カイロソフト「映画スタジオ物語」レビュー&序盤攻略。今作も安定の面白さ!
このブログでもたびたび話題にしているカイロソフトさん。
Androidで先行リリースされていた「映画スタジオ物語」が、このたびiOSにもやってきました。本作は買い切り型(600円:AppStore)の作品です。
まだ始めて数日ではありますが、レビューと簡単な攻略をのせていこうと思います。
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ゲームの流れ
映画スタジオ物語のテーマは映画づくりで、映画賞を独占するような世界的ヒットを生み出すことが目的となります。
映画のテーマを決める
まずは映画のテーマを決めます。「恋愛」「ドキュメンタリー」などのジャンルと、「兄弟」「ピラミッド」などの内容を組み合わせましょう。
この組み合わせ次第で、映画の評価に直結するステータスが上昇しやすくなります。
出演俳優を決める
続いて出演俳優を決めます。最初のうちは主演1名、脇役1名を選びます。ジャンルによって得意不得意がありますので、表示されるマークを確認しましょう。
ランクの高い俳優を起用すれば映画の評価は上がりやすいのですが、それなりのコストが掛かります。
これで映画づくりがスタート。途中でロケ場所の選定や、スタッフによるランダムイベントが入り、それらをこなしながら完成を待ちます。
映画が完成したら、専門家の評価を受けます。これによって上映期間が伸びることもあります。
公開して収入、そして映画作り
いよいよ公開です。制作した映画は、契約した映画館でのみ公開されます。最初から海外でなんてことはできません。
観客動員数に応じて収入が入ります。これを使って新しい映画を制作しましょう。
映画づくりをこなすことでスタッフや俳優の能力が強化され、よりよい映画を作れるようになります。
またさまざまな課題をこなすことで、優秀なスタッフと契約できたり、ボーナス効果を発揮する施設が建てられたりします。
そういったものも活用しながら、大ヒット映画の制作を目指しましょう。
映画スタジオ物語の評価
リアルタイムに動く順位に感動
私が特にうれしかったのが、公開された映画の順位がリアルタイムで変動していくことです。
振り返ってみるとこれは、カイロソフト初期の作品である「ゲーム発展途上国」に採用されていたものなんですよね。
ほかにもあったかもしれませんが、個人的にはその作品のものが一番印象に残っています。
「どこまで上がっていくのかな」というワクワク感、「そろそろ終わりかな」と思ったら突発的なイベントで再ヒットする面白さなどを味わえるこの仕組みが大好きです。
これがあるだけで、映画スタジオ物語は相当やり込むであろうことを確信しました。
プレイしただけ確実に成果が出る
これはカイロソフト作品に共通する特徴なのですが、やり込めばやり込んだだけ成果が出ます。
映画を作ればスタッフや俳優のステータスが上がり、次回同じ組み合わせで作ったとしても、より評価の高い映画を作ることができます。
そして映画を公開すれば、映画スタジオの評価が上がりますので、次回以降の作品に有利に働きます。
地道に続けていけば必ず結果につながるのは、カイロソフト作品の素晴らしさです。
何度も繰り返す中毒性
これもカイロソフト作品に共通するのですが、やりこみ派のためには「スコア」が用意されています。
映画スタジオ物語では一定のプレイ期間が決まっており、スコアはその期間内のプレイ内容によって決まります。
ただしその期間を迎えてもプレイを続けることはできますので、そのまま映画制作を続けても構いません。
スコア狙いであれば一からプレイすることになりますが、その場合は一部要素を引き継いだ上で始めることができます。
つまり最初からヒット作を狙うことが可能であり、より多くのスコアを稼ぐことができます。
これがカイロソフトゲームの恐ろしいところで、何度でも繰り返しプレイしてしまう中毒性を生み出しています。
小ネタが効いている
これもカイロソフト作品の特徴で、くすりと笑える小ネタがところどころに散りばめられているのが素敵です。
秘書の名前からしてあの有名な方をもじっていますしね。これはここで紹介するよりも、実際に確認したほうが面白いと思います。
横スクロールは微妙
映画スタジオ物語は、カイロソフト作品では珍しく横スクロール画面を採用しています。
普段は四角いエリア内に施設を配置していくタイプが多いので、これには若干戸惑いました。
施設を配置するにはエリアを拡張する必要があり、そのたびに横に伸びてスクロールが面倒くさくなります。
なにより映画街のにぎわいを実感しづらいのが残念でした。横持ちにすると多少雰囲気は出ますが。
序盤攻略
私自身まだざっとプレイした程度ですが、とりあえず使えそうなテクニックを紹介しておきます。
上映映画館の数を増やす
序盤でお金がたまったら優先させたいのは、映画制作にお金をかけることではなく、上映する映画館の数を増やすことです。
映画の評価が低くても、映画館の数が増えれば収入はぐっと増加します。
収入が安定したら、広告宣伝や施設建設などにもお金を回していきましょう。
営業でお金稼ぎ
序盤はとにかくお金が足りないのですが、そんなときは「営業」を活用します。営業は能力を上げるほか、お金稼ぎの手段としても有効です。
序盤で有効なのが「楽曲提供」で、1回で15万Gほど稼げます。スキルに「営業収入アップ」系を付けているとさらに増えるので、それを付けたスタッフで営業を繰り返しましょう。
上がる能力的には、監督につけるのがいいかなと思います。
「観客の声」をこなそう
画面右あたりに「観客の声」というメニューがあります。ここにはさまざまな課題が並んでおり、それらを達成すると報酬がもらえます。
特に序盤では、資金をもらえるのが助かります。進め方のヒントにもなりますので、積極的に挑戦しましょう。
俳優と契約して出演料を節約
俳優を映画に出演させるには、その都度出演料を支払う必要があります。この負担が結構大きいんですよね。
俳優と契約をすると、5回までの映画出演料が0円になります。契約時に一定の額を支払う必要がありますが、5回分の出演料と比べればずっと安いので、積極的に活用しましょう。
たまに特別なアイコンの付いた人が道を歩いており、その中に俳優もいます。
映画スタジオのランクを上げていくことで、よりランクの高い俳優が道をうろつくようになります。
スタッフの入れ替え
初期スタッフの能力はとても低いです。ステータスが上がってもたかが知れていますので、ランクの高いスタッフに入れ替えましょう。
俳優同様、スタッフ候補たちも道を歩いています。
【終わりに】シミュレーション初心者も安心
「映画スタジオ物語」の紹介でした。
カイロソフトらしい安定の面白さがありますので、他の作品で楽しめたのであれば、無条件で購入して問題ないかと思います。
「ちょっとシミュレーションゲームは苦手だな」という方であっても、この作品は安心して楽しむことができます。
スタッフを鍛え上げて、最高の作品を目指してください。