コロプラはぷにコンにこだわりすぎでは?白猫テニスをプレイして感じたこと
先日、白猫プロジェクトのスピンオフ作品とも言える「白猫テニス」がリリースされました。例のごとくコロプラ独自の移動システムである「ぷにコン」が搭載されていたのですが・・・
なんでもぷにコンを搭載すればいいわけではない
コロプラとぷにコン
ぷにコンのウリといえば、「片手であらゆる操作ができる」ことでしょう。またバーチャルパッドと違い画面のどこをタッチしてもぷにコンが現れ操作できるため、指が画面に被ってしまう心配は少なくなっています。
白猫プロジェクトの大ヒットもあり、ぷにコンは画期的なシステムとして評価されました。ただし私が思うに、あれは白猫プロジェクト自体に魅力があり、ぷにコンがそれにマッチした操作方法だから評価されただけなのではないでしょうか。
現に、白猫プロジェクトが3日持たなかった私には、ぷにコンの良さはよく分かりませんでした。
白猫プロジェクトのヒット以降、コロプラから出されるゲームの多くにぷにコンが搭載されてきました。
- カジノプロジェクト
- ぷにコンサッカー
- ドラゴンプロジェクト
などなど。そして今回の白猫テニスにも、当たり前のようにぷにコンが導入されています。
白猫テニス自体はよくがんばっているが
白猫テニスをプレイしてみて疑問に思ったのは、「これぷにコンじゃなくちゃダメなの?」ということ。
RPGと違ってテニスは移動範囲が決まっているのですから、横画面にして下部にバーチャルパッドを置けば十分なのではと思ってしまいます。
そもそもスマホが大画面化する中で、片手操作の利便性を全面に押し出す戦略自体がどうなのかとも考えます。もちろんぷにコンの操作性が好きだという人もいるのでしょうが、私も含めて違和感を感じている人は多いようですね。
スマホのテニスゲームとしては高く評価したい
それでも、スマホのテニスゲームとしてはよく頑張ってると思います。テニスはこれまでスマホゲームがあまり踏み込んでこなかったジャンルですから、それにチャレンジして形にしている事自体は評価されてしかるべきなのではないでしょうか。
キャラクターのかわいさもなかなかのものです。
とはいえ、あくまで「スマホとしては」ですので、やっぱりスポーツゲームはコントローラー使ってやりたいなという気持ちが強くなります。
スマホでスポーツゲームが少ない理由が改めて理解できました。画面サイズよりも操作性なんですね。
また、例のごとくガチャで強キャラ、強装備をゲットすることでゲームが楽になる仕組みです。特に、スタミナがモノを言う序盤においてその差は歴然としています。
「テクニックより結局課金量」というガチャ課金モデルの限界を、いつものように感じてしまうわけなのです。ぷにコンサッカーでも思いましたが、テクニックを競うゲームにおいて、ガチャのシステムは似合いません。
脱ぷにコンも考えてほしい
ぷにコンの話に戻りましょう。コロプラがぷにコンを画期的なシステムと考え、それを全面に押し出しているのは間違いありません。
ただ、ぷにコンは白猫プロジェクトだからこそ受け入れられたのであり、なんでもかんでも取り入れればいいってもんでもないのですよね。
これだけぷにコンのゲームを作ってきたコロプラだからこそ、そろそろ何がぷにコンに合ってなにが合わないのか分かってきたのではないでしょうか。
ぷにコンから脱却したコロプラのゲームを期待したいところです。