【レビュー】「Outpath」は拠点づくり版クッキークリッカー的なゲーム
クッキークリッカーは好きだけど、数字が増える以外の目に見えるやりごたえが欲しい。そんな人におすすめなのが、先日正式リリースを迎えたばかりの「Outpath」(PC版のみ)です。
クリックして資源を集めものづくり。ツールを作って作業を効率化しつつ、探索範囲を広げてゆくゆくは作業の自動化もできるようになるゲームです。
この記事では、Outpathを5時間ほどプレイして分かったこと、感じたことをまとめていきます。
なお、執筆時点でSteamのストアページには日本語非対応の表示がありますが、ゲーム内の設定で日本語に切り替えることができます。たまに怪しい翻訳もあるものの、気になるほどではありません。
無人島を自動化で発展させるゲーム
クリックで素材集め
ゲームスタートともに、プレイヤーは小さな島に降りたちます。初期地形はランダムです。平地のほうが作業しやすいので、ある程度厳選したほうがいいかもしれません。
木や石、植物などはたくさん叩くことで入手可能です。一度破壊しても時間で回復しますので、資源が枯渇することはありません。
作業台から広がる生活
最初にいくつかの指示が出ますが、それ以降はほとんどほったらかしです。まずは木材とファイバーを集めて作業台を作りましょう。
資材が集まってきたら、作業台で食料を作ったり、研究テーブルでアイテムを開放して作ったりしましょう。金床や火炉などがあれば、作れるアイテムの幅も広がります。
サバイバルは過酷じゃない
少なくとも序盤の数時間において、敵にやられる要素はありません。そもそも本作に体力の概念はありません。
ステータスとしては空腹ゲージと睡眠ゲージがあります。どちらも時間経過やアクションで減少し、動きが遅くなります。空腹は食料を食べることで回復し、睡眠はベッドで眠ることで回復します。
空腹ゲージと睡眠ゲージは設定でオフにすることもできます。これをやると一切のシビアさがなくなり、単純に作業を楽しむゲームへと変わります。お好みでどうぞ。
睡眠を取らずにいると、空腹ゲージがどんどん短くなり、すぐにお腹が減る状況になります。ゲームを始めたら、まずは食料の確保とベッドづくりを目標にするとよさげです。
要素開放でのインフレ感が心地よい
島には謎の構造物があります。ここにアイテム収集で獲得したクレジットを注ぎ込むと、新たなバイオームが開放されます。それとともに、新たなモブや資源、スキルも開放され、できることも増えていきます。
始めはクリックして資源を集めていたのが、ツールを作ることで収集速度が上がり、やがては自動収集もできるようになる。このあたりの進み方は、クッキークリッカーと雰囲気は似ているように思います。
本作は「Satisfactory」や「Forager」、クリッカーゲーム、放置ゲームにインスパイアされたとのことですが、インフレ感と自動化、資源収集などの要素がうまく融合しており、クッキークリッカーが拠点づくりゲームになったらこんな感じという仕上がりでした。
【まとめ】作業ゲーが好きな人におすすめ
「Outpath」の紹介でした。価格もお手頃ですので、この手のゲームが気になる人はぜひどうぞ。