シリーズ初心者が「龍が如く 極」をプレイ。暴力だけではない龍が如くの魅力とは?

2017年4月23日

今やSEGAの看板タイトルの一つとなっている「龍が如く」シリーズ。これまでプレイしたことはなかったのですが、なぜか急に興味が湧いてきましたので遊んでみることにしました。

今回プレイしたのは「龍が如く 極」。龍が如くシリーズ第一作「龍が如く」のリメイク作品です。ストーリーを一通りクリアしましたので、ネタバレしない範囲でその魅力を伝えたいと思います。

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桐生一馬の濃厚な人生を追体験

龍が如くは、オープンワールド型のアクションアドベンチャーです。任侠精神あふれる男の中の男、主人公の「桐生一馬」が、周りの人々に翻弄されつつも問題を解決していくゲームです。

「龍が如く 極」は、そんな桐生一馬の第一章にあたる物語。共通の幼馴染の女性「由美」が暴行されたことに怒った親友「錦山」が、彼らの所属する堂島組の組長を射殺してしまいます。手術を控える妹がいる錦山を気遣う桐生は、その罪を被り10年間を刑務所で過ごすことになります。

しかし、その10年は彼の周りを大きく変えることになります。桐生が出所してすぐに上部団体である東城会の三代目が死亡。さらに100億の金が盗み出されていた事が発覚します。変わってしまった錦山に、行方不明になった由美。そして桐生の前に現れた謎の少女「遥」。

桐生の出所を待っていたかのように、あらゆる出来事が動き出します。

暴力団の抗争が大きなテーマとなっていますので、暴力シーンや血の描写も多くあります。それが苦手な方は避けたほうがいいかもしれませんが、ただの暴力だけではない魅力が、龍が如くにはあるように感じます。でないと、ここまで長く愛されるシリーズにはならないでしょう。

ちなみに、血の表現は設定で抑え気味にすることもできます。

アクションは難易度設定可能な親切設計

龍が如くでは、メインストーリーとなる今取るべき行動が随時指示されます。街を移動しながら問題を解決していくのですが、そこでは多くの場合戦闘が発生します。街で突然絡まれることも。桐生は理由なく戦わないことを信条としていますので、絡まれた場合のみ相手と戦うことになります。

敵とはアクションで戦うことになるのですが、そこはアクションが苦手な方でも一安心。難易度が三段階から選べるようになっており、ストーリーだけをしっかり楽しみたい方にもしっかり配慮されています。

戦いに勝ったり、問題を解決したりすると、経験値を得ることができます。経験値を消費することで、ステータスを強化したり、新たな技を覚えたりします。

桐生は4つの「バトルスタイル」を持っています。これを切り替えながら戦うのですが、私は大人数を相手にするときは「チンピラスタイル」、ボスなどタイマン勝負のときは「ラッシュスタイル」で最後までいきました。「堂島の龍スタイル」が本来の姿だと思いますが、こっちは変なお兄さん(真島)を相手にしないと強くならないので、ちょっと面倒です。

寄り道こそ本作の魅力か

龍が如くは、その重厚なストーリーが人気を集めていることは言うまでもありません。しかし、人気の秘密はそれだけではありません。豊富な「寄り道」がこの作品の特徴なのです。

ボウリングにダーツ、各登場にカジノ、キャバクラ・・・ それぞれが単独の要素として遊べてしまうくらいのクオリティで作られており、このあたりにSEGAの遊び心を感じてしまいます。

遥が誘拐されているというのに、ゲーセンでUFOキャチャーに興じる桐生。ボウリング場で元プロのおっさんと賭けボウリングをする桐生。そんな自由過ぎる寄り道こそ、龍が如くの魅力を高めているのでしょう。

映画のようなストーリーを味わえる作品

今回初めて龍が如くをプレイしてみて、今までこの作品に触れてこなかったのはもったいなかったなと感じました。最新作である「龍が如く6」は「桐生一馬最終章」を謳っていますが、いったいどんな内容になっているのでしょうか。気になります。順にプレイしていくだけの時間は、なかなか取ることができませんが・・・

ただ殴り合うだけ、殺し合うだけのゲームという誤解を、龍が如くシリーズに抱いている方は多いのかもしれません。もちろんそういうシーンも多いのですが、そこにはしっかり物語があり、それを上手に描いているのが龍が如くの魅力であると感じました。今更ながらオススメしたい作品です。

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