事前登録が1年を超えた「ウマ娘 プリティーダービー」。コンテンツプロデューサー退任で先行きはより不透明に
2019年5月8日、Cygamesは「ウマ娘 プリティーダービー」のコンテンツプロデューサーである石原章弘氏が退社、そしてコンテンツプロデューサーを辞任すると発表しました。
事前登録1周年という異例の状態に陥っているアプリの配信に、さらなる暗雲が立ち込めています。
ウマ娘の継続を発表するもアプリには触れず
退社に合わせて石原氏からのコメントも発表されています。
ウマ娘というコンテンツに関わってきたことの思い出を語りつつ、ウマ娘というコンテンツが今後も続くことを伝えています。
とはいえこれは、アプリ版について直接言及したものではありません。ウマ娘というプロジェクトは、アプリをはじめとしてアニメ、漫画、ラジオなどクロスメディア戦略で進められてきたものです。
それらが継続されると明言しただけであって、石原氏のコメントではアプリについて一切言及していません。
アプリが配信できない理由は不明
最近は事前登録の手法を取るアプリは少なくないのですが、事前登録の開始からそれほど時間をおかずに配信がスタートすることがほとんどです。
開発にもある程度のめどがついた段階で事前登録を始めているはずですから、1年以上もこの状態が続いてしまうのは異例中の異例です。
- リアルに開発が遅れている
- 会社の事情でストップしている
- 権利関係
などさまざまな憶測が飛び交いますが、サイゲームス側からはいつもの、「クオリティ向上のため」という具体性のないコメントが発表されているのみです。
公式サイトに公開されている画像やゲーム情報は、ほかのアプリの事前登録時と比較しても十分な量の情報を提供しているように見えますし、アプリ開発自体に問題があるようには思えません。
会社の事情説では、親会社であるサイバーエージェントの決算説明会の資料から判断するに、ゲーム事業がそこまで苦しいようにも思えません。
もしかしてアプリストアの審査で問題があったのかなとも思いましたが、それは完全に私の憶測です。アプリストアはときに、よく分からない基準でストップをかけることがありますので。
【終わりに】具体的な情報提供を求めたい
石原氏自体は「ウマ娘の良い未来が見えたからこそ、このタイミングでコンテンツプロデューサーを退かせて頂くことにいたしました。」と満足げに語っていますが、その思いはファンと一切共有できていないのが現実です。
そこまで言うのであればせめて、ファンを安心させる具体的な情報提供があってしかるべきでしょう。それがない以上、悲観的な声が広がるのも当然のことと言えます。
ウマ娘のアプリの行く先に関しては、今後も注意深く見守っていきたいところです。