Xbox Game Pass(PC)で使えるコントローラーとは。選び方のポイントや注意点を解説
Microsoftが提供するゲーム遊び放題サービス「Xbox Game Pass」。私はPC版でプレイしていますが、一般的なゲーム機と同じようにコントローラーでプレイできるゲームもたくさんあります。
ところが、いろいろ調べてみてもGame Passで使えるコントローラーについての情報はあまりなく、そもそもPC用コントローラーの情報自体、かなり不十分であることが分かりました。
そこで、PS4コントローラーが使えるのかをテストしつつ、Game Pass用にはどんなコントローラーを選べばいいのかをまとめました。
あてにならないネット情報も多数ある
本記事を執筆するにあたり、いくつかの「PC向けコントローラーおすすめ」などと称するネット記事を確認しました。すると、ちょっとお話しにならないなというものが多々あったのです。
PC向けコントローラーとして圧倒的なシェアを誇る「Xbox ワイヤレス コントローラー」を差し置いて、Amazonで販売されている怪しげな中華製コントローラーをプッシュしていたり、PlayStation用コントローラーをUSB接続すれば普通に使えると書いていたり。
プラットフォームやゲームによって対応状況が異なるのにそれが考慮されていなかったりして、検証せずに書いたのか、あるいは検証したにしてもきわめて不十分と言わざるをえないものが多かったです。
PSやSwitchのコントローラーが使えない(ことが多い)理由
Nintendo SwitchやPlayStationをお持ちの方であれば、それぞれの専用コントローラーを持っているはず。これが使えれば新しいコントローラーを調達する必要はないですし、なにより慣れていますから使い勝手がいいですよね。
そこで私は、PS4コントローラーの有線接続で「FIFA22」をプレイしました。無線、有線のいずれもテストしましたが、同じようにゲームの進行が困難なレベルの誤作動が発生しました。
結論から言うと、PCゲームの多くはMicrosoftの「Xinput」という入力形式を基準に作られており、PS4やSwitchのコントローラーが採用する「DirectInput」では、そのままつないでも誤作動が発生する可能性があります。
対処法として、DirectInputをXinputに変換するソフト(ドライバ)があるにはあります。ただ導入がけっこうめんどくさかったり、そもそも環境によってうまく使えなかったりしますので、やや上級者向けと言えます。
なお近年では、ゲーム機とPCの両方に対応するコントローラーも発売されています。その場合は対応機種が明記されているはずですので、確認して購入するのがよいでしょう。
一番いいのはXbox 公式コントローラー
これは当たり前の話になりますが、一番いいのは公式の「Xbox ワイヤレスコントローラー」を使うことです。Game PassはXboxをうたうサービスですから、そこで公式コントローラーが使えないということはまずないでしょう。サービスに追加する際には、おそらくテストが行われているはずです。
一時期は極度に入手困難な状況でしたが、2023年に入ってからは普通に購入可能な状況が生まれています。ベーシックな「Xbox ワイヤレス コントローラー」の正規販売価格は6,578円(税込)、ワイヤレスアダプタ付きで8,778円(税込)です。
以下、Xbox ワイヤレス コントローラー(ワイヤレスアダプタ付き)のリンクを貼っておきます。販売車の情報をよく確認した上で購入してください。
そのほか、割高にはなるものの自由なカラーリングを楽しめる「Xbox Design Lab」を利用するのも一案です。こちらは執筆時点の情報で、購入から28日以内を目安に配送されるとのことです。
公式ライセンス商品やXinput対応商品も検討を
Xbox ワイヤレスコントローラーの購入が難しければ、Xinputに対応したコントローラーがよいでしょう。ただ、Amazon等で商品説明を読んでも、入力形式に関する説明がちゃんとなされていないものが多く、この点は残念でした。
PC対応をうたっていればおおむねXinput対応かとは思いますが、心配であればXinput対応であることを明記している「エレコム」「Logicool」あたりの有名メーカーを選んでおけば間違いないでしょう。
それ以外では、マイクロソフト公式ライセンスの記載があるものはもちろんOKです。高価格帯の商品になると、カスタマイズ機能が充実していたり光ったりものもありますので、そのあたりも考慮しながら選ぶとよいでしょう。
2万のコントローラー、私は買う勇気がありませんが、違う世界が見えてきそうですよね。