任天堂が動画画像投稿に関するガイドラインを発表。ネタバレ投稿には厳しい対応も。
ネタバレ対策を強く打ち出しています。
新たなガイドラインを発表
任天堂はこれまで、「Nintendo Creators Program」によって任天堂製タイトルの動画投稿に関するルールを定めていました。
こちらは登録制であり、動画投稿によってクリエイターが収入を得ることを認めたものでした。
任天堂はこのたび、2019年11月29日をもって新規の受付を終了し、12月末日をもってサービスを終了することを発表しました。
それに代わって設けられたのが、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」です。
新ガイドラインをざっくり解説
特に動画や画像を投稿する人はしっかり読んでおくべきですが、ざっくりまとめるとこんな感じです。
- YouTubeやニコニコ動画などでゲーム実況やゲーム紹介するのはOK。
- そこから広告収入を得ることも、それぞれのサイトのルール内であればOK。
- ただし投稿者の工夫が見られる内容にしてね。ムービー切り抜くだけとかはあかん。
- ネタバレ投稿は許しません
そんな感じですね。
発売前にプレイ動画が公開される状況(ネタバレ)が問題になっていましたが、それに対して厳しい姿勢を示しています。
ネタバレという言葉にはいくつか定義があると思いますが、例えばゲームの隠し要素とか、ラスボスとか、ゲーム内容に関わるものの投稿が規制されているという意味ではありません。
それ以外のところでは、大乱闘スマッシュブラザーズのように、任天堂の作品であっても他社の著作物が登場する場合は、それぞれのルールに従う必要があります。
またチートや改造、任天堂の著作物を無断で使用、不正に入手されたゲームソフトなどの投稿もアウトとなっています。
普通にやればまず問題ない
ガイドラインと言われると、制約が厳しくなるのかと構えてしまう人もいるかもしれません。
ただし、普通に任天堂のゲームを購入して、普通にプレイ動画やスクショを投稿をする分には、まず引っかかることはありません。
ゲーム実況はゲームの楽しみ方を広げる存在になっていますから、任天堂によってはっきりとしたお墨付きが出たのは、素晴らしいことだと思いました。
本来であれば、こういうのが業界団体の統一見解として出てくれれば、クリエイターとしても助かるのでしょうが。
投稿する側も、視聴する側も、ルールの範囲内で楽しみたいですね。