私が批判的なゲームレビュー記事をほとんど書かない理由。ネガティブ記事の難しさと責任

2019年8月1日

このブログはご存知の通り、ゲームの話題を中心にしたブログです。

ゲームの事前情報やプレイレビュー、簡易攻略などを書いているのですが、自分のプレイした作品のすべてを扱っているわけではありません。

基本的には自分が面白いと思った作品を紹介しているのですが、なぜそのような方針を取っているのかお話します。

ネガティブ記事は受けがいいけど

バツ×を出している人

日本の場合、大手のゲームメディアはほとんど、作品に対する疑問や悪い評価を掲載することはありません。

海外発のメディアである「IGN」などは、「Anthem」のPR生放送をやった後にレビューで酷評するようなロックなことをやってくれますが、ファミ通や4gamerではまずないですよね。

日本のゲームメディアでは、明確な不具合や運営の失態ですらスルーすることが多く、ゲームの情報を多く集めている人ほど不満をもっている現状があります。

そんなときに受け皿になっているのが、まとめサイトであり個人ブログです。こういったサイトでは、ゲームを面白いと絶賛する記事よりも、欠点を指摘する記事のほうが受けが良いようです。

PVを意識するあまり、適切な指摘の範囲を超えて暴言になっているものも少なくないですけどね。

IGNのすごさが分かるAnthemレビューがこれ

この生放送からの…

この記事。本気で尊敬する。

ネガティブ記事の与える影響が怖い

自分が書いた記事を振り返ってみると、ソシャゲのガチャシステムであったり、操作性であったりを指摘する記事は書いていますが、ゲーム内容自体を一方的に批判した記事はほとんどないと思います。

私はゲーム機、スマホ、PC合わせてたくさんのゲームをプレイしますが、正直言って面白さを理解できないゲームはたくさんあります。

大作であればあるほど、それをディスる記事を書けばたぶんPVはぐんと伸びるのでしょう。ただ私がそれをやらないのは、ネガティブな情報を目にした時に与える影響をよく理解しているからです。

ゲームに限らず、購入しようとしていた商品のネガティブな情報に接した時に、購入する気がなくなってしまう経験をしたことはありませんか?

もちろんそこにバグなど誰が見ても明白な欠陥があれば、それを指摘することは有意義な情報になります。また課金要素や操作性などは、ある程度客観的に評価ができる部分です。

ただし「ストーリーがつまらない」とか、「ゲームシステムがいまいち」などは客観的な評価が難しい部分であり、主観の割合が大きくなってしまいます。

「個人ブログなんてしょせん個人の感想なんだし、気にせず書けばいい」という人もいらっしゃるのでしょうが、私は妙な責任感を感じてしまうのです。

過去のゲーム体験は評価にも影響する

RPGゲームの画面

そもそもゲームに対する評価には、自分のこれまでのゲーム体験が強く影響を与えることになります。

例えば「ドラゴンクエスト10」は、ドラクエシリーズでは唯一のMMORPG作品です。

この作品を評価する時に、「ドラクエのナンバリング作品はすべてプレイしてきた」人と、「ドラクエはあまり知らないけどMMORPGは好き」では、評価するにあたってのバックボーンがまったく異なるわけです。

もうひとつ例を挙げましょう。2018年流行したゲームのジャンルと言えば、間違いなくバトルロイヤル系のゲームです。

ただFPSやTPSにそれほど親しみをもっておらず、得意でもない私がプレイしてレビューをしたところで、ろくなことは書かないでしょう。

ある人たちにとっては面白いと感じられるかもしれない作品なのに、私がネガティブな評価を下すことでそれをプレイする機会を奪ってしまっては申し訳ない。そう考えてしまうんですよね。

そうかと言って、面白さを感じられない作品を無理やり褒めることもできないので、少なくとも私がこのブログで褒めた作品は、ほんとうに面白かったものだけです。

ネガティブ記事=悪ではない。責任をもてるのなら

もちろん私がそういう方針だからといって、あるゲームを酷評する記事の存在意義を否定するわけではありません。

あらゆるジャンルのゲームに接してきているであろうゲームメディアのライターが評価をすることは、ある程度の客観性があると想像されますので、これはどんどんやってほしいですね。

個人の場合は多くのゲームに接するのは難しいでしょうが、例えばシミュレーションゲームに精通している人がそれについて書くのは、意義のあることだと思います。

ネガティブな意見だけをつぎはぎするまとめサイトは論外ですし、個人ブログでも特定のジャンル、特定の属性の人に明らかな敵意を向けているものには嫌悪感があります。

否定記事にはそれなりの責任を伴うと思っていて、私がそれを書くのはよほどの思いがあるときだけです。

例えば以下の記事。これは通常版からのPK版で何度となく同じ流れを繰り返したことに対する思い、そして多くのプレイヤーが同じような感想をもっているということで、書かせていただきました。

【終わりに】みんなの好きを集めたい

私が批判的なゲームレビューをほとんど書かない理由を紹介してきました。

最近はスマホなどで基本無料のゲームをプレイするのが普通になってきているので、「ゲームを買う」という行為に対して慎重になっている人が多いと思います。

それを考えると、「外れ」に当たらないための指標となるものが必要かなとは思うのですが、あら探しを始めてしまうとゲームに対するネガティブな感情ばかりが蓄積するような気がして怖いんですよね。

だったら私も含めてみんなの「好き」を集めて、そこから自分に合うゲームなのかを判断していくのが、ベターな方法なのかなと思ったりもするのでした。

そういう意味では、手軽なSNSもいいのですが、熱い想いが伝わりやすい個人ブログというメディアも、まだまだ役割がある気がします。

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