コトダマンがXLAGにまさかの移籍!セガゲームスアプリの現状を探る
セガゲームスの運営するスマートフォン向けアプリ「コトダマン」が、2019年10月末をもって移籍することになりました。移籍先はXFLAGです。
「コトダマンってそこそこ頑張ってるイメージあったけど、セガゲームスってそんなに厳しいの?」と疑問に思ってしまいましたので、アプリの売り上げランキングからセガゲームスの現状を見てみます。
なお記事中のデータはAPPLION様のものを利用しています。ランキングデータの提供元により、数値に差異がある点はご了承ください。(正確なデータはAppleやGoogleにしか分かりません。)
モンストのXFLAGへ驚きの移籍を果たす
引用:コトダマン公式サイト
アプリの運営が移管されることは、珍しいことではあるもののないことではありません。
実際に、同じセガゲームスが運営する「リボルバーズエイト」は、2019年8月19日をもってマイネットゲームスに運営が移管されます。
とはいえマイネットゲームスは、スマホゲームアプリの買収・再生を専門に行う会社であり、セガとも資本関係にあります。
今回は移籍先が、モンスターストライク(モンスト)という大ヒット作を抱えるXFLAGだったこともあり、これは異例の移籍劇といえます。
近年ヒット作がないXLAG移籍には不安の声も
引用:XFLAG公式サイト
移籍に関する詳細は、2019年8月の公式生放送で語られました。要点をまとめると、
- 移籍はコトダマンをもっと大きなタイトルにするためのもの
- プロデューサーを含め、現在の開発メンバーはそのまま運営に関わる
- XFLAGからモンスト運営の経験があるスタッフが多数加入する
といったところです。
モンストと言えば、スマホゲームにおけるマルチプレイを広げた立役者とも言うべき存在です。コトダマンもまた、マルチプレイを重視しているゲームですから、親和性は高いように思えます。
不安要素があるとすれば、移籍先がXFLAGであるということです。モンストというビッグタイトルを抱えているとはいえ、近年リリースしたアプリはぱっとしません。
XFLAGに対する不信感もあるようで、確かに私もモンストやってた頃はいろいろ不満があったなあと思いつつ、最近の状況はよく分からないのでその辺のコメントは控えたいと思います。
SNS上でも不安の声のほうが多い現状ではありますが、既成のアプリのリニューアルであれば、うまくやってくれる可能性もありますし、ひとまず2019年内くらいは評価を待ちたいところではあります。
セガゲームス産アプリのランキングをチェック
ということで、相次ぎ2つのアプリの移管を発表したセガゲームス。それ以外にも、「Readyyy!」「ワンダーグラビティ(2019年8月)」がサービスを終了するなど、この半年ほどで慌ただしい動きを見せています。
セガゲームスはもともと、サービス終了の決断が早い会社ではありますが、それにしてもここ最近の動きは気になります。
今残っているアプリは大丈夫なのかということで、セガゲームスからリリースされているゲームアプリの売り上げランキングをチェックしました。
順位はiPhone、7月10日~8月10日の平均値です。
作品名 | 平均順位 | 配信時期 |
イドラ ファンタシースターサーガ | 106位 | 2018年11月 |
D×2 真・女神転生 リベレーション | 108位 | 2018年1月 |
龍が如く ONLINE | 111位 | 2018年11月 |
プロサッカークラブをつくろう!RTW | 114位 | 2018年4月 |
ぷよぷよ!!クエスト | 122位 | 2013年4月 |
コトダマン | 124位 | 2018年3月 |
オルタンシア・サーガ | 128位 | 2015年4月 |
NET麻雀 MJモバイル | 139位 | 2013年7月 |
チェインクロニクル3 | 143位 | 2013年8月 |
ファンタシースターオンライン2 es | 144位 | 2014年5月 |
StarHorsePocket | 149位 | 2017年1月 |
アンジュ・ヴィエルジュ | 197位 | 2013年12月 |
サカつくシュート!2019 | 200位以下 | 2013年12月 |
こうしてみると、大ヒット作こそないものの、多くのアプリを手堅く運営していることが分かります。この世界、あっという間にランキング圏外に飛ばされてしまうものも少なくはないですからね。
リリースからかなり時間が経っているものも多く、熱いファンに支えられているセガという会社の特徴が見えてくる気がします。
とはいえ「Readyyy!」のように、数か月で終わってしまうこともありますが…
こうしてリリース時期と売り上げ状況、他アプリとの比較をしてみると、最近「龍が如く ONLINE」でてこ入れが発表されたり、「コトダマン」が移籍したりする理由も、分かる気がします。
というか「龍が如く ONLINE」に関しては、ゲーム機版にもつながっていく新主人公の物語を、ソシャゲでスタートしてしまったことが失敗だったような気がしてなりません。
重大発表は「龍が如く ONLINE REBORN PROJECT」の立ち上げ。春日一番のストーリー第一部完結も明らかにされた公式生放送をレポート(4gamer.net)
【終わりに】セガの奮起を期待!
近年はガチャモデルのソーシャルゲームの売り上げが伸び悩みを見せており、海外勢の台頭もあって国産ゲームは厳しい状況におかれています。
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セガの作るゲームは独創性があって好きなので、いつまでもガチャにこだわらず新しい方向性にもチャレンジしてほしいと思う次第です。