Googleが新しいゲームサービスを発表か。3月20日は要チェック!(生放送あり)

2019年8月3日

Googleといえばもはや検索だけの存在ではなく、メールにYouTube、Androidスマホなど、我々の生活のあらゆる場面で無くてはならない存在になりつつあります。

ゲームの分野ではこれまで、アプリストアの運営を通じて関与してきたGoogle。しかしここに来て、より積極的な姿勢を見せています。

Googleのゲーム、みなさんは期待しますか?

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ゲームストリーミングサービスに参入か?

googleロゴ
引用:Googleホームページ

Googleは3月18〜22日に開催される「GDC2019」というイベントで、ゲームサービスに関する重大な発表をすると噂されています。

このイベントはゲーム開発者向けのイベントですが、現地時間の3月19日午前10時(日本時間20日午前2時)にGoogleの基調講演が予定されていることから、なんらかの重大な発表があるのではないかと言われているのです。

特に有力視されているのが、ゲームストリーミングサービスへの参入です。このプロジェクトはコードネーム「Yeti」(イエティ)と呼ばれており、今流行りのサブスクリプション(定額課金)方式になると言われています。

ゲームストリーミングサービスは、数年前から話題になっているゲームサービスの形です。

ゲームのデータを端末にダウンロードするのではなく、配信元と通信しながらゲームを楽しむのが、ゲームストリーミング。

プレイする側からすれば、端末側で高度な処理を必要としないため、より低スペックの端末で高クオリティのゲームを楽しめるようになります。

端末に大きなデータを入れる必要がないため、容量の少ない端末でも安心です。

気になる遅延もGoogleなら大丈夫かも

格闘ゲーム

一方で問題となるのが操作の遅延です。操作を入力するたびに通信が必要となるため、ダウンロード方式と比べれば多少の遅れが出ることは避けられません。

ボタンを押した瞬間にキャラクターが動いてくれないのは、やっぱり違和感がありますよね。

先行する「PlayStationNow」でも、やはり多少の遅延を実感している人は多いようです。

ただその点に関しては、サービスの運営元がGoogleであれば、心配は少ないかもしれません。

すでにYouTubeという巨大なプラットフォームで、大量の動画をストリーミング方式でさばいているわけですから。

もちろん一度再生すれば後は流すだけの動画と、常時データをやり取りするゲームでは、勝手が違いますけど。

動画でも早送りしたりすると、くるくるっとなって再生に時間がかかることがありますよね。ゲームはそれを常時繰り返すイメージなので、ハードルは高いでしょう。

さらにプレイヤーの側も、十分な環境を整えておく必要があります。現状のスマホの4G通信では厳しいでしょうし、Wi-Fiも環境に左右されそうです。

一般的なゲーム機のオンラインプレイと同様に、固定回線がほぼ必須になるのかもしれません。

カジュアルなゲームはAndoridスマホで、本格的なゲームは「Yeti」でという未来を、Googleは描いているのでしょうか。

プラットフォームはどうなるの?

ゲーム機

「何でプレイするか」という点も重要になるでしょう。今のところ既存のゲーム機を巻き込む動きは確認されていません。そもそもライバルに積極的に協力する可能性は低いでしょう。

ゲーム機を作る?

そうなると考えられるのが、Googleが独自のゲーム機を発売する可能性です。

ストリーミングサービスであればそこまで高機能である必要もないですから、ゲーム機開発実績のないGoogleでもなんとかなるかもしれません。

あるいはGoogleのことですから、スマートスピーカーの「Google Home」を内蔵させるなんてことを考えていたとしても不思議ではありません。

そうなるとまた、「ゲームまでGAFAに支配される」と言い出すメディアが出てきそうですね。GAFAを知らない方はググってください。

私は仮にGoogleがゲームに進出してきたとしても、既存のゲーム機を吹き飛ばすことにはならないと思っています。

chromeで動かす?

Googleは2018年10月から、「アサシンクリード:オデッセイ」をWebブラウザのChromeで動かそうプロジェクトを実施していました。

このテストはアメリカのユーザーを対象に行われましたが、その後の経過をまとめた日本語記事がないため、詳細は不明です。

この動きと「Yeti」が連動しているのであれば、chromeが動く環境ならどんな端末でも、ゲームがプレイできることになります。

ChromeCastを使う?

WebブラウザのChromeだけではなく、ChromeCastに対応するんじゃないかという予想もあります。それならテレビで遊べますから、より快適ではありますよね。

有線に対応しているChromecast ultraでも、1万円を切る価格で購入することができますから、価格面でも十分に競争力があります。

コントローラーを開発中か

さらにGoogleは、ゲーム用のコントローラーも開発しているとの噂があります。

こちらで紹介されている画像によると、形状は一見すると一般的なゲームのコントローラーと同じです。ただしそこには、マイクや小型ディスプレイなどの特徴的な機能も備えています。

接続機器として例示されているのが、「テレビ、タブレット、スマホなど」とありますので、「Yeti」に関係している可能性は十分にあるでしょう。

ボイスチャットが手軽に楽しめるようになるのであれば、ヘッドセットが必要なPS4、スマホアプリが必要なNintendo Switchに対して、いくらかの脅威になるかもしれません。

動画実況なんかの需要も取り込めそうですね。さらにスマホでも使えるのであれば、スマホアプリも純正コントローラーで遊べる利点があります。

【終わりに】結局はコンテンツ次第です

推測の部分も多く詳細は不明ですが、Googleが提供するというだけでも、十分に注目されるサービスになることでしょう。

ただ結局大切なのは、「十分なゲームが揃うか」という点です。環境は安く整えられたにしても、遊んでみたいと思えるラインナップが揃わなければ、プレイヤーは集まりません。

そして料金も大切です。「これだったらゲーム機でいいよね」と思われない価格設定って、結構難しい気がするんですよね。

いずれにしろ、答えは3月20〜22日には分かることです。新しいゲームプラットフォームの登場を、期待を込めて見守りたいと思います。

これで全然違ったら、それはそれで面白いですけど。

【追記:2019年3月13日】新ゲームサービスを発表へ!


Googleの公式ツイッターアカウントにおいて、「ゲームの未来についてGoogleの新しいビジョンを発表する」と告知しました。

当日は生放送もあります。リンクはこちら。放送は3月20日2時からです。

さらには初代「アサシンクリード」のプロデューサーとして知られるJade Raymondさんが、Googleに「ヴァイス・プレジデント」として入社したことが発表されています。

ストリーミングのテストを行ったタイトルが「アサシンクリード:オデッセイ」であっただけに、このタイミングでの発表は大きな意味がありそうです。

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