今週話しておきたいゲームのこと・特別編(2020年5月9日号)~ 新型コロナで武器商人化が加速するスポーツ紙メディア ~

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ゴールデンウィーク&新型コロナウイルスの影響でゲームニュースがなさすぎるので、今週は特別編。ゲームニュースと合わせて、私が今気になっていることも書きます。

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コロナ疲れの原因はメディアでは?

ヤフーニュースにこんな記事が載っていました。他社配信ではなく、ヤフーニュース自体が配信している記事です。

監視、嫌がらせ、吊し上げ――自分の「正義」が暴走する「自粛ポリス」の心理

行き過ぎた自粛警察(記事中では自粛ポリスとなっています)に対する批判は最近良く見られるのですが、私が特にうなずいたのは記事後半。メディアの責任について言及している部分です。

PVを稼げそう、もっと分かりやすく言えば、多くの批判が寄せられそうなネタを刺激的なワードとともに投下することで、一部ネット民のゆがんだ「正義感」に火をつけます。

それだけでも眉をひそめてしまいますが、記事中の「サザエさん」のように大して炎上していなかったり、前後の文脈をぶった切ったせいで発言者の意図を歪めていたり、かなり問題のあるものも多々見受けられます。

かつてはネットメディアが多用し、既存メディアのみなさんが批判が寄せられた手法に、最近ではスポーツ紙メディアが手を出すようになり、それとともに人々の目に触れることも多くなってしまっています。

ちょっと言葉はきついですが、彼らの手法は「武器商人」と大差ありません。炎上ネタという武器を人々に提供して殴り合いをさせ、自分たちはPVを稼いで一儲けしているのです。

メディア自体の自覚を促していくことと合わせて、受け取り手である私たちも、「武器を見ない・受け取らない・使わない」という厳しい姿勢で、メディアに接していくことが大切なのでしょう。

そのためには、ヤフーニュースなどのニュース配信媒体の対応も重要になります。煽り記事やテレビ・SNSコピペ記事の掲載は断る、あるいは表示順位を下げるなど、武器商人にマーケットを提供しないことを求めたいところです。

新型コロナウイルス対策では、感染拡大の防止のため、人々の接触機会8割減が求められています。もしかしたら我々は、ネガティブなニュースとの接触機会8割減にも、本気を出して取り組まなければならないのかもしれません。

そうすることで、「コロナ疲れ」だと思っているストレスのかなりの部分が改善すると思うのですがどうでしょうか。

東京ゲームショウ2020はオンライン開催へ

ここ数ヶ月、ゲームのニュースというとイベント中止の話ばかりになってしまいますが、今回もそれです。

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会は、9月開催予定の「東京ゲームショウ2020」の通常開催を中止し、オンラインによる開催方法を検討していくことを発表しました。

変更の詳細については、5月下旬頃から順次発表していくとのことです。

新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中では、やむを得ない対応でしょう。

近年は各社とも、オンライン放送に力を入れていますので、発表機会という意味ではそれほど問題にならないかもしれません。

ただこういうイベントは、ステージの盛り上がりだったり、ここでしか体験できない要素であったりを楽しむ側面もありますので、そういう意味では痛い部分もあるのでしょう。

来年の通常開催を願うばかりですが、この手のイベントには基本的に縁のない地方在住民としては、これを機に各種イベントのオンライン対応がより一層進んでくれたらと思っています。