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リセマラは消えゆく文化か。流行った理由と廃れると思う理由

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スマホゲームで遊ぶ人なら、「リセマラ」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。

基本無料のガチャゲームではお約束のような行為なのですが、そう遠くないうちになくなっていきそうな状況になっています。

なぜ人はリセマラをするのか、どうしてリセマラはなくなりそうなのか、その背景を探ります。

リセマラとは?

当たらないガチャ

リセマラはリセットマラソンの略です。

多くのソシャゲでは、序盤のチュートリアル、あるいはそれに近いところで、ガチャを引けるポイントがあります。

引ける回数はゲームによって異なりますが、課金ガチャとほぼ同じものが引けるため、レアリティの高いアイテムが出る可能性もあります。

インストールからチュートリアル、ガチャ、アンインストールまでの流れを、お目当てのアイテムが出るまで何度も引く行為を「リセマラ」と呼んでいます。

ガチャに依存するソシャゲが生み出した魔物

期待値的に数万円かけても出ないようなアイテムを入手できるチャンスですから、ガチャのウェイトが非常に大きいソシャゲで、この行為が流行するのは必然とも言えます。

多くの攻略サイトでは「リセマラランキング」なるものを作成し、「これが出たらリセマラ終了」「使えない。リセマラ続行」などの評価を下します。

私がかつて在籍していたところも含めて、リセマラ記事はサービス開始時点において、多くのPVを稼げる記事になっています。だからこそこんなふうに、発表されてもいないゲームのリセマラ記事を作って、そのときに備えているんですね。

今回の話題とはそれますが、「準備中」「調査中」で放置されているサイトの検索順位は下げてほしいといつも思います。

ゲーム会社がリセマラ対策に積極的でない理由

ガチャでハズレばかり引く人

リセマラは防げないこともない

ゲーム会社からすればリセマラは、ただでレアアイテムを手に入れてしまい、その後の課金意欲を落とすことにつながるとも考えられます。

またリリース初期はただでさえプレイヤー数が多くなり、その上にリセマラを実施されるとサーバーにかなりの負荷がかかりますから、本来であればやめてほしい行為のはずです。

リセマラを防げないのかと言えばそんなことはありません。リセマラポイントの前にゲームデータとアカウントを紐付けさせるなどの対策で、防ぐことは可能です。

しかしそうした対策をとっているのはごくわずかで、多くのソシャゲはリセマラが可能なシステムになっています。

ではなぜゲーム会社は、リセマラを許容しているのでしょうか。

ダウンロード数水増しは過去の話

一時期はダウンロード数を水増しするためだとも言われました。

たしかに以前はそういうソシャゲもありました。一番ヒットしていた「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)並やそれを上回るDL数があると公表し、ひんしゅくを買っていたソシャゲがいくつかあります。

100万ダウンロードなど節目ごとにプレスリリースを出し、そのたびに株価が反応する。今思えばおかしな時代でした。ほんの数年前の話ですけど。

株をやってる人たちがゲーム業界の事情に疎いことを表す事例は、ここ最近でもありましたね。

ただしガンホーはその後、海外で「ラグナロクM」がヒットしたことでまた注目を集めています。

最近ではダウンロード数も実数(アプリをダウンロードした端末の数)で発表されるようになり、リセマラによる水増しを実績として発表しているケースはほとんどありません。

リセマラする人は熱心なプレイヤー

ではなぜリセマラ可能な仕組みを続けるのでしょうか。それは、リセマラをするほど熱心なプレイヤーは、その後も続ける可能性が高いからです。

続けようという気持ちがなければ、面倒な作業を繰り返してレアアイテムを手に入れようとはしません。

私みたいに「リセマラなんてしたことないよ」という人は、そこまで前のめりではありません。

「ゲームが面白ければ続けるかも(でもその可能性は低いだろうな)」というスタンスなので、レアアイテムを手に入れることにそこまで熱心ではありません。

リセマラがプレイヤーをつなぎとめる役割を果たしている以上、それをできなくすることは、ゲーム会社にとってリスクのある行為になってしまっているのが現状です。

リセマラが廃れるであろう理由

日本のソシャゲとリセマラは、切っても切れない関係として存在してきました。しかしそれも変わりつつあります。

非ガチャゲーの台頭

ポケモンGO、PUBG、荒野行動。いずれも大ヒットを記録した基本無料ゲームですが、ガチャはありません。つまりリセマラは必要ありません。

いずれも海外産のゲームであり、日本産の基本無料ゲームは相変わらずガチャゲーが多い状況です。

しかし近年リリースされる国産ソシャゲの厳しい状況を考えると、ガチャに依存しないスマホゲームは、各社検討を進めていてもおかしくはありません。

何度も引き直せる仕組みを導入

リセマラと言えばリセマラなのですが、チュートリアルの中に最初のガチャを何度でも引き直せる仕組みを導入し、再ダウンロードの手間を省かせる仕組みを導入するものも増えています。

プレイヤーに優しい仕組みであるのと同時に、もうリセマラは当たり前にあるものだと認識し、その上でプレイヤーがスムーズにゲームに移り、ゲームを楽しんでもらうことを意図しているのかもしれません。

【追記:2019年3月19日】

ただしこれはこれで、サーバーに負荷をかける事になります。

2019年3月19日にリリースされた「魔界戦記ディスガイアRPG」では、この方式を採用しています。その結果ゲームに繋がりにくい状況が発生し、間もなくメンテナンスに入りました。

【おわりに】ガチャゲーの衰退も遠くはないかも

ソシャゲ文化にとって欠かせないリセマラについて考察しました。

リセマラに熱心に取り組むプレイヤーが多いということは、「ソシャゲはガチャの結果次第」という認識が広まっている証拠でもあります。

現実はたしかにそうなのですが、ガチャに依存しないゲームも、少しづつではありますが流行するようになってきています。

もう5年もすれば、若い人たちは「リセマラ?なにそれ?」状態になっているのかもしれませんね。

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