「コードオブジョーカー」もスマホに!カードゲーム戦争勃発はスマホゲームの行く末を示す?

2019年8月4日

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つい先日、セガから「コード・オブ・ジョーカー ポケット」がリリースされました。いわゆるトレーディングカードゲーム(TCG)タイプのスマホゲームなのですが、ここ最近こういうのが増えていると思いませんか?

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カードゲーム戦争が勃発中?

これまでもスマホでTCGタイプのゲームがなかったわけではありませんが、ある程度流行した最初のものと言えるのが「ハースストーン」でしょう。2015年に日本語化され、各媒体でも積極的に取り上げられました。

その流れに続いたのがサイゲームスの「シャドウバース」です。当初はハースストーンとの類似性が議論になったりもしましたが、積極的なCM構成とイラストの可愛さ(日本のソシャゲ特有のあれ)で、国内ではシャドウバース、海外はハースストーンみたいな色分けができてきています。

そして2016年11月に登場したのが、「遊戯王デュエルリンクス」。アニメ、漫画等とのメディアミックスによって高い人気を得た遊戯王シリーズが、スマホにもやってきました。
先行の2つに比べるとかなりの後発になりますが、そこは知名度の強み。発売からまもなく20年ということで、初期に楽しんだ小学生も立派な大人です。懐かしさを誘うというのは最近のソシャゲでよくある流れですね。

ここで冒頭の「コード・オブ・ジョーカー ポケット」につながります。こちらは2013年にゲームセンターからスタートするという異色のパターンとなりました。ゲームセンターとスマホでデータ連動もなされているようで、後発組ながら数年の運営実績のある、洗練されたシステムで殴り込みます。

本当のカードゲームが復活

かつて携帯、スマホのカードゲームと言えば、ガチャで引いた5枚位のカードでデッキを組み、そのステータス・スキルで敵のHPを削るだけのものでした。課金額が圧倒的正義の時代でしたね。コンプガチャなんかが問題となりました。

それを打ち破るように出てきたのがパズドラです。5枚のカードでデッキを組むという点では類似性があるものの、そこにパズルを組み合わせることで必ずしも課金額が絶対的なものではないゲームが登場しました。パズドラの大ヒットを受けて、モンスト、白猫などが登場し、現在においてもこの流れが続いています。

とはいえ、「デッキ+ちょっとしたゲーム」というパズドラタイプのゲームもややまんねりが見えてきました。売上ランキングも固定化され、スマホユーザーが新しいものを求める時代に。そこで登場したのがARを活用した「ポケモンGO」であり、「本当のカードゲーム」とも言えるハースストーンです。

スマホは家庭用ゲームを駆逐しないしできない

これからはスマホゲームの時代だと、おごりにも見える論調がまかり通ってきたここ最近のゲーム界隈ですが、PS4が年末年始商戦でかなりの販売数を記録するなど、家庭用ゲーム復活の兆しも見えてきています。2017年3月には任天堂のSwitchが発売されますね。

PS4の年末・年始商戦期における実売台数は世界で620万台以上。累計実売台数は5340万台を超える(4gamers)

ここ数年のスマホゲームブームにより、あらゆるジャンルのゲームがリリースされてきました。そして、「スマホゲームに期待できるのはこれくらい」というラインも見えてきたような気がします。

そのひとつが、各社工夫はするものの解決に至らない「コントローラー問題」でしょう。外付け以外に解決法があるとは思えないので、家庭用ゲームを食い尽くすには至らないというのが私の考えです。

家庭用ゲームとスマホゲームは、しっかり住み分けをしつつ共存する流れになっていくのではないでしょうか。そういう流れの中で、現在スマホアプリ市場で勃発している「カードゲーム戦争」は、スマホでできることを追求した結果の一つの流れとして、注目して見守りたいと思います。