中世サバイバルシミュレーション「Going Medieval」紹介&序盤の進め方解説(1)研究&地下倉庫づくり

2023年9月4日

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2021年6月にアーリーアクセスが始まった中世サバイバルシミュレーション「Going Medieval」。日本語対応のPCゲームです。

1ヶ月ほどプレイし、序盤の動き方についてある程度見えてきましたので、今後プレイする、あるいは購入を迷っている方の参考になればと思い記事にします。

1回目となる本記事は、簡単なゲーム解説と開始直後の進め方を紹介します。なお、本記事は2021年7月13日現在の最新バージョンである「0.5.29.2」の仕様をもとに執筆しています。

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どんなゲーム?

「Rim World」を知っている方なら、それの立体版かつ中世版というのがもっとも分かりやすい表現です。拠点を作成し、食料を確保したり、敵の襲撃から守ったりしながら、厳しい自然の中で生き抜きます。

デフォルトでは3人の開拓者が与えられます。彼らはそれぞれにステータスがあります。農業を得意としていたり、遠距離攻撃が得意だったり、それぞれの特徴を見ながら適切な仕事を与えることで、拠点が成長していきます。

拠点は立体的に作成できます。2階建てや3階建て、あるいは地下拠点も作成可能。それを活かした防衛や食料保存は、「Going Medieval」の特徴と言えるでしょう。

食料は適切に保存しないと腐ってしまいますし、防衛時に開拓者がやられてしまうこともありますし、熱波や寒波で外に出るとぶっ倒れたりします。建物には安定度があり無秩序な拡大を防ぐ仕組みもあります。緊張感のあるシミュレーションゲームを楽しみたい方向け。

アーリーアクセス中ということもあり、クリアがなかったり、要素が少なかったりということはありますが、基本的な部分は十分に楽しむことができるようになっており、この手の作品が好きなら今の段階でも数十時間は余裕で遊べます。

序盤にやるべきこと

開拓者の厳選

スタート時の通常シナリオでは、3人の開拓者を選ぶことができます。ランダムで「チェンジ」も可能ですが、希望条件をすべて満たすのは困難です。

何がベストかは分かりませんが、私的にはロングボウが使える「射手10以上」は最低一人欲しいかなと。「知性」の高い人がいれば研究がはかどります。

「大工仕事20以上」「鍛冶20以上」で現時点最強クラス武器「クロスボウ」が作れるようになりますので、初期ステータスが高めの開拓者がいるとよいでしょう。

★がついている数ほど、そのステータスに関わる仕事をしたときに多くの経験値が入ります。足りないステータスは★の数を基準に選ぶと良いでしょう。なお、「会話」と「動物取り扱い」は、現バージョンではなんの効果も発揮しません。

サバイバル感を楽しみたいのであれば、「リセマラ」なしで与えられた開拓者でスタートするのも面白いかと思います。自信があればぜひ。

地形は3パターン。最初は平地の多い「谷」がやりやすいかと思います。

最初に作るべき施設

スタートしたらすぐ、寝室と研究台、たき火を設置しましょう。四方を壁で囲い、ドアと屋根を設置すれば部屋とみなされます。屋根は設定で非表示にできます。普段はそのほうが便利でしょう。

寝室は人数分のわらの寝床を置きます。後に開拓者が増えることも見据え、最大6人程度のスペースは確保しておきましょう。

研究台は、やや大きめの部屋を作って食料や素材、その他資源の保管を兼ねるスペースに作成します。床を敷いて腐食を防ぎつつ、備蓄場として指定しましょう。食料や素材は将来的に移動させます。

たき火は小屋程度の大きさの部屋でOK。たき火ができたらクリックして生産物(この時点ではシチューのみ)を指定します。たき火に限らず、作業台(何かを作る系のオブジェクト)は、生産物を指定しないと稼働しませんので覚えておきましょう。

どの材料を使って料理を作るかは細かく設定できます。はじめのうちは何でも使ったほうがいいですが、アカスグリや大麦はいずれお酒に使うようになりますので、醸造所ができたらチェックを外しておきましょう。

宗教施設とバックギャモン台を置いた部屋も作っておきましょう。宗教は2つに分かれており、それぞれの開拓者に対応した施設が必要です。プロフィール画面で確認しましょう。娯楽面もケアしておかないと、開拓者の不満がたまっていなくなってしまいます。

木材が足りなくなったら、周辺の木をほどよく伐採しておきましょう。他の素材とは違い、無制限に使える木材は拠点づくりのベースになります。「研究」が進んだら近くに植林しておくと、遠くまで伐採しに出かける必要もなくなります。

研究では農業まで最優先で開放

研究台で研究をすると「本」が作成され、本の数に応じて任意のツリーを順に開放していくという形になっています。作れるものが増えていきますので、開拓者を優先して割り当てておきましょう。

開放順としては、「建築」から「農業」を目指します。農業を開放したらすぐ、6×6くらいのスペースで畑を作ります。コスパ的にニンジンかキャベツがおすすめ。料理の減り具合を見ながら畑のサイズを調整しましょう。

「Going Medieval」の独特な仕様として、開放に使った本は消費されずたまっていきます。もし捨てると必要分がたまるまで次の研究に進むことができません。研究スペースを大きめに確保したのはそのためです。

そこから先は割とお好みになりますが、部屋ボーナスを達成するための「装飾用建築」や、お酒を作るのに必要な「醸造台」、ショートボウ(弓)の「木製武器」あたりは優先度が高いかなと思います。

部屋ボーナスは、必要なオブジェクトを配置した部屋に与えられるボーナスで、そこで行う行動にボーナスが発生します。条件や効果は左上の小アイコンの「部屋のオーバーレイ」から確認することができます。

夏までに地下倉庫を完成

このあたりから地下を掘り進め、夏を迎えるまでにまずは小さくてもいいので地下倉庫の完成を目指します。地上拠点を1階としたとき、地下3階の位置まで、階段を設置して下に降りながら採鉱を進めましょう。

「Going Medieval」では、室温が5度以下かつ床の上であれば、一切の腐食を止めることができます。これを地上で達成するのは不可能であり、地下に土で囲まれた倉庫を作るのが最善の手とされています。床を敷きすぎると断熱度の関係で室温が上がりますので調整して。ドアは必須です。

具体的に検証していませんが、壁から4マス以上のところは崩壊するものと思われますので、縦横のいずれかを5マスにして横長の拠点を作っていくか、ところどころ柱を残して広げていくようにしましょう。うっかり掘りすぎて崩落することもありますので、こまめにセーブするのが無難です。

完成したら、地上に置いていた作物や薬系は地下倉庫に移動します。地上に作った備蓄場のチェックから食料や薬草、薬を外し、地下倉庫は逆にそれらのみにチェックを入れます。

冬は作物が育ちませんので、その期間を乗り切れるだけの食材や料理は、秋の終わりまでに用意しておきましょう。足りなさそうなら狩りで。(画像はさすがに作りすぎた感があるシチュー。)

【終わりに】次回は初期防衛編

長くなったので記事を分けます。次記事では、初期防衛と機嫌などについて解説します。