今週話しておきたいゲームのこと(2020年3月28日号)。~時間操作など頭の片隅にもないどうぶつの森 など2本~
今週はあえて、新型コロナウイルス以外の話をしてみたいと思います。
某ワニが炎上と言っても良い状況になっていますが、私が注目したのは、ネットとテレビのすれ違いです。
テレビのコメンテーター(と言うより芸能人)は、「利益を追求するのは当たり前」という論調で、ネットの炎上状態を批判していますが、論点はそこじゃないよなと。
もちろん某広告会社が関わっているというだけで批判する人もいますが、商業化自体を否定している人はほとんどいないように思います。さすがにそこまでバカじゃない。
多くの人が違和感を覚えているのは、あの作風からの手際が良すぎるビジネス展開のほうじゃないかなと思うんですよね。
テレビなどの世界では見慣れた手法ではあるものの、そういう匂いとは程遠い作品であっただけに、違和感を吐露した人も多かったんだろうと思います。
テレビでネットのネタを取り扱うことも増えてきましたが、やはりまだテレビ的な感覚でネットを分析する人も多くて、そのあたりにズレを感じてしまうことはよくあります。
それにしても、ねとらぼさんがこの問題完全スルーなのは残念な限りです。
さて今週も、今話しておきたいちょっとしたゲームの話題をまとめました。冒頭が長くなってしまったので2本です。
「あつまれ どうぶつの森」。私にとって時間操作は視野にない
3月20日に発売されたNintendo Switchソフト「あつまれ どうぶつの森」。
発売初週の国内パッケージ版売上がSwitch作品史上最速を記録(ファミ通調べ)するなど、好調なスタートを切っています。
そんな中で議論を呼んでいるのが、時間操作の問題です。時間操作とは、時間経過によって開放される要素を、本体の時間設定をいじることで先に開放してしまおうとする行為のこと。
チートとは異なりますが、本来意図された遊び方とは異なるという意味で、さまざまな意見がある行為です。
私は時間操作無しで遊んでいますが、これは私がゲームをプレイする上でのポリシーみたいなもの。
「与えられたままにプレイするのが一番面白い遊び方だろう」と考えていて、このスタイルはどうぶつの森をプレイするときだけに限ったことではありません。
ソシャゲでもリセマラもしませんし(そもそも最近はソシャゲ自体ほとんど遊びませんけど)、ゲームオーバーをしたからといってリセットしてやり直すこともありません。
「あつまれ どうぶつの森」に関しては、そのスタイルがピッタリハマると感じています。クリアを目指すゲームではないですし、テクニックを競うゲームでもありません。
それでも時間操作をして遊ぶ人もいるでしょうけど、それはもう人それぞれ。私はこのゆったりとした時間の流れを楽しんでいきます。
ちなみに、時間操作は他のゲームに影響が出る可能性もありますのでご注意を。
ドラクエウォークもついにイベント延期
新型コロナウイルスの影響で、イベントが中止になったり、開発に遅れが生じたり、ゲーム業界にもマイナスの影響が出ています。
その一方で、家庭用ゲームの売上が伸びていたり、Steamの接続数が過去最多を記録していたりするなど、他の業界とはやや異なる立ち位置に置かれています。
そんな中、外出自粛の影響が直に出るゲームと言えば、「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」といった位置ゲームでしょう。
ポケモンGOでは、日本や韓国での流行初期からイベントをセーブしたり、ポケモンの出現量を増やしたりするなどの対策に取り組んできました。
ドラクエウォークでは、レイドバトルにあたる「メガモンスター討伐」の参加範囲を広げる程度の対策にとどめていましたが、ここに来て、3月26日から予定していた「ドラクエ3イベント」を3月30日に延期し、自宅で楽しめる代替イベントを開催しています。
これは言うまでもなく、東京都で感染者が急増し、週末の外出自粛が呼びかけられていることを受けての対応でしょう。
今日もスポーツジムに吸い込まれていく人の多さを見ると、いろいろと思うところはありますが、今はただ、ドラクエウォークを普通に楽しめる日が戻ってくることを、楽しみに待つばかりです。