ソフトバンクの半額サポートってどうなの?メリット・デメリットを詳細解説!
iPhone8の発売に合わせて登場したソフトバンクの料金プラン、「半額サポート」。
簡単に言えば、一定の条件で機種代金の半額をソフトバンクが負担するというものなのですが、話はそう甘いものではありません。
半額サポートの仕組み
半額サポートには、「for iPhone」と「for Android」がありますが、こちらではiPhoneを基準にお話します。
携帯料金のプランで定番になっているのは2年契約です。
2年、つまり24ヶ月に分けて端末料金を支払い、特定のプランに加入することで割引になるというものです。
一方の半額サポートでは、形の上では48ヶ月分に分割されます。
では4年間払い続けるのかと言われるとそういうことではなく、2年毎に一定の条件のもとで端末を変えることで、本来支払うべき端末代金の半分は支払わなくて良いという仕組みになっています。
半額サポートのメリット
総支払い額が少なくて済む
半額サポートを適用しない場合と比較して、端末料金の総支払額は半分になります。
これに月月割を適用することで、例えばiPhoneX(64GB)にかかる月々の端末負担は1,125円になります。
半額サポートのデメリット
ただし、半額サポート加入にあたってはいくつかの制約もあります。
2年毎の機種変更がほぼ必須
半額サポートは、「25ヶ月以降に乗り換えた場合に機種代金を免除」という制度です。
もし26ヶ月、30ヶ月と使い続けた場合には、その間は機種代金の支払いが発生しますので、25ヶ月目に機種変更をしないと損です。
もっとも、2年毎に最新のiPhoneを買い換えるような方には、特に問題とはならないでしょう。
機種変更後も
半額サポートに加入して機種変更をする場合、「半額サポート for Android」「半額サポート for iPhone」「機種変更先取りプログラム」のいずれかに加入しなくてはいけません。
ちなみに、機種変更先取りプログラムとは、一定の条件を満たすことで、1年で機種変更できる代わりに最大7ヶ月分の残り機種代金が無料になるというものです。
適用条件は半額サポートとほとんど同じです。
つまり、半額サポートを受けるためには、次もソフトバンクと契約することが必須ということ。
他のキャリアに乗り換えようものなら、半額分の支払いが一気に押し寄せるわけです。
これは2年縛りどころか、半永久縛りとも言えますね・・・
ワンキュッパ割との併用は不可
通話定額ライトとデータ定額ミニ(1GB)を契約することで、通話、データ通信量、ウェブ使用量合計で1,480円(おうち割適用の場合。2年目からは2,980円)となるワンキュッパ割。
こちらは半額サポートと併用することができません。
半額サポートを利用する場合、スマ放題(2,700円)とデータ定額ミニ(2GB、3,500円)、ウェブ使用量(300円)が最低ラインとなります。
多彩な選択肢があるように見えて、併用できない組み合わせも多く、思っていたほど安くはならないのが現実です。
旧端末は回収
機種変更した後、使用済みの端末は回収されます。
さらに、以下の条件に該当する場合、別途料金の支払いが必要になります。
- 電源が入らない(スリープボタンが正常に機能しない)
- 各種ロック解除/初期化が実施されていない
- 製造番号が確認できない
- 改造などメーカー保証外になる場合
これらに該当する場合は、20,000円の支払いが必要になります。
ただし、あんしん保証パック with AppleCare Services、あんしん保証パック、あんしん保証パックプラスに加入している場合は、2,000円になります。
半額サポートを利用すべき人は?
以上を踏まえると、半額サポートを利用すべきなのはこのような方々です。
- ソフトバンクから変更する予定はない
- 2年ごとに機種変更する
- 古い端末はいらない
半額サポートを利用すべきでない人は?
逆に、半額サポートを利用すべきでないのはこのような方々です。
- 2年ごとに携帯電話会社を見直したい
- 同じ端末を2年より長く使い続けたい
- 古い端末も残しておきたい、あるいは自分で売却して現金化したい
もしかしたら2年後、他社でもっと良いプランができているかもしれません。
そのときに、「乗り換えたいけど、乗り換えると半額分の支払いがやってくる」という状態は、選択の幅を狭めてしまうことになります。
まとめ
自分がもうすぐ乗り換えの時期なので気になって調べたのですが、思った以上に制約が多いことが分かりました。
他社への乗り換えも含め、光回線と合わせて検討していこうと思います。
格安SIMもありかな。