「信長の野望・新生」が2021年発売決定。酷評を受けた「大志」のリベンジを果たせるか

歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ最新作、「信長の野望・新生」の発売が発表されました。

「シブサワ・コウ40周年記念番組」で発表されたもので、発売は2021年を予定。プラットフォームは未定です。

前作「大志」はスマホベースで大失敗

「信長の野望・新生」について、ゲーム内容は明かされませんでした。本作のプロデューサーを務める小笠原 賢一氏によると、新しいチャレンジを多数取り入れるという意味合いを、「新生」に込めているとのことです。2021年発売ということであれば、そう遠くない時期に概要が見えてくることでしょう。

前作にあたる「信長の野望・大志」では、PC版やゲーム機版に加え、スマホ版もリリースするという大胆な挑戦がありました。

結果としてはそれが裏目に出る形で、内政を中心にさまざまな要素が簡略化されたり、「直感的」風なUIの分かりづらさが目についたりして、かなりの酷評を受けました。

その後のアップデートではいくらかの改善が見られたものの、スマホ版を切る形でリリースされたPK(パワーアップキット)では改善・改悪が入り混じり、「ベースで失敗したからこその立て直しの難しさ」を実感させられることになりました。

私はPKからプレイしましたが、スマホベースUIの使いづらさは相変わらず。目玉として投入された「攻城戦」も、部隊を配置したらほぼオートというどこぞの「スマホ戦略ゲー」のようでした。

スマホゲームが悪いと言っているわけではありません。細かな操作が難しいスマホではそれがいいのでしょうが、信長の野望をプレイする人の多くはそんなの望んでいないからこその酷評ではないでしょうか。

定価で10,000円以上もするようなシミュレーションゲームなのに、「委任しておけば勝ててしまう」では、なんのためにプレイしているのか分からなくなります。

今や世界中の面白いシミュレーションゲームに手軽にアクセスできる時代。価格相応かそれ以上の価値を示さないと、ファンをつなぎとめるのも難しくなります。

確実な進化を実感させてほしい

日本の戦国時代という変えようのないベースがある「信長の野望」において、前作との違いを出していく作業が困難を極める点については、同情する部分もあります。

とはいえ、「無印版は地雷」と評される近年の迷走ぶりは擁護のしようがなく、十数年来のファンとしては悲しいものです。

私が「信長の野望・新生」に最初に望むことは、作品のベースをPCやゲーム機に戻し、過度な簡略化をやめること。そして、過去作からの進化を確実に実感できること。

PK待ちのファンが悔しくなってしまうような出来栄えを期待したいですね。