今週話しておきたいゲームのこと(2020年8月29日号)~昔を懐かしむのも、ときにはいいけれど~
一週間で気になったゲームニュースと、それ以外で日々私が感じていることを書き連ねていく連載コーナーです。
Fall Guyのシーズン2発表。中国ではスマホ対応も
発売以来大きな話題となっているカジュアルバトルロイヤルゲームの「Fall Guys」。
PSPlus会員向けにフリープレイで配信されたPS4版は、これまででもっとも多くダウンロードされたフリープレイ作品になったそうです。
【#PSPlus】
8月のフリープレイ『Fall Guys: Ultimate Knockout』は、なんとこれまでに世界で最もライブラリーに追加されたPS Plusのフリープレイタイトルとなりました! @Mediatonic さん、おめでとうございます!『Fall Guys』の詳細はこちら⇒ https://t.co/EzuPMiTHtk #FallGuys pic.twitter.com/GCGLv89s8A
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) August 26, 2020
私はいまだに1位を取ったことはないものの、毎日楽しく遊んでいます。普通に考えて、PC版のほうはお金を出してまでプレイするほどの熱心なプレイヤーですし、たぶんハードルは高いんだろうと思います。
言い訳も済んだところで、今週のスイカマン(スパイダー風)。
それでは、Fall Guys関連のニュースをお伝えしておきましょう。
他のバトルロイヤルゲームと同様、Fall Guysでもシーズン制が取り入れられています。10月にスタートするシーズン2の概要がゲームイベント「gamescom」にて発表されました。
テーマは中世ファンタジーといった感じで、それに合わせたスキンが登場。オブジェクトを動かして乗り越えるような障害もあり、足の引っ張り合いがはかどりそうです。
情報は順次公開されるとのことですので、楽しみに待ちましょう。
さらに中国では、動画大手のbilibiliが本作モバイル版を中国国内向けにリリースすると発表しました。
他国での展開については不明ですが、カジュアルなテイストはさまざまな層に受け入れられると予想されるだけに、期待したいですね。
ドラクエ7でよみがえるあの頃
8月26日、「ドラゴンクエスト7」が20周年を迎えました。
私が初めて自分のお小遣いで購入したドラクエ作品ですので、一番思い入れがあるんですよね。
本作について語りたいことは山ほどあります。
- ゲーム開始からしばらく戦闘がなくパズルゲームをプレイさせられる
- 子どもには刺激的なほど憂鬱なストーリーが続く
- 視点変更しないと分からない位置に石版が隠されている
- ダーマ神殿でまさかの展開
- グラコスが強すぎる
- 種泥棒
- 神様があっさりやられる
などなど。私はリメイク版もプレイしていないので、本当に20年前の記憶なのですが、ここまで鮮明に蘇ってくるのはすごいですね。
他にも数々の名作をプレイしてきましたが、これだけスラスラと出てくるのは多分、ドラクエ7だけだと思います。
道中が主にメンタル的に困難の連続でしたので、クリアしたときの達成感が強烈な成功体験として残っているのかもしれません。
あの時期にドラクエ7をプレイしたからこそ、私は今でもゲームが好きでいられるのかなと思っています。
結局インパンクトに残るのは…
さて、8月26日は「パワプロの日」でもあります。パワプロは私のゲーム人生でもっとも多くの時間を費やし続けている、もはや切り離せない存在となっています。
最新作の「パワプロ2020」が発売されたばかりですのでそれについて語るのが自然かもしれませんが、ドラクエ7の話をしたついでにパワプロも過去の思い出を語っておきましょう。
モードが充実してきた最近の作品とは異なり、「パワプロ=サクセス」でした。
作品によってさまざまな攻略方法が編み出されてきましたが、思い出深いのは「卓球部バグ」です。
「パワプロ98」のサクセスで、出身部活を卓球部にしてなんらかの操作をすると、変化球ポイントが11入るというとんでもないバグでした。
最初からレベル7の変化球が投げられるわけで、そりゃあ無双するわなって感じですよね。
近いところでは、「パワプロ2016」の「みわちゃんフンコロガシ」も印象に残っています。
最近のゲームでは、開発者の意図しない挙動はすぐに修正されます。
もちろんそれは正しいことなのですが、バグを利用した攻略ってこうして印象に残っていくんですよね。「ポケモン赤・緑」の「けつばん」とか。
ただしオンラインでのゲームが普及した現状において、バグ、あるいはチート行為はより深刻な事態をもたらすこともあります。
「あの頃は良かった」ではなくて、何らかの理由があって変わってきているのだと、考える習慣をつけたいものです。
【今週のコラム】コロナ離婚というメディアが作り出した幻
新型コロナウイルスの流行で、さまざまな新語が登場しました。
「withコロナ」「おうち時間」などもありますが、物騒な言葉としては「コロナ離婚」なんてのもあります。
外出がしづらい状況下で在宅時間が増え、夫婦間の摩擦が大きくなって離婚につながる。
そんな理論で、一時期ワイドショーやネットメディアで積極的に取り上げられました。
しかし27日、こんなニュースが出ました。
離婚が増えるどころかむしろ大幅に減少しているとのこと。あの報道は何だったのでしょうか。
つまり彼らは、大した裏付けのないトピックをさも事実かのように取り上げワイワイ騒いでいたのです。
ネットニュースのない時代なら、こんなデータは見過ごされていたのかもしれませんね。
「○○が流行っている」というニュースでは、今回のようにデータ的に根拠のないことがままあります。
「ソースを確認することの大切さ」は、ネットニュースだけではなくあらゆるメディアに対して必要であることを改めて実感した出来事でした。