【マイクラ】統合版1.20.10アップデートで変わったエンチャント名や一部アイテムを紹介。Java版の名称にほぼ統一
マインクラフト(マイクラ)には大きく分けて統合版とJava版があります。それぞれには仕様上の違いがいくつかありますが、日本のプレイヤーにとって重要な問題となっていたのが、アイテム名に違いがある件です。
私も普段はJava版ですが、甥っ子たちとプレイするときは統合版なので、アイテム名が通じず困惑してしまうことが多々ありました。
統一を願う声がやまない中、ついに統合版1.20.10アップデートにおいて、ほとんどのアイテム名がJava版に統一されることになりそうです。
この記事では、エンチャント名がどう変わったのか、木材やその他アイテムの主は変更点を紹介します。
統合版で名前が変更されるアイテム・エンチャント
エンチャント名の変更
もっとも影響が大きそうなのがエンチャント名の変更です。一覧で紹介します。
現在の名称 | 1.20.10からの名称 |
防護 | ダメージ軽減 |
防火 | 火炎耐性 |
落下軽減 | 落下耐性 |
間接攻撃耐性 | 飛び道具耐性 |
とげ | 棘の鎧 |
水中移動 | 水中歩行 |
水中作業 | 水中採掘 |
鋭さ | ダメージ増加 |
聖なる力 | アンデッド特効 |
虫殺し | 虫特効 |
アイテムボーナス | ドロップ増加 |
効率 | 効率強化 |
パワー | 射撃ダメージ増加 |
衝撃 | パンチ |
火炎 | フレイム |
氷上歩行 | 氷渡り |
串刺し | 水生特攻 |
忠誠心 | 忠誠 |
チャネリング | 召雷 |
マルチショット | 拡散 |
クイックチャージ | 高速装填 |
魂の速度 | ソウルスピード |
高速スニーク | スニーク速度上昇 |
名前を見れば効果が分かるものがほとんどなので、違和感はあるものの戸惑うことは少ないかもしれません。
ただ個人的には、チャネリング、マルチショット、クイックチャージあたりは統合版のほうがかっこいいと思っていたので少し残念です。
バラバラだった木材の名称を統一
統合版翻訳のハチャメチャさの象徴だったのが、Java版では板材で統一されているアイテムの名称です。なぜか木の種類によって「木材」「木の板」「板」など呼び方が分かれていましたが、それが改善されます。
現在の名称 | 1.20.10からの名称 |
樫の木の板 | オークの板材 |
トウヒの木材 | トウヒの板材 |
樺の木の板 | シラカバの板材 |
ジャングルの板材 | ジャングルの板材 |
アカシアの木の板 | アカシアの板材 |
黒樫の板 | ダークオークの板材 |
マングローブの板 | マングローブの板材 |
桜の板 | 桜の板材 |
竹の板 | 竹の板材 |
竹のモザイク | 竹細工 |
木材(真紅) | 真紅の板材 |
ゆがんだ木材 | 歪んだ板材 |
別人がそれぞれ翻訳したものを確認せずに採用したんじゃないかと思うレベルの翻訳が、きっちり板材に統一されました。(竹細工は除く)
ついでに「オーク」「ダークオーク」「シラカバ」の3種は木の名前も変更になっていますので、慣れるまでかなり戸惑うかもしれません。
「ネザーレック→ネザーラック」などアイテム名も修正
エンチャントや板材以外にも、かなりの部分でJava版のアイテム名に統一されています。あまりに多いので目についたものだけ紹介すると、
- ネザーレック→ネザーラック
- ◯◯の延べ棒→◯◯インゴット
- 発射装置→ディスペンサー
- レッドストーン反復装置→レッドストーンリピーター
- 調合台→醸造台
- ターゲット→的
- こだまの欠片→残響の欠片
- 海の中心→海洋の心
などが変更となりました。
日本語翻訳が異なっていた理由
翻訳体制の違いがあった
同じマインクラフトなのに日本語翻訳の違いがある理由は、Java版ではマインクラフトのプレイヤーが翻訳案を出して決められているのに対し、統合版では開発元のMojangが「外部のプロ」に依頼する形で翻訳が決められているためです。
そのため、両者には翻訳の違いが出てしまっているのですが、統合版ではときにおかしな日本語訳が登場することがマイクラプレイヤーの間でネタとなってきました。
外部のプロがどんな人なのか私には分かりませんが、少なくともマイクラプレイヤーでないことだけは確かですし、MojangまたはMicrosoft内に統合版マイクラをプレイする日本人はいないのではないかとすら思ってしまいます。
衝撃を与えた「ネテライト事件」
日本語翻訳の違いでわりと議論になったのが「ネテライト事件」でしょう。
ネザライトはダイヤモンドを超える鉱石としてバージョン1.16で登場したのですが、Java版ではネザライト、統合版ではネテライトと異なる名称が採用され、マイクラプレイヤーに混乱を巻き起こしました。
翻訳の違いはわりと放置されてきたのですが、この件ではプレイヤーの反響があまりにも大きかったためか、統合版をネザライトに変更することで混乱を収める形としました。
1.20の新要素でも謎翻訳が多発
1.20アップデートで追加された陶磁器の破片(Java版では壺の欠片)にも、
- 刀の陶磁器の破片(表記は刀に点で日本語の漢字ではない)
- 大量の陶磁器の破片(Java版は富の壺の破片)
- 小屋の陶磁器の破片(Java版は木陰の壺の欠片)
など、そもそも日本語を十分に理解している人が翻訳したのか疑わしいものもありました。
こちらも苦情が多かったのか、1.20.1アップデートにおいて先行で修正されました。
おかしな翻訳でなくても、アイテム名やエンチャント名が違うせいで話が通じなかったという経験をしたことがあるプレイヤーも多いのではないでしょうか。
今回それがほぼ統一されるということで、日本語翻訳体制の見直しが図られたということでしょう。ここ数年のアップデートでは、統合版とJava版の仕様を近づけることも多くなっており、両者の違いはますます小さくなっていくのかもしれません。
【終わりに】動画や攻略サイトで混乱することもなくなるかも
統合版とJava版でアイテム名が違う問題はかなり長期間にわたって放置されてきましたが、ようやく改善されることとなりました。
Youtubeなどで動画や配信を行う方はPCが主流のためJava版が多く、一方でプレイヤーのほうはSwitchユーザーの多さから統合版が多いという状況で、名称の違いは視聴者を混乱させる要因のひとつともなってきました。
MojangまたはMicrosoftがそういう状況に気づいたのかは分かりませんが、今後はそんな問題もなくなるということで素直に喜びたいところです。後は漢字のフォントさえ日本語のものになれば完璧です。