PC用コントローラーの選び方を解説。快適なプレイのために知っておきたいこととは
PCゲームと言えばキーボード&マウス(キーマウ)というイメージの人も多いかもしれませんが、近年はゲームジャンルの多様化やPCゲーム人口の増加により、家庭用ゲーム機同様にコントローラー(ゲームパッド)を使用して遊ぶ人も増えています。
この記事では、PC用ゲームコントローラーを探している人に向けて、どのようなポイントでコントローラーを選べばいいのか解説します。
コントローラー選び5つのポイント
1)有線か無線か
PC用コントローラーを選ぶうえで最重要とも言えるのが、有線で接続するのか、それとも無線で接続するのかという問題です。
有線
有線接続のコントローラーは、基本的にUSB対応であり、ケーブルを使ってPCに直接つないで利用します。
電源の心配なく利用できるのが最大のメリットであり、遅延(ボタンを押してからゲームに反映されるまでの速度)も無線より少ないため、瞬間的な操作が重要になるFPSや格闘、一般的なアクションゲームに向いています。
一方、ケーブルの長さ以上に離れてプレイすることができないのはデメリットです。長いケーブルを用意してもいいですが、引っかかったり、利用しないときの管理がわずらわしかったりする問題があります。
無線
無線接続のコントローラーは、Bluetoothや独自の形式で接続します。
ケーブルが不要であるため、好きな距離、好きな姿勢でゲームをプレイできるのがメリットです。一方、ペアリング設定が必要な点や、バッテリー残量を気にして利用しなければならない点はデメリットです。
有線と比べて遅延が大きくなるのも、ゲームジャンルによっては致命的になります。とはいえ、近年は遅延に関してはかなり軽減されつつありますので、選ぶコントローラーさえ間違えなければ、プロレベル以外ではそれほど大きな問題にはならない可能性が高いでしょう。
2)ボタンはXbox配置かPlayStation配置か
PC用コントローラーのボタン配置には、大きく分けて2つのタイプがあります。左スティックが上、右スティックが下に配置されているXboxタイプと、左右スティックが下部にあるPlayStation配置です。
そのほか、Nintendo Switchをやり慣れている人からすると、Aボタンの位置が下になっているコントローラーは、はじめのうちは違和感があるかもしれません。
使い慣れているコントローラーと似たものを探すのもひとつの考え方ですし、それともコントローラーの機能ベースで考えて自分のプレイスタイルを合わせていくというのもありでしょう。
3)コントローラーの機能
コントローラーは、ボタンやスティックがあるだけではなく、さまざまな追加機能を備えている場合があります。
背面ボタン(パドル)
近年のコントローラーにおいて、重要な要素の一つになりつつあるのが、背面ボタン(バドル)の有無です。この背景には、バトルロイヤル系シューターの人気があります。
背面ボタンに任意のアクションを割り当てることで、親指で表のボタンを操作しながら背面ボタンで別の操作をすることが可能となります。
何を割り当てるかはプレイヤーやゲームジャンルによっても異なりますが、シューターであればリロードやしゃがみなどを割り当てるケースが多いようです。
トリガー機能
多くのコントローラーでは、上部ボタン(主にRボタン・Lボタン)に押し込み可能なトリガーとしての性質を持たせています。ゲームによっては、トリガーの押し込み具合を感知するものもあります。
プレイするジャンルによっては、トリガーの機能は有効にも邪魔にもなります。シューター系では、ぐっと押し込むよりもすぐに反応したほうが有利である一方、レース系では押し込み具合でアクセルやブレーキのかかり具合が変わるのがメリットとなります。
トリガーの浅さ・深さはコントローラーによって違いますし、中には物理的な設定を可能にしているコントローラーもありますので、よくチェックしておくとよいでしょう。
ボタン割り当て・マクロ機能
ゲーム上の設定でボタンの割り当てができることも多いですが、コントローラー側で割り当てを変更したり、ときには複数の操作を割り当てるマクロ機能を備えていたりするものもあります。
専用ソフトで細かくカスタマイズできるタイプもあれば、コントローラー側だけで簡単にカスタマイズできるタイプもあります。
なお、マクロ機能に関しては、ほとんどのオンライン対戦ゲームでは基本的に禁止されています。最近は自動検出ツールを使ってマクロ利用者をあぶり出すケースも増えていますので、安易な利用はやめましょう。
4)互換性
PC用コントローラーとして販売しているものに関してほとんど心配する必要はありませんが、念のため気にしておきたいのが互換性の問題です。
多くのPCゲームはMicrosoftの「XInput」規格に対応しており、公式の「Xboxワイヤレスコントローラー」以外でも、接続すればスムーズに利用できることがほとんどです。
また、Nintendo SwitchやPlayStationの専用コントローラーは、そのまま使おうとするとボタン配置などの問題が発生する場合があります。Steamで購入したゲームであれば、「Steam Input」という機能により、さまざまなコントローラーが使いやすくなっていますので、新しいコントローラーを買う前にまずそちらを利用してみるのもひとつの方法です。
5)ゲームジャンルに合ったものか
ゲームジャンルによって、コントローラーに求められる性質や機能は異なります。
コントローラーの機能は充実していたほうがいいのですが、それだけ価格は高くなりますので、自分にとって必要かどうかを見極めることが大切です。
シューター(FPS・TPS)
細かで素早い操作が求められるFPSやTPSといったシュータージャンルでは、有線または遅延の少ない無線コントローラーであることが優先されます。
また、背面ボタンが付いているタイプであれば、さまざまなアクションをより素早く繰り出すことができます。
トリガーや振動といった臨場感を高める機能も、人によっては重要視されるかもしれません。一方、臨場感を高めることとゲーム上の有利不利はトレードオフになることもあります。
格闘
「ストリートファイター6」の登場によって盛り上がっている格闘ゲームでは、有線または遅延の少ない無線コントローラーであることが優先されます。
それ以外の部分は、プレイスタイルによる差が非常に大きいため、一律におすすめできるコントローラーがないのが、このジャンルの特徴でもあります。
例えば、表面6ボタンのコントローラーであれば、弱中強ボタンが上に見えているため操作しやすいという人もいれば、6ボタンを指一本でカバーするのは非効率だとする意見を持った人も少なくはありません。
また、一般的なゲームパッド以外にも、アーケードコントローラー(アケコン)やレバーレスコントローラーなども一定の人気があるため、まずはひとつに絞ってコントローラー選びをするのがよいでしょう。
シミュレーター
レースやシミュレーターのジャンルでは、一般的なコントローラーのほか、実際に車や電車、飛行機などを操作しているかのように楽しめるコントローラーが発売されています。
これらは、ゲーム上の有利不利というよりも、ゲームプレイの臨場感を高める意味合いが強いものです。
PCコントローラーの定番は?
鉄板の「Xboxワイヤレスコントローラー」
PC用コントローラー選びに失敗したくないなら、Microsoft純正の「Xboxコントローラー」が鉄板です。
Windows環境のPCゲームにおいて使えないことを心配する必要はほとんどなく、ワイヤレスと名前が付いていますが、有線接続・無線接続の両方に対応しているのが強みです。
コントローラーとしての性能も十分で扱いやすく、セール時には5000円程度で売られることもある価格も魅力的です。
なお、上位互換にあたる「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」には背面ボタンがあり、スティックや背面ボタンのカスタマイズにも対応しています。価格は上がりますが、一段上を体感したいならこちらも検討しましょう。
それ以外も有名メーカーのものを
PC対応コントローラーは、「Xboxコントローラー」以外にもさまざまな商品がありますが、基本的には有名メーカーのものを購入することをおすすめします。手頃な価格であれば、LogicoolやHyperXなどが挙げられます。
有名でないメーカーの安すぎる商品は、壊れやすかったり操作性が悪かったりと、難がある場合がほとんどです。多数の高評価レビューが付いている場合は特に注意しましょう。