「桃鉄令和定番」の出荷本数が400万本突破。教育版要素を追加するアップデートも実施
2020年に発売されシリーズ最多と見られる売上を達成している「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~(以下、桃鉄 令和定番)」の出荷本数が400万本を突破したとの発表が、2023年7月20日にありました。
あわせて、「教育版」に提供されている一部機能を追加するなどのアップデートも行われました。本記事ではそれらの内容を紹介します。
異例の大ヒットには様々な要因が
「桃鉄 令和定番」が記録した400万本の出荷本数は、国内限定かつボードゲームとしては異例の本数です。
1988年にシリーズ第一作が発売されて以来、カードやイベント、駅の追加などはあったものの、基本的な部分は大きく変わっていません。
それがネガティブな要素にならず、むしろ誰でも遊べる分かりやすさとなって高く評価されていること、学習教材としての認識も広がったことが好調の原因と言えるでしょう。
また、本作の発売を機にコナミは、同社作品の動画投稿を積極的に容認していく方向に舵を切りました。ガイドラインさえ遵守すれば、許諾を取る必要はなくなったのです。
短いモードなら2時間程度でサクッと遊べるという手軽さもあり、ゲーム実況者やVtuberなどにも多くプレイされている点も人気を下支えしたのでしょう。
2023年11月に発売される世界を舞台にした最新作「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~(桃鉄ワールド)」にも、ますますの期待が集まります。
2023年7月20日アップデート(Ver1.9.0)の内容紹介
7月20日に行われたアップデート(Ver1.9.0)では、主に2つの要素が追加されました。
虫メガネで地理にもっと詳しく
学校教育機関向けに無償で提供している「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」に実装されている「虫メガネで解説機能」が追加されました。
全国各地のランドマークや物件駅に虫メガネを使うと、さまざまな情報をチェックすることができます。学習教材としてさらにパワーアップした桃鉄を楽しみましょう。
桃鉄ワールドの飛行機モチーフ電車を追加
最新作「桃鉄ワールド」にちなんだデザインのオリジナル列車「桃鉄ワールド号」がゲーム内に追加されました。
世界が舞台ということで基本が飛行機での移動となる「桃鉄ワールド」。「桃鉄 令和定番」内で空を飛んで移動できるわけではありませんが、一足早く世界旅行気分を味わうのもいいでしょう。
その他アップデート内容
- 「すこやかんぽ」コラボのオリジナル列車をゲーム内に追加
- 「ふるさとランキング」で投票候補だった全てのランドマークをマップ上に追加
- 「アンコールモード」に、特別ルール「Jリーグ桃鉄」と「スシロー桃鉄」を追加
- マイル交換ショップに新作列車、役職、スタンプを追加・購入順序の制限を取り払い
- 軽微な不具合を修正