グランブルーファンタジーRelinkの開発からプラチナゲームズが外れる。過去のインタビューとの関連は?

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PS4で発売が予定されている「グランブルーファンタジーRelink」。

サイゲームスとプラチナゲームズの共同開発でプロジェクトがスタートしていましたが、そこからプラチナゲームズが外れ、サイゲームス一社で残りの開発を担当することになりました。

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販売元と開発元の関係

一般ユーザーの目線だと、ゲームは「どこの会社から発売されたか」を見ることはあっても、「どこの会社が開発したか」まで意識している人は少ないかもしれません。

ゲームソフトの制作は、発売元が開発を担当しているケースもあれば、外部の開発会社と協力、あるいはほぼ外注するケースもあります。

以前当ブログでも「イナズマイレブン アレスの天秤」の発売延期の話題を紹介しましたが、これも開発会社にまつわる内容でした。

イナズマイレブンのケースでは開発会社は公開されていません。開発会社は公開されないことも多いのですが、はじめから公開してプロジェクトを進めることもあります。

それは開発会社が確かな実績を持っており、その開発会社が担当することがユーザーの期待を高める効果があると判断されるケースです。

プラチナゲームズは有名な開発会社のひとつ


プラチナゲームズはこれまでに、

  • ベヨネッタ
  • メタルギアライジングリベンジェンス
  • スターフォックスゼロ
  • ニーアオートマタ

など数々の大作ソフトを手がけています。

この会社が開発を担当するとなれば、ユーザーの期待感は十分に高まるでしょう。

グランブルーファンタジーはスマホ作品としてはかなりの成功を収めた部類ではありますが、家庭用ゲームのジャンルでは未知数です。

サイゲームスもこれまでに2作品の家庭用ゲームの開発を手がけていますが、決して実績が豊富というわけではありません。

開発にプラチナゲームズが参画したのは、「サイゲームスで大丈夫なの?」という不安を和らげる効果があったと考えられます。

発売時期のさらなる遅れは避けられない


グランブルーファンタジーRelinkは、アクションRPG作品として開発が進められています。

原作にも登場するキャラクターたちが、グラブルの世界観が再現されたワールドを冒険します。

現時点でプレイ映像が公開されていますが、フィールドを歩くシーン、戦闘シーンなどが断片的に公開されたのみです。

ゲームシステムに関してほとんど情報はなく、開発がどの程度進んでいるかについては不明です。

また当初2018年発売予定とされていたものが、現時点では発売日未定となっており、想定より遅れていることが予想されます。

今回プラチナゲームズが開発から外れ、サイゲームス一社体制になったことで、さらなる遅れは避けられそうにないでしょう。

プラチナゲームズが降りた理由は?


今回プラチナゲームズが開発から外れた理由については、両社から特に説明はなく、現時点でゲームメディアでも報道はありません。

『GRANBLUE FANTASY Relink』開発契約の終了について(プラチナゲームズ公式ブログ)

『GRANBLUE FANTASY Relink』開発体制の変更について(サイゲームス)

途中での離脱はなんらかのトラブルを伺わされますが、本当のところは不明です。

今回の件と関係があるかは分かりませんが、プラチナゲームズは開発会社としての不満を海外メディアに語っています。

プラチナゲームズはもう二度とパブリッシャと組まないかもしれない(gamesindustry.biz)

記事の中でプラチナゲームズは、「自分たちの作った作品を自分たちでコントロールできない」「自由に続編が作れない」などと不満を漏らしています。

今後も開発会社として振る舞うことは否定していないものの、自社タイトルとして発売するソフトを増やしていくことに意欲を示しています。

このインタビューは2018年6月に公開されており、この時点ではすでにグランブルーファンタジーRelinkの開発が動いています。

これまでの作品でもある程度我慢しながら進めていたことを語っていますが、そうであるならば今回はプラチナゲームズ的に、我慢できない一線を越えたということでしょうか。

もちろんこれだけの情報で、どちらに非があるかを判断することはできません。

【終わりに】グランブルーファンタジーRelinkの今後に期待

この一ヶ月ほどで、偶然にも開発会社に関わるニュースがゲーム界隈を賑わせました。

ゲーマーとしては良い作品が出てくれればそれでいいのですが、もちろんそのためには、販売元と開発会社が良好な関係を築いていただくのが望ましいことです。

グランブルーファンタジーRelinkに関して言えば、今回は開発体制の変更というネガティブなニュースになりましたが、それを吹き飛ばすくらいの作品にしてほしいですね。

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