システムがよい味付けに

「BALL×PIT」のもう一つの大きな特徴が拠点システムです。一定のスペース内に、キャラクターを強化したり新キャラクターを解放したりする建物を建てたり、それらを建てるために必要な資源を集めたりできます。

資源の獲得や建築の進行は、ステージ終了ごとに挑戦できる拠点でのボール発射で行われます。一発発射したら、後は見守るだけ。時間内に踏んだり当たったりした資源を獲得したり、建築物は当たった回数によって建築が進んでいきます。

どう配置すれば資源を効率よく回収しつつ建築を早く進められるか、あれこれ考えてみるのもよいでしょう。再配置は自由ですし、撤去しても設置やレベルアップにかかった分の資源はそのまま返ってきます。

これらの建築物は、「設計図」という形でステージ内で入手できます。おそらくランダムドロップで、これも繰り返しプレイするモチベーションになります。

ヴァンサバとの違いと本作ならではの魅力

「ヴァンパイアサバイバーズ」では、弾は勝手に発射され、プレイヤーがやることは武器やスキルのチョイスと上下左右の移動だけ。このシンプルさとインフレ感、ギャンブル的な演出は、超えるのが難しい完成され尽くしたフォーマットで、多くのプレイヤーを虜にしてきました。

それと比べると、「BALL×PIT」はボールを発射する方向を決めることで敵を倒しやすくなる要素があったり、ステージボスとの戦いでは、弾幕シューティングのように攻撃回避行動を取る必要があったりします。見た目はヴァンパイアサバイバーズのようで、プレイしてみるとその違いがはっきり分かります。

それでいて、繰り返しプレイしたくなるゲーム性、道中でボールが強化されて敵をみるみる溶かしていくインフレ感はヴァンサバさながら。多少の技術が必要とは言っても身構える必要はまったくなく、繰り返しプレイすることで、キャラクターや拠点の強化によって確実にクリアしやすくなっていくのも良い点です。

終わりに

「BALL×PIT」は、単に「ヴァンサバがヒットしたから似たようなの作ろう」という感じのヴァンサバライクではなく、ヴァンサバの面白いところをしっかり理解しながら、ブロック崩しやシューティングの要素をほどよく取り込んだ作品です。

ヴァンサバライクの定義はさまざまですが、プレイスキルがそれほど要求されず、キャラクターをしっかり強化していけばちゃんと勝てるようになるというのは、評価されるかどうかの重要なポイントなんだろうなと改めて実感しました。

ここから先、どれくらいやり込める要素があるのかは分かりませんが、まだ当分は遊び続けることだけは確信しています。

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Posted by hiro