楽天市場が送料無料ラインを統一へ。早ければ2019年内にも。
驚きのニュースが飛び込んできました。楽天市場が送料無料のラインを全店で統一するというのです。
「楽天市場」の送料無料ラインを全店舗統一する――楽天・三木谷社長が方針説明(ネットショップ担当者フォーラム)
三木谷浩史社長が講演の中で明かしたもので、現時点では検討中としながらも、2019年内に実現したいと意欲を示しています。
ただし大型商品、冷蔵冷凍商品は例外になる可能性が高いとのことです。
詳細については記事を読んでいただければと思うのですが、講演の中で楽天市場での買い物において、送料に関する不満が大きなウェイトを占めていることが明らかにされました。
一部店舗の送料高すぎ問題は確かにある
これは確かに理解できて、同じ商品なのにある店は送料500円、ある店は1000円など、不自然な送料設定が昔から多い印象はあります。
実際の価格を安く見せることで消費者を引き寄せ、その分送料を高くして利益を上乗せする手口を使っている業者は、間違いなくあります。
個々のお店の問題ではありますが、楽天市場への不満にもつながってしまいますから、それをなんとかしようと考えるのは当然のことでしょう。
送料無料化への課題も
ただ各店舗で揃えることには、それなりの難しさも伴います。高い方に揃えると消費者の不満を招きますから、低い方に揃えざるを得ないでしょう。
例えば「爽快ドラッグ」は2500円以上で送料無料ですが、これに1万円で無料などとやっている会社は付いてこれるでしょうか。
楽天の施策次第ですが、そうなれば商品の価格に転嫁する動きが出てくる可能性もああります。
今でも1000円程度のものを送料無料でやっているお店がありますが、便乗値上げをする心配はないでしょうか。
具体化するのはこれからですので、状況をよく見ていく必要がありそうです。
【終わりに】消費者の利便性を第一に
楽天市場の送料無料ライン統一のニュースでした。
消費者として分かりやすくなるのは大歓迎です。ただその分の価格転嫁が進んだり、強引なやり方で楽天市場から離脱する店舗が増えたりすると逆効果ですから、なんとかうまくやってほしいなと思うところです。
今後変わるかもしれませんが、現時点で楽天市場でお得に買い物する方法を紹介しています。こちらの記事をどうぞ。