今週話しておきたいゲームのこと(2020年8月1日号)~様変わりの夏~
一週間で気になったゲームニュースと、それ以外で日々私が感じていることを書き連ねていく連載コーナーです。
LINEクイックゲーム、ひっそりと逝く
LINEは、同アプリ内で展開していた「クイックゲーム」のサービスを、10月末で終了すると発表しました。
アプリ型ではなく、ブラウザベースのHTML5で提供し、ゲームをダウンロードすることなく手軽に楽しめることを売りとしていたサービスでしたが、リリースから約2年で終了することになります。
HTML5ゲームはアプリストアに変わる市場になると期待されていた時期もありましたが、結局提供されるゲームが旧世代のブラウザゲームレベルであり、ユーザーの支持を獲得するに至っていません。
ゲーム内容で勝てない以上、アピールポイントはダウンロードせず遊べることくらいになってしまうのですが、普通にダウンロードしてスマホ画面からワンタップでプレイできる方が楽なのではないかと思わずにはいられません。
ディベロッパーにしてみると、アプリストアに支払う手数料がカットできるのは大きな魅力なのでしょうが、それはユーザーには関係のない話なんですよね。
なんにせよ、まずは面白いゲームが提供されること。広告ばかりが目立っているようでは未来はないでしょう。
オンラインイベントも大成功
「ポケモンGO」では、7月25日と26日の2日間、「ポケモンGO FEST」が開催されました。
例年は同じ時期に世界のどこかでリアルイベントとして開催されていますが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、オンライン開催となりました。
1500円程度の参加チケットを購入した方にとってはかなり豪華なイベントとなり、試みとしては成功だったのではないでしょうか。
イベントの結果を受け、8月1日から1週間ずつ3つの「ウルトラアンロック」が決定しましたので、こちらも楽しみですね。こちらは全プレイヤーが対象です。
ポケモンGOに代表される位置情報ゲームにとって、外出に制限がかかる今の状況はかなりの逆風ではありますが、非常にうまく立ち回っている印象があります。
イベント終了後の20時からはサプライズで花火が!
こういう演出もファンの心をつかみますよね。今後もきっと、私たちを楽しませてくれるのだろうと確信しました。
スイカ割りに精を出す
「ドラゴンクエストウォーク」では、全国的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、再び外出自粛モードに戻りました。
一部イベントの延期のほか、「どこでもメガモンスター」の出現が1日3回に変更されています。
いずれにしろ夏は、熱中症リスクを考えると外出は控えがちになるのでうれしい面もあるものの、理由が理由だけに複雑なところではあります。
今「どこでもメガモンスター」で戦えるのは「キングスイカ岩」。本作オリジナルモンスターでしょうか。
推奨レベルが「基本職Lv50」ですので、この前まで出現していたギガンテス(上級職Lv45)と比べればかなり楽な戦いです。
倒しても倒してもC・Dランクのこころしか出ないのはいつものこと。Sランク待ってます。
【今週のコラム】相手の気持ちに寄り添うということ
週刊誌や夕刊紙、ワイドショーがネットの誹謗中傷を他人事のように批判しているのを見ると、誹謗中傷が一向になくならない理由がよく分かります。
つまり、誹謗中傷をしている当事者は、自分がそれをしているなんて1mmも思っていないのです。この調査を読んで強く感じました。
テラハ検証でフジテレビが使った「ごはん論法」(Yahooニュース)
「相手がいじめだと思ったら、それはいじめだ」
学校現場ですら守られているか怪しいフレーズではあるものの、今一度すべての大人が心に刻むべきだと思わされました。