【レビュー】「BOOK OF HOURS」は高評価ながらクセが強く、不思議な世界観の作業系パズルRPG

2026年最初のレビューは、Steam冬のセールで出会った不思議な高評価ゲーム「BOOK OF HOURS」です。

プレイ時間は30時間ほど。いまだゴールは見えていませんし、そもそもゴールが何なのかすら見通せていませんが、あまりに不思議なこの体験を、早めに文章として残しておきます。

スポンサーリンク

難解な文学小説のようなゲーム

海辺から図書館を目指す

「BOOK OF HOURS」は、図書館を再建するゲームです。ジャンルとしては、ストーリーのあるパズルゲームの部類になるのでしょうか。

主人公は、不思議な図書館に司書としてやってきたのですが、ゲームスタート時点ではなぜか、海岸でさまよっています。ひとまずは図書館にたどり着くことが序盤の目標となります。

画面上の何かありそうなところをクリックし、それぞれの課題を達成するために手持ちのカードを当てはめ、先に進んでいくのが基本的な流れです。

チュートリアルはない。手探りで進め!

もちろん当てはめるカードには条件があるのですが、そんな基本すら、ゲーム内での説明はほとんどありません。なにせこのゲーム、チュートリアルらしきものは存在しないのです。

最近のゲームは、新しい要素に出会うたび、しつこいくらいに丁寧なチュートリアルが入ったりするものですが、このゲームは「自分で考えて進み方を見つけてね」というスパルタ志向。

あえて詳しい説明を避けることで、とにかく手探りでゲームを理解してくれという、制作者の強い意志が感じられます。

本作の主人公同様、プレイヤー自身も寒々とした海岸に放り出されたようで、なんとか打開策を見つけ、海岸から街へ、街から図書館へとたどり着き、最初の本を読み解いたときの感動は、なかなかに味わえないレベルのものです。

なるほどたしかにこれは、手厚いチュートリアルは無い方がいいのかもしれないなと思わせてくれました。プレイヤーも手探り、主人公も手探りで、両者の体験を同期させるような効果を狙ったのだろうと解釈しました。

できれば攻略情報は見ずに

とはいえ、数時間プレイしてもシステムが理解できない人も、確実に出てくるでしょう。ネットを検索するといくつかヒントになりそうな記事もありますので、どうしてもという人は参考にするのもありだと思います。

でもできれば、そうした情報は見ずに手探りで進めましょう。自力で道を切り開いたときの爽快感こそ、開発者の意図しているところなのでしょうから。序盤で一定の脱落者が出ることも許容しているかのように感じます。

「分かる人だけ分かってくれればいい」という、開発者の強いこだわりが伝わってきました。本をテーマにしたゲームですが、まさに難しい文学小説を読んでいるかのような作品です。

【終わりに】冒険心ある人におすすめ

「BOOK OF HOURS」の紹介でした。

普段のレビューでは、ある程度ゲームの全貌が見えてから文章を書くようにしているのですが、本作に関してはゲームを進めても理解しきれるか不安があったので、途中段階でのレビューとなりました。

かなり癖がありますし、「ゲーム選びで絶対失敗したくない」という人にはおすすめしづらい作品ではありますが、作業系が好きな人、いろんなパターンを試して答えを探すことが苦にならない人などは、触ってみてもいいのではないでしょうか。

この記事をシェアする

PCゲーム

Posted by hiro