「Hokkaido Game(北海道ゲーム)」レビュー。スイカゲーム系ながら異なる戦略が求められる面白さあり
2023年の夏頃から大きなヒットを記録し、配信者から子どもまでその流行が広がっているNintendo Switchソフトの「スイカゲーム」。
このようなヒット作が出ると、インスパイアを受けた作品、露骨なパクリ作品などがたくさん出てくるのは世の常です。
とはいえ、独自性を加えることでスイカゲームとは違った楽しみ方を提供する作品も増えてきました。そのひとつが「Hokkaido Game(北海道ゲーム)」です。
独自性多めなスイカゲーム系落ちものパズル
東京から北海道を錬成
スイカゲーム系ということで大体予想はつくと思いますが、上から都道府県を落とし、同じ都道府県をくっつけることで合体して大きくなります。
都道府県をどんどん大きくしていき、最終的に北海道の形を作りつつ、より高得点を目指していくのが基本的な流れとなります。
登場する都道府県は小さい順に、
東京→愛知→奈良→千葉→滋賀→佐賀→栃木→広島→岐阜→岩手→北海道
です。東京がスイカゲームで言うところのチェリー枠ですね。
予想外のハマり方が面白い
スイカゲームでは落ちてくるくだものが丸い(ブドウは微妙なラインですが)ためコロコロ転がりますが、北海道ゲームではどちらかというとツーと滑る感じ。
不規則な形をしているため、思わぬハマり方をすることがあったり、先っぽを差し込んで強引にくっつけたりといった、スイカゲームにはない特徴があります。
また、落ちてくるときの向きが上下左右でランダムになっているため、考えずに落としていくと思わぬ方向に行ってしまうことがあって、丸でないという特徴をよく活かしています。
たまに都道府県同士が前後に重なってしまうことがあるのですが、これがバグなのか仕様なのかは分かりません。
独自の雰囲気作りに成功
落としたりくっつけたりするときに、いちいち入る「トウキョウ」「ヒローシマ」等の謎のボイスもなんだか癖になります。
都道府県を落とす謎の巨人、草原なのか海なのか分からない景色、UFOなど、シュールな背景もこのゲームの雰囲気作りに貢献しています。
それぞれの都道府県に癖のある顔がついていて面白いのですが、その中で岐阜県はプードル型でかわいいのでぜひ見てください。
終わりに
単にスイカゲームのくだものだけ変えたみたいなゲームも多い中、「Hokkaido Game(北海道ゲーム)」は随所に独自の工夫が見られます。
このようなゲームが増えることで「スイカゲーム系」というひとつのジャンルができ、より盛り上がっていくことを期待したいところです。
お値段も本家並みの235円とお安く設定されていますので気軽にどうぞ。