Nintendo Switch Onlineの新サービスを検討中。小型Switchも?任天堂が決算説明会で明かしたこと。
2019年2月3日に公開された、「2018年度第3四半期決算説明会」の質疑応答。この中に「Nintendo Switch Online」に関して気になる記述がありましたので紹介します。
ずっと噂されている新型Switchに関しても。
Nintendo Switch Onlineとは
NintendoSwitchでオンラインプレイを楽しむために必要な、有料会員サービスです。
こちらに加入すると、オンラインゲームがプレイ可能になるほか、一部ファミコンタイトルが遊び放題になったり、セーブデータ預かりに対応したりします。
Nintendo Switch Onlineの現状
Nintendo Switch Onlineには、2018年12月までの時点で800万アカウントが加入しているとのことです。もちろんこの数字には、無料体験分は含みません。
特に「大乱闘スマッシュブラザーズSP」をきっかけにした加入が多いとのことでした。
またサービス開始当初よりも、1ヶ月などより短いプランでの加入が増えているようです。これは当然考えられることでしょう。
すぐに加入するような人はある程度長期的な利用を見込む一方、ソフトと合わせて加入するような人は、そのソフトを楽しんでいられる期間だけ加入していればいいと考える傾向にあるからです。
Nintendo Switch Onlineの今後について
Nintendo Switch Onlineの主要な部分は、オンラインプレイが可能になることです。ただもちろん、それだけでプレイヤーを引き止めるのは難しいでしょう。
現在は一部ファミコンタイトルの遊び放題を提供していますが、今度もサービスの充実を検討しているようです。関連部分を引用します。
年単位でサービスの魅力を高める企画について現在検討を進めていますが、詳細については準備が整い次第発表させていただきます。
2019年に発売予定として発表済みのタイトル以外にも、Nintendo Switch Onlineならではのソフトなど、お客様に喜んでいただけるようなソフトを用意しています。
具体的な内容は未定ですが、Nintendo Switch Onlineに新たなサービスを追加することは間違いなさそうです。
追加サービスを予想してみる
それではそんなサービスが考えられるのかということですが、私が思いつくのは2つです。
割引サービス
まず考えられるのが、加入者専用の割引サービスです。
PlayStationの有料会員サービスである「PSPlus」では、セール時に会員はより大きな割引額で購入できるサービスを実施しています。
これは実施にそれほど手間もかからないので、早い段階に実施されるのではないかと考えています。
スーファミ遊び放題
そしてファンの期待が高そうなのが、「スーパーファミコンソフトの遊び放題」です。
とあるハッカーが、Switchの内部にスーパーファミコンソフトに関するコードが見つかったと発言し話題となりました。
現状ではファミコンソフトが月に3本ずつ遊び放題のラインナップに追加されていますが、それがスーファミに変わる可能性は十分にありそうです。
廉価版・小型版Switch発売の可能性は?
任天堂の公式発表ではない
決算説明会においては、Switchの廉価版、小型版の話題も出ました。ただこれは「記者の質問で尋ねられた」だけであり、任天堂側は具体的に何も話していません。
この質問に対しては、
ソフトの提案等を通して「自分のNintendoSwitchが欲しい」と思っていただけるような需要を創出し、一人1台とまでは申し上げられませんが、ご家庭内で複数台のNintendoSwitchを持っていただけるように目指していきたい。
と述べているのみです。
日経新聞報道で可能性を示唆
一方で日経新聞によると、
同社は新製品の計画について「コメントできない」としているが、早ければ19年度中にも発売する意向を複数のサプライヤーやゲームソフト会社に伝えた。関係者によると「小型化で屋外に一段と持ち運びやすくし、機能を省いて価格を抑え、利用者層を広げる狙いだ」という。
ともあり、家庭用の2台目3台目を狙って小型Switchを展開する可能性は十分にありそうです。
発売するならこの時期?
私自身はいずれ小型Switchを発売すると予想していましたので、特段の驚きはありません。
後はタイミングだけだとは思いますが、当然こういうのはビッグタイトルと合わせて投入される可能性が高いでしょう。
2019年後半発売でスマブラSPを超えうる発売を記録しそうなタイトルと言えば・・・そう。
ポケットモンスター最新作
ですね。ポケモン完全新作が3DSからSwitchに移行する記念すべきタイトルですし、そこに合わせない手はないでしょう。
2018年11月に発売した「ポケットモンスターLet’sGOピカチュウ/イーブイ」の販売本数も1,000万本を超え、据え置き機でも十分な売り上げを期待できることを示しました。
ポケモン新作と同時、あるいはその少し前までに新型Switchが発売されると予想しておきます。
【参考資料】IRイベント(任天堂)
一部で噂された4K対応など高品質版に関しては、少なくとも直近ではないと思います。そもそも4Kテレビ自体普及していないのに、投入するメリットは低いでしょう。
これは以前予想した内容と変わっていません。
【終わりに】Switchの新展開に期待
Nintendo Switch Online、及び新型Switchの話題でした。いずれも任天堂が公式に発表したものではないので、その点はご留意いただければと思います。
それにしてもさっきの日経の記事、ポケモン新作にどうぶつの森、ファイアーエムブレムに妖怪ウォッチ4があるのに、「今年は目玉不足」ってこの辺の感覚はよく分からないですね。
未発表タイトルもあるでしょうし、少なくとも2018年に劣っている感じはしないのですが。記事全体を見ても、企業としての任天堂の知識はあっても、ゲームの知識はそれほどない印象を受けました。