「Going Medieval」初の大型アップデート。収納が快適になり、床の断熱度の見直しでより使いやすく
中世サバイバルシミュレーション「Going Medieval」。アーリーアクセスの開始以来初めての大型アップデートが2021年8月9日に行われました。
本記事ではその主な内容を紹介します。
主要な変更点
棚の導入でアイテムの保管が楽に
新たなアイテムとして「棚」「本棚」が導入されました。棚には「食料/薬/生地」、本棚には研究で生成される本系アイテムを収納することができます。また、これまでただの飾りだった「壁掛け本棚」も、本の収納が可能になっています。そのほか、武器や装備、服を収納する各種アイテムも実装されました。
多くのアイテムは地面にそのまま置くと劣化するため、これまで床を敷いていましたが、棚は床と同じ判定で、アイテムの劣化を防ぐ効果がありますので、床を敷く必要がなくなりました。
今まで保管スペースを設定して床に置くだけだったこれらのアイテムを、1マスに複数個まとめて置けるようになり、よりコンパクトな部屋づくりを実現できます。なんということでしょう。
備蓄や棚に優先度
優先度を設定できるようになりました。優先度の高いところから優先して使うようになり、アイテムがあちこちに散乱するのを防ぐことができます。
さらに、設定をコピーして使い回すことも可能になりました。
マップサイズの変更
マップサイズは
- 小:190×190 (これまでのデフォルトサイズ)
- 中:220 x220
- 大:250×250
から選択できるようになりました。
実験バージョンに実装されていた「320×320」サイズは除外されました。マップを大きくしすぎると、入植者たちが遠くで活動しているときに飢餓状態に陥る可能性があるためです。将来的にさらに大きなマップを実装する場合、入植者の行動ロジックの変更がともないます。
投石機の調整
今のところは敵専用の武器である「投石機」の仕様が調整されています。具体的には、
- 発射物が壁を通過しなくなる。床など耐久度が低いものを破壊した場合は通過するものの、ダメージははるかに少なくなる。
- 以前は一点を集中して発射していたが、ランダムな構造物をターゲットにするようになる。
- 着弾半径は12mで、赤い印で示されたいずれかのポイントに着弾する。
- 投石機の弾を使い果たしたとき、投石機から出てきて戦いに参加する。
- 投石機の出現中にセーブ/ロードしたとき、レイドが終わっても投石機が消えない問題の修正。
執筆時点で投石機に遭遇していないのでなんとも言えませんが、壁はかなり重要な存在になりそうです。というかそもそも、壁を貫通するのがおかしかったのですが。
FPSが低下する問題の修正
マップ上に生成される、あるいは積まれている資源等の扱いに起因してFPSが低下する問題が修正されました。
床の断熱度が変更
これまで一律で0.6だった床の断熱度が0.98に変更され、さらに負の熱を発する(冷やす)ようになりました。床を敷いても室温は上がらなくなり、食料などを保管する際の利便性はアップしました。
とはいえ、今回のアップデートで棚が導入され、食料保管時に床を貼る必要性は序盤を除いてなくなりましたので、地下倉庫に保管する場合の恩恵は限定的。
その代わり、屋根を上回る断熱度を獲得しましたので、床を天井として使う複数階層の建物は使いやすくなることでしょう。
なお、この変更は一時的なものであり、今後変更される可能性があるとのことです。
部屋の認識パターンの変更
2つの部屋が隙間なく上下に重なっているとき、階段を設置してもそれぞれ別の部屋として認識するようになりました。2つの部屋に欠けている床タイルが一つしかない場合は、1つの部屋と認識されます。
キッチンにキャンプファイヤーを置いても、キッチンと認識されるようになりました。
その他アップデート
その他にも、さまざまな改善、修正が図られています。詳しくはSteamのストアページなどから確認してください(英語です)。