ブルーライトの視力低下を否定する記事にネットざわつく。ただし害がないわけではないので注意。
宣伝にだまされないこと、見出しだけではなく記事を読むことが大切です。
ブルーライトカット商品も否定
ブルーライトと言えばもはや悪者のイメージが定着しています。
一般的にブルーライトと表現する場合、PCやスマートフォンから発せされる青い光を指します。
ブルーライトをカットするというメガネは某社の人気商品になっていますし、スマホのフィルムなんかでもブルーライトカットは人気ですね。
そんな中、2018年10月1日に掲載された記事はネットをざわつかせました。
米国眼科学会「ブルーライトで視力は低下しない。PC用メガネも推奨しない」(ライフハッカー)
近年発表されたブルーライトにまつわる研究について反論する形で、米国眼科学会が発表を行いました。
- ブルーライトが視力を低下させることはない
- ブルーライトカット商品は長期的な副作用が不明のため推奨しない
だそうです。
ブルーライトに関する研究では、通常では起こりえない条件下で「ブルーライトには害がある!」と結論づけているものがあります。
米国眼科学会が大丈夫だと言うのなら、視力低下に関しては気にする必要はないということでしょう。
ここで改めて、某メガネ会社のブルーライトカットメガネの説明を見てみると、「ブルーライトが視力を低下させます」とは明言していないんですよね。
- ブルーライトは網膜まで届きます!
- ブルーライトを浴びる量は増えています!
- 子どもの目はブルーライトが届きやすい!
などとは書いてありますが、だから目がどうなるとかは一言も書いてありませんでした。
ブルーライトに害がないわけではない
その一方で、ブルーライトになんの害もないかというと、そういうわけではありません。
米国眼科学会は、ブルーライトが睡眠の質を低下させることは認めています。
寝る前などはスマホをいじる人も多いと思いますが、ほどほどにしておきましょう。
ただでさえ日本人は、睡眠時間が少ないと言われているんですから。
タイトルだけを見て、「ブルーライトってなんの影響もないのか!」などと反応しているネットの声もありましたが、ちゃんと記事まで読んで判断したいですね。