ドラクエのソシャゲ2作品がサービス終了を発表。「ドラクエの日」目前のタイミングで

2024年6月9日

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スクウェア・エニックスは5月23日、いずれもスマートフォン向けアプリ「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」と「ドラゴンクエストけしケシ!」のサービス終了を発表しました。

終了日は、「チャンピオンズ」が7月30日、「けしケシ!」が7月31日です。

先日の決算発表において、スクウェア・エニックスは量より質への転換を目指す方針を明らかにしていましたが、ドラクエの日である5月27日を前に、2作品の打ち切りを発表する形となりました。

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チャンピオンズは約1年での打ち切り

「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」は、2023年6月にサービスを開始したスマートフォン向けアプリです。

開発を担当したのはコーエーテクモゲームスで、最大50パーティがリアルタイムで対戦する「乱戦コマンドバトルRPG」として展開されてきましたが、1年弱でのサービス終了となりました。

プロデューサーの白石琢磨氏が公開した第6回プロデューサーレターによると、プレイヤー数の減少に伴い、サービス継続が困難になったとのことです。

今後の対応についても語られていますので、プレイヤーはチェックしておくとよいでしょう。

けしケシは約2年半

「ドラゴンクエストけしケシ!」は、2021年12月にサービスを開始したスマートフォン向けアプリです。

開発を担当したのはNHN PlayArtで、消しゴムになったドラクエのキャラクターやアイテムを揃えて消す3マッチパズルです。

運営チームレターが公開されており、「今後プレイヤーの皆さまにご満足いただけるサービスの提供が困難であるという判断」により、サービス終了至った旨が記載されています。

こちらも今後の対応についても語られていますので、プレイヤーはチェックしておくとよいでしょう。

運営チームレター(ドラゴンクエストけしケシ!)

引用:ドラゴンクエストけしケシ!公式サイト

ソシャゲも厳しいスクエニ

スクウェア・エニックスをめぐっては、新社長の就任、コンテンツ廃棄損として約221億円、そして決算発表を通して、ゲーム部門の厳しい状況とそれに対する反省、そして量から質への転換といった話題が大きなニュースとなっています。

話題の中心はHDタイトル、つまりゲーム機やPCでリリースするゲームでしたが、同社がSDタイトルと呼ぶソーシャルゲーム部門に関しても厳しい状況が伝えられており、さらなる見直しは不可欠と見られてきました。

スクウェア・エニックスのスマホ戦略はうまくいっているとは言い難く、ここ数年は大量の作品をリリースしてはそのほとんどを短期間でサービス終了に追い込んできました。

「スクエニのソシャゲはすぐサ終になる」と言われ、ユーザーがお金を出すことを渋り、収益が伸び悩む悪循環が生まれていたのです。

もっとも、国産のソーシャルゲーム全般が、市場の成長が頭打ちになる中で海外勢の参入もあって厳しい状況に置かれているわけですから、厳しいのはスクエニだけの話ではありません。

とはいえ、リリースされる作品の数が多い分、スクエニの動きが目立ってしまうのは致し方のないことでしょう。

ドラクエの日はドラクエ12情報の有無に注目

さて、冒頭でもお話した通り、5月27日はドラクエの日です。すでに関連作品のセール等は始まっていますが、今のところなんらかの放送や情報公開があるとのアナウンスはありません。

放送があるのなら1周間を切った時点で予告がないということはなかなか考えづらいので、あるとしたら情報公開のみでしょう。やはり最大の注目は、ドラクエ12の生存確認ができるかどうかです。

仮に開発状況に大きな進展がないとしても、ドラクエ12の状況はかなり大きなトピックになっていますので、なんらかの言及はあるのではないかと予想します。

それ以外についてはゲーム機、ソシャゲを含めて期待薄ではないでしょうか。あるとしても、発表済みのドラクエ3リメイク程度だと思います。個人的には「ビルダーズ3」に期待しますが、今の状況で出してほしいかと言われると、ちょっと考えてしまいます。

現状はむしろ、作品数を絞ってでもひとつひとつのクオリティを上げていく段階だと思いますので。

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Posted by hiro