ドンキーコングとポリーンの関係性とは。「ドンキーコング バナンザ」で少女ポリーンが登場し驚きが広がった理由
2025年7月に発売されるNintendo Switch2用ソフト「ドンキーコング バナンザ」。
「ドンキーコング バナンザ Direct 2025.6.18」にてゲームの概要が初めて公開され、Switch2のスペックを活かした自由なアクションが話題となりました。
その一方、ドンキーコング(DK)とともに冒険する少女「ポリーン」が登場することで、ドンキーコングとポリーンの関係性を知っている人たちに驚きが広がりました。
この記事では、ドンキーコングとポリーンの関係についてまとめました。「ドンキーコング バナンザ」において、本来は混じり合わないはずの両者がともに冒険しているのはなぜか、私なりの解釈も紹介しています。
ポリーンはピーチ姫以前のヒロイン枠
ポリーンと言えば、「スーパーマリオオデッセイ」では、ステージのひとつであるニュードンク・シティの市長として登場し、美しい歌声を披露したことが印象深いキャラクターです。その後も、マリオテニスやマリオカートシリーズなどに参加しています。
そんなポリーンとドンキーコングとの共演に唐突感を覚えた人がいるかもしれませんが、ポリーンとドンキーコングには、浅からぬ因縁があります。
実は、ポリーンが最初に登場した作品は、1981年に発売された「ドンキーコング」でした。当時は「レディ」と呼ばれており、後にポリーンという名前が与えられています。
この作品でポリーンは、ドンキーコングにさらわれたヒロインを演じました。そのポリーンを助けに行くのが、主人公である恋人のマリオ(後に友だちの設定に変更)です。今で言うところのピーチ姫の立ち位置ですね。
現在のドンキーコングは2代目
なお、ドンキーコングも代替わりしており、最初にポリーンをさらった初代ドンキーコングは引退し、その後はクランキーコングとしてさまざまな作品に登場しています。「ドンキーコング バナンザ」でもその存在が確認されました。
現在ドンキーコングと呼ばれるキャラクターは2代目です。以前は初代と2代目は「おじいちゃんと孫」でしたが、直近では「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」において親子だと説明されています。
「ドンキーコング バナンザ」では、ドンキーコングの容姿が映画版に近いものに変更されたことも話題になっていますが、関係性も映画に準じて親子で統一していく狙いがあるのかもしれません。作中で語られることはあるのでしょうか。
「ドンキーコング バナンザ」に登場しているドンキーコングは、DKの文字が入った赤いネクタイをしていることから、2代目で間違いないでしょう。
2代目ドンキーコングと少女ポリーンのの共演はどう考えるべき?
となると、初代の時点ですでに大人だったと思われるポリーンが少女として登場していることは、ドンキーコングシリーズが同じ時間軸で動いているのなら、矛盾が生まれる部分です。
これについては、2つの考え方があります。
作品ごとに別キャラクターである
ひとつの解釈は、「ゼルダの伝説シリーズ」のリンクとゼルダのように、名前は一緒でも作品ごとに別キャラクターであるとするものです(続編と明言されている場合は除く)。
「時系列にこだわらず、関係が深いキャラクターを登場させただけ」という考え方もこちらに当てはまります。
そもそも、マリオの見た目が変わらない中で、初代ドンキーコング(クランキーコング)は激しく老化しており、同じ時系列で考えること自体意味はないとも言えます。
いずれかが未来(過去)に飛ばされた
ドンキーコングシリーズに登場するキャラクターが、すべて一貫した同一キャラクターであると考えるなら、もう一つの解釈は「タイムスリップ」になります。
初代にさらわれる前の少女時代のポリーンが、なんらかの理由で未来に飛ばされて2代目と冒険することになったか、逆に2代目が過去に飛ばされている可能性もあるでしょう。
この解釈が成り立つのであれば、作品内でそれを示唆する描写があるはずです。
終わりに
ドンキーコングとポリーンの関係性についてお話してきました。
考察ネタとして面白いのはタイムスリップ説です。ただ、「ドンキーコング バナンザ」が特段、過去作とのつながりを打ち出している雰囲気もないため、作品ごとに別キャラクター説が有力かなと思います。
それはそれとして、大体のものが破壊できたり、キャラクターの強化要素があったりと見どころがかなり多い作品となっていますので、Switch2を購入できた人はチェックしておいて損のない作品と言えます。
ドンキーコング バナンザ Direct 2025.6.18(Youtube)