ブログ記事に過剰な共感は不要!リード文は伝えたいことを簡潔に書こう
しつこい人は嫌われると言いますが、なぜかブログ界隈ではそれを平然とやってのける人が少なくありません。
今回はしつこすぎる共感多すぎ問題と、私が意識しているリード文の書き方を紹介したいと思います。
こんなリード文はいやだ!
例えばスチームクリーナーをおすすめするアフィリエイト記事があったとします。その場合こんな雰囲気の書き出しを使うライターが結構いる印象があります。
そろそろ年末ですよね・・・
楽しい行事もたくさんあるのですが、憂鬱になるのが大掃除です。
特に大変なのがキッチン周り。油汚れってちょっと拭いたくらいじゃ落ちないですよね。
洗剤を使えば落ちるかもしれませんが、子どもやペットがいたりしてあまり洗剤を使いたくないというご家庭もあるんじゃないでしょうか?
そんなときにおすすめしたいのがスチームクリーナー。
「CMで見たことあるけど、あんなにきれいに落ちるもんなの?」
そんな疑問をもつみなさんのために、私が本気でおすすめできるスチームクリーナーを紹介したいと思います!
なんかどっかで見たことあるなあという印象を受けませんか?
なんでこんなリード文が量産されてしまうかといえば、ノウハウサイトに書いてある内容を過剰に解釈してしまう人が少なからずいるからです。
共感してもらえば商品が売れるらしい。ホントかよ!
とあるサイトのアフィリエイト入門記事を読むと、こんなことが書いてあります。
「売れるかどうかはリード文で9割決まります!読んだ人が共感してくれる文章を書きましょう!」
これを忠実に守っている人が多いので、商品紹介記事って似たり寄ったりになるんですよね。
相手の感情を動かすのは大切なことですが、それが先ほどの例、あるいはそれ以上にしつこかったりすると、
「お前はテレビショッピングかよ」
と突っ込みたくなるのです。
ネットにはネットの特性があるので、テレビショッピングの手法がそのまま通用するとは限りません。
テレビショッピングとアフィリエイトは違う
テレビショッピングはダラダラ見る
例えばテレビショッピングの場合、特定の商品だけを目的に見ている人って少ないですよね。
視聴者はどんなものが出てくるか分からない状態なので、共感を呼ぶセリフを並び立てて興味を引く必要があります。
その後はちょっと過剰にも見える実演コーナーに入り、最後に価格をドン!がテンプレートです。
ブログ記事読者には明確な目的がある
でもネット記事を読みに来る人は、ほとんどはその商品がどんなものか知りたくてやってきてくれる人ばかりです。
その商品の性能が知りたい、類似商品との比較が知りたいと思っている人に、しつこい共感は必要でしょうか?
答えは明らかで、それは必要ないですよね。その人はすでに、その商品を買うかどうか検討している段階なんですから。
共感文が長くてもそれなりに効果を発揮するのは、「この人の書いた記事なら何でも読む」というファンをたくさん抱えている人です。
検索流入が主な個人ブロガーでは、違う手法をとったほうがいいと考えます。
【余談】ネットショッピングサイトも気になる
あと今回の記事とは多少方向性が異なるのですが、楽天とかのネットショッピングサイトでも、やたらと長い商品紹介ページありますよね。
結局同じことがだらだら書いてあるだけだったりして、もう少しなんとかならないのかといつも思います。マイナーなサプリとかダイエットグッズとかのサイトにもありがちですよね。
大手ほど内容がシンプルだったりしますが、つまりはそれが正解なのでしょう。
内容に合わせたリード文のほうが有効
散々批評しておいて自分の考えも示さないのは卑怯なので、一応私が理想とするリード文を紹介しておきます。
私が意識していることは、大げさに共感を狙わず、読んだら何が分かるかを書いておくことです。
共感はせいぜい1,2文にとどめ、あとは記事の概要にしたほうが、読者は入っていきやすいと思うんですよね。
冒頭のリード文なら例えば、
- 特定の商品をおすすめするのか、複数おすすめするのか。
- 複数おすすめするなら、◯選などと書いたほうが読者は見通しがつきやすい。
- 価格帯も考慮するのか、性能に絞って紹介するのか。
など、内容に合わせてもっと具体的に書くといいでしょう。
文章の内容によっても異なりますが、リード文で全体的な流れを示しておくのは大切なことだと思います。
それをやらなくていいのは、小説とか詩とかぐらいじゃないですかね。
【終わりに】シンプル・イズ・ベスト
過剰な共感は意味がないどころか逆効果じゃないかという、常々思っていることを初めて文章にしました。
このブログは方向性が違うのであれですけども、執筆を担当しているいくつかのサイトではそれを実践させてもらっています。
貴重な時間をいただいているんですし、さっさと読者の知りたい情報にたどりついたほうがいいでしょう。
スマホで読む人が多い今の時代なら、なおさらシンプルな方が好まれると私は思うのですがね。