6月3日発表されるのは「ドラクエGO(仮称)」か。もしそうなら期待したいこと
2019年6月3日12時から、ドラゴンクエストの新作スマホゲームの発表会が行われます。「ああ、いつものやつね」と思われるかもしれませんが、実はドラクエのスマホタイトルで発表会が開催されるのは、今回が初めてのことなのだそうです。
司会に徳光和夫さん、アシスタントに平井理央さん、ゲストに小沢一敬さん、そして堀井雄二さんと豪華な出演者が発表されており、かなり注目すべき作品が発表されるのではないかとの期待が高まっています。
ドラクエの位置ゲーが発表される?
ネット上で有力視されており、私もその可能性は十分にあるかなと思っているのが、「ドラクエGO」です。もちろんこれは正式タイトルではなく、位置情報を利用したお散歩ゲームではないかという話です。
私がそう考える根拠は以下の通りです。
- 公式で「新しい体験」とうたっている
- ドラクエはよく、インスパイアされたタイトルを出す
新しい体験だしガチャはないと思う
一つ目は希望的な観測も含みますが、「新しい体験」と言っておいて、今さらガチャありのソシャゲは出してこないんじゃないかなと思います。日本ではまだまだガチャゲーが強いのですが、世界の流れは明らかに、ガチャなしの方向へと進んでいます。
日本でも「ポケモンGO」、「荒野行動」などガチャなしゲームがヒットしているだけに、このあたりでドラクエがガチャなし路線にかじを切っても、なんら不思議ではありません。
ドラクエはインスパイアが得意
二つ目は、ドラクエは他のヒットしたゲームにドラクエらしさを追加してヒットさせることを得意としています。
具体的な例でいうと、
マインクラフト(2009)→ドラクエビルダーズ(2016)
などを挙げることができます。ヒット作が出ると類似ゲームが出るのはいつものことであり、オリジナル版とほとんど同じゲーム性で賛否を巻き起こすこともよくあります。
しかしドラクエの場合は、大幅にオリジナリティを加えることで、評判の高い作品に仕上げてきます。なによりドラクエ自体が確固たる世界観を形成していますので、それは大きな武器ですよね。
位置ゲームでは、「妖怪ウォッチワールド」はもはや話題にならず、「テクテクテクテク」もサービス終了となかなかうまくいっていませんが、ドラクエならやってくれるはずです。
ちなみにインスパイアで言えば、バトロワ系もありえます。ただキャラクターを強化して戦うドラクエの世界観とはなじまないかなと思うので、可能性は低いと考えています。
ドラクエGOが出るなら期待したいこと
さてここからは、ドラクエGO(仮称)が出るならこんな要素が欲しいと思うことを挙げていきます。
地域格差をなくして
ポケモンGOをはじめとする位置ゲームでは、現実のスポットをゲームに利用する都合上、どうしても都市部のプレイヤーが有利になります。
レイドバトルにおいても、地方では人を集めること自体が困難なことも多く、楽しみ方に差が出ていることは言うまでもありません。
このあたりを解消してくれたらうれしいですね。
もちろんRPG重視
ポケモンGOの場合は、ポケモンの収集がメインになっていますが、ドラクエGOはぜひ、バトル要素を重視してほしいと思います。
ナンバリング作品のようにプレイヤー自身が強くなるのでもいいでしょうし、ドラクエモンスターズのようにモンスターを強化したり配合したりするのもいいでしょう。
転職や呪文などの要素を入れてRPG感を強くできれば、少なくとも日本では、Nianticの「ハリーポッター:魔法同盟」よりはヒットするのではないでしょうか。
歩く体験を大切に
RPG要素を強くしても、歩くことによるインセンティブは大きくしてほしいと思います。
前述した妖怪ウォッチワールドやテクテクテクテクは、歩くこと自体に大したメリットがなかったんですよね。他に効率の良いプレイ方法が用意されていました。
しかしポケモンGOは、歩くことによって多くのポケモンと出会えますし、タマゴから貴重なポケモンが生まれる可能性もあります。こうした要素が、健康に敏感な中高年を引き付けているところはあるでしょう。
ドラクエに強い思い入れがある30代以上の日本人は多いですし、うまくやれば大きなムーブメントを発生させることは可能だと思います。
【終わりに】とりあえず期待
ポケモンGOがリリースされたころから、これのドラクエバージョンがあったら面白いだろうなというのは、ずっと思ってきました。
6月3日にドラクエGO(仮称)が発表されるのか、それともまったく別のゲームなのか。
かなり大々的に期待をあおっていますので、ひとまずそれに乗っかっていきたいと思います。