今週話しておきたいゲームのこと(2020年6月13日号)~ゲームの未来はあるべき方向に戻りつつある~
私には常にチェックしているYouTuberさんが何人かいます。
ゲーム実況がほとんどで一部ガジェット系なのですが、最近明らかにバトルロイヤルゲームの「フォートナイト」実況が増えてきたんですよね。
小学生の人気ゲームでも1位になるなど、それだけ高い人気を誇っているということではあると思います。
ただ私は、人が直接撃ち合ったり、斬り合ったりするゲームがそれほど得意ではありません。(テクニック的なものではなくて、性格的な話。)
スプラトゥーンくらいはぎりぎりセーフですけど。
YouTuberさんにしてみれば、再生回数が稼げるゲームに乗っかるのは当然の戦略ですので、やむを得ないことではあると思います。
ただ私的には、見る動画が少なくなってしまって寂しいなと思う毎日です。もっとまったりしたゲーム実況が流行らないかなあ。
では今週のゲームニュースをどうぞ。
ソシャゲとゲーム機のゲームを売上で比較することの無意味さ
今週の話ではありませんが、これは触れておかないといけないと思ったので。
とあるゲームライターの記事で、「ゲームは今やスマホ中心で、ゲーム機は傍流にすぎない」みたいな文章がありました。
確かに売上で判断すればそうなのかもしれませんが、私はそもそも、スマホゲームとゲーム機のゲームを一律に比較すること自体に違和感を覚えています。
御存知の通り、特に日本におけるスマホゲームの利益のほとんどは、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)のガチャによってもたらされているものです。
いいアイテムを手に入れるためにお金をどんどんつぎ込む射幸性は、どちらかというとパチンコのほうが近いんじゃないかと、私なんかは思うんですよね。
どれだけゲームシステムを練っても、ガチャがすべてを持っていくみたいなゲーム開発者のインタビューが、少し前に話題となりました。
そういった文章を読むにつけ、単純に売り上げをもってガチャゲーの優位性を強調することは、経営者としては正解なんだろうけどゲーム文化を語る人間としては間違いなんじゃないかという思いが強くなる今日このごろです。
例えば、テレビゲームもアナログゲームもゲームセンターもパチンコも、どれも広い意味では「ゲーム」ですけど、一律に論じることはありませんよね。それと同じことではないでしょうか。
最近は、低年齢層のゲーマーを中心にバトルロイヤル(バトロワ)ゲームが流行しています。バトロワゲームでは、課金要素はスキンのみであり勝敗に影響することはありません。
このようなゲームに早い段階から触れていると、ガチャ課金で強くなるスタイルに疑問を抱くゲーマーは確実に増えていくんじゃないかなと思っています。
ソシャゲ各社の決算を見るに、ガチャ課金モデルがすでに曲がり角に来ていることは明らかなのですが、そのスピードはさらに加速していくような気がしています。
PS5対応ゲームがお目見え。ゲームもここまで来たか…
6月12日早朝、年末に発売を予定しているPlayStation5の対応作品を紹介する動画が放送されました。アメリカでの人種差別反対運動の影響を受けて延期されていたもので、多くのゲーム映像が公開されました。
ひとつひとつを紹介するのは大変ですので(本音を言うと、早起きしてさっきまでお仕事で記事を書いていたので疲れ果てた)、ざっくりとした感想を。
ゲーム性の部分に関しては、わずかな映像だけではなかなか伝わってきませんが、グラフィックはやっぱりすごいなと思いました。
ゲームもここまで来たのかと、ファミコンもぎりぎり知っている世代の私はしみじみさせられました。
ただ放送のベースが英語なので、ゲームの雰囲気が十分に理解できたとは言い難い部分は否定しません。
それともうひとつ、ついにPS5の本体デザインが公開されました。結構斬新ですよね。
おそらくこの形が合理的である何らかの理由があるんでしょうけど、そのあたりはよく分かりません。
デザインそのものより驚いたのは、ディスクありとなしの2種類の本体を発売すると発表したことです。
値段は発表されませんでしたが、たぶんディスクなし版のほうが安いですよね?容量にも違いがあるのかな?
ダウンロード版の需要が伸びていると言われるこのご時世、ついにこういう判断をする会社が出てきたんだなと、こちらもしみじみさせられました。