【パワプロ2022】栄冠ナイン基本攻略。魔物やバントに依存しなくても甲子園優勝はできます【パワプロ2023】
「eBASEBALL パワフルプロ野球2022(パワプロ2022)」の栄冠ナインモード。アクションを必要としないこと、選手の名前や顔をアレンジできることなどが受け、今作から正式に解禁された実況動画でも人気になっていますね。
それらをきっかけに栄冠ナインに興味をもった方も多いのではないかと思いますが、ネット上で「効率の良い勝ち方!」として紹介されている「魔物」や「走力強化・バント戦法」に過度に依存した攻略法に違和感を持つ方もたくさんいます。
それはそれでひとつの攻略方法だとは思いますが、それをせずとも甲子園優勝は可能です。チームの方針に関わらず使えるベーシックな攻略記事を目指して書きましたので、ぜひ参考にしてください。
基本方針と考え方
この攻略記事の方針は以下の通りです。
- 初めてプレイする人にも分かりやすい内容を意識したため、数値的なものなど細かな部分は省略しています。
- 選手の性格は変えない。制約がかかることもありますが、それも面白さと割り切ります。
- チーム全体で特定の能力ばかりを鍛えず、選手のポジションや本来の能力、性格に合わせた育成をします。
- みんなにバント○を取得させたり、そういう選手を狙ってスカウトしたりはしません。
- 魔物もたまたま持っていた場合はちゃんと使います。
- 年代はデフォルトでスタート
ここまで縛っても甲子園優勝はできます。逆に言えば、これらの縛りをなくせば難易度はグッと下がります。
おすすめ設定
自動交代はオフに
何より先に、「システム」→「ゲーム設定」から「自動交代」はオフにしておきましょう。意図した選手交代ができなくなりますし、最悪の場合終盤に投手が枯渇します。
転生はオンに
転生をオンにしておくと、現役選手やOBがランダムで登場します。そのままの能力ではなく調整されていますが、特殊能力はそのままなので、1年目から活躍してくれることもあります。
なお、年代を特定のOB、現役選手に合わせることでその選手の出現率を上げる方法もありますが、栄冠ナインはランダム性が楽しいと個人的には思っているので、今回は採用しません。
止まるマス・カードの選び方
青マス・黄色マスを基本
青マスをベースで考えつつ、黄色マスがあれば大きい数字のカードで踏みにいくと多くの経験値が得られます。疲れがたまっていれば緑マスもOK。特訓マス(バットとボールのマス)は絶対に止まりにいきましょう。特殊能力ゲットのチャンスです。
OBマスの効果 アイドルマスは絶対!
2年目以降に出現するOBマス(人がいるマス)もなにかといいことがあるので、余裕があれば止まっていきましょう。練習効率アップの可能性があるアイドルは最優先。性格を変えたいなら占い師は重宝します。
アイドル | 練習効率アップ(全員、一部)、テンションアップ |
看護師 | 全員の体力を回復する |
野球選手 | 練習経験値をアップし赤特殊能力を消す、金マスに変更、練習効率低下 |
スカウト | スカウト評価アップ、「新入生の履歴書」をくれる |
本屋 | 特殊能力の本をくれる |
ショップ店員 | アイテムくれる |
ミゾット社員 | 器材耐久度アップ、器材交換券をくれる |
職人 | 能力アップ系アイテムくれる |
占い | 性格やスケジュールを変える(ランダム) |
サラリーマン | 学力アップ |
食べ物系 | 対応する経験値を上げ、低確率でひとりのステータスを5上げる |
ならずもの | 練習リセット |
練習効率アップの次は大きい数字の練習を選ぶ
練習効率が上がるイベントが発生した次のターンは、練習で得られる経験値が多くなります。卒業式、進級など確定で上がるタイミングがありますので覚えておきましょう。練習効率が上がったら、大きい数字の練習をしましょう。効率の上がり幅には「小・中・大」の3段階あります。黄色を踏めばさらに効果アップです。
「観戦」のカードのみ、効率アップの効果が2ターン続きます。通常は「小アップ」の効果ですが、観戦を使って練習効率中や大のイベントを起こすとそちらが適用され、中や大の状態が2ターン続きます。アイドルやクリスマスイブの近くで観戦カードを持っていたら、狙ってみてもよいでしょう。
止まるといい日付
特定の日付や期間に止まると、ラッキーなイベントが起こることがあります。いくつかありますが、効果の高いものや発生しやすいものを紹介します。
甲子園決定後10日間の青マス(インタビューイベント)
甲子園決定後、夏は7月21~30日、春は2月1~10日に青マスに止まると、低確率でインタビューイベントが発生します。効果がすごいので、「逆転の発想」「ポジティブシンキング」などのアイテムを使ってでも青マスを増やしてチャンスを待ちましょう。
選んだ選択肢により能力に応じて確率で、さまざまな特殊能力がつきます。特殊能力の取得がない「選手の努力」以外の、チームの方針に合った選択肢を選びましょう。
12月24日(クリスマスイブ)
12月24日は練習効率大アップイベントが発生する可能性があります。
夏の甲子園がない8月21日(例外あり)
甲子園の試合がない8月21日は、後ろ数日が特訓マスに変わる可能性があります。
※北海道や東北など夏休みの異なる地域では、8月21日より前に特訓マスイベントが発生します。
8月10日:北海道、岩手、宮城、山形、福島、長野
8月15日:青森、秋田
うるう年の2月29日(特訓イベント)
うるう年(4の倍数の年)の2月29日は、後ろ数日が特訓マスに変わります。4年に1度なので忘れがちですが、効果は高いのでぜひ。
戦績ポイントの使い方・グラウンドレベル
試合に勝つと戦績ポイントがもらえ、5回勝つごとにショップで各種アイテムと交換できます。初心者が見落としがちなのがここで、戦績ポイントの使い方が適切でないとチームはいつまでも成長しません。
器材優先、次が土
使う順番としては、器材が圧倒的に最優先です。器材によって練習がパワーアップするほか、グラウンドレベルが上がって練習経験値が多くなります。最初に1000Pの器材を揃え、2000Pの器材はお楽しみ券(1600P)で交換しましょう。
グラウンドレベルは定期的に低下します。器材が壊れたら早く交換しましょう。戦績ポイントのほか、ミゾット社員がOBにいれば、器材交換券をもらえたり、耐久値を回復してくれたりします。
グラウンドレベルに影響するもう一つの要素が土です。評判「強豪」以上で黒土になり、グラウンドレベルは最大99まで上がります。土も練習により痛みますので、レベルが落ちてきたら入れ替えましょう。常に最大をキープするのは難しいですが、90を下回らないようにしたいところです。
アイテムのおすすめ
器材、土と揃えたら次はアイテムがよいでしょう。おすすめは
- 新入生の履歴書
- おにぎり
- ポジティブシンキング
- 逆転の発想
- ○○の極意書
あたりがいいでしょう。パワプロショップで買えるものもあるので、そちらで補ってもいいです。
特殊能力・合宿
合宿
合宿の一ヶ月ほど前にやるかどうか聞かれますが、必ずやりましょう。特殊能力をゲットできるチャンスです。
テンションが上がっていれば取得率がアップします。練習確認画面で電球マークがついている選手はノリノリですので、合宿や特訓マス前に確認しておくとよいでしょう。
注目選手に選ばれる選手はランダムです。練習カードからゲットできる特殊能力は、練習内容に関連した特殊能力からランダムで選ばれます。合宿前にカード内容を調整しつつ、引きが悪ければ合宿前に「スケジュール変更手帳」を使うのもありでしょう(合宿中は使えません)。
おすすめ特殊能力
取りたい特殊能力ですが、まずは学年に1人「ムード○」がほしいところ。ベンチにさえいれば全員のミートとパワーを底上げしてくれます。ちなみに、ムード☓はその逆の効果。いたらプロOBマスで消すか、ベンチ外にしておきましょう。
「キャッチャー」系も強力です。ランクに応じて投手の能力を底上げしてくれます。控えでもうっかり取ってしまったら、レギュラー交代を考えてもいいレベルです。
それ以外では、試合でレベル6以上の出現条件になる特殊能力をおすすめします。戦術一覧で確認できます。特能マスに止まったときに星の数が多い(取得難易度が高い)能力は、基本的に強力です。
試合
注目選手
試合前にレギュラー選手3名のうち1名を注目選手に選びます。注目選手に選ぶと出番時に確定で指示ができます。試合経験値は指示ごとに入りますので、注目選手はよく育ちますし信頼度も上がりやすいです。
天才肌の「急成長」は試合で獲得する経験値が大幅に増えます。できれば注目選手にして成長を手助けしてやりましょう。
数字は大事だけどそれだけで判断しない
基本は数字の大きいカードを選びますが、「おまかせ」はうまくいかない印象があります。投手で「ストライクを取れ」も数字高くなりがちですが、甘いボールがいきやすいので能力が低いとよく打たれます。注意。
「盗塁」を数字だけで判断すると失敗しやすいので、相手の肩力とランナーの走力・特殊能力を見て判断しましょう。「ヒットエンドラン」は空振るとランナー単独での盗塁になります。ミート多用の積極打法でバットに当てにいきましょう。
数字の大小は、選手の能力のほか信頼度によっても変わります。能力の高い1年生でも数字が低いのはそのためです。信頼度は試合やイベントで自然に上がっていくものですが、早く上げたい場合は注目選手にするといいですし、「おまかせ」を選ぶと他の指示より信頼度が上昇します。
指示内容で成長度が変わる
指示内容に応じて得られる経験値が変わります。強化したい指示を選択したいところですが、勝って試合数を増やすことが最優先ですので、余裕がある時に考慮する程度でいいと思います。
投球時はタイプに合わせて速球中心か変化球中心かを選択しましょう。打撃時も、ミート多用か強振多用かによって対応する能力に経験値が入ります。おまかせならバランスよく入ります。
伝令は忘れず使いましょう。スタミナや守備力を補えます。内容は性格によって異なり、同系統の伝令でも学年が上の選手だと効果が上がります。伝令できるのはベンチにいる選手のみです。
性格 | 伝令効果 |
ごくふつう、内気 | 励ます(スタミナアップ) |
クール、天才肌 | 助言(投手能力アップ) |
お調子者、したたか | ほめる(投手調子アップ) |
やんちゃ、熱血漢 | 盛り上げる(守備アップ) |
試合運び
多くの選手を試合に出す
なるべく多くの選手を試合に出しましょう。ベンチ外よりベンチ、ベンチより途中交代のほうが多くの経験値を得られます。代打や代走が経験値多めですが、守備でも出さないよりまし。
コールドは避ける・コールドの条件を理解する
コールド勝ちは指示を出す機会が減る、つまり経験値を得るチャンスが減るのでもったいないです。なってしまうときは仕方ないですが、弱めの投手に変えるなどして勝てる範囲でうまく調整したいところです。(5-6回10点差以上、7回以降7点差以上でコールド。甲子園大会などではコールドなし)
固有能力の使いどころを見極める
試合に一回しか使えない固有戦術はここぞという場面で。試合での結果により特殊能力を取得する可能性があります。条件を満たしても確率は低いので、初めのうちは無理に狙う必要はありません。プレイに余裕が出てきたら条件を調べて狙ってみてもよいでしょう。
育成・性格
育成方針は打撃重視
入学式後と夏大会後に育成方針を決める場面があります。選んだ内容によって練習時に出現するカードの内容が変わります。おすすめは打撃重視。打ち勝つ野球が楽しいというのもありますし、打撃は守備や走塁と比べてステータスが上がりにくいためです。
性格によって上がりやすい能力が異なるので、それに合わせて育成するのが効率的です。ポジションは各学年でバランスよく。足りなければコンバートしておきましょう。守備力に関わるので、必ず◎までこなしておきましょう。
どんな選手を育成する場合でも、守備系は最低限上げておかないとボロボロ失点します(体感でDはほしい)。あとはポジションや選手ごとに。例えば外野は肩強いほうがいいですし、ショートは守備力。逆にファーストは肩そんなにいらないとか。
投手では、栄冠ナインだけを考えるならスタミナはDで十分。伝令で補えます。変化球は変化量や種類が少ないと打たれやすいので、2球種4以上はほしい印象です。変化量1とか2とかがあると、他のスペックが高くても打たれやすい印象があります。
後は性格や特殊能力との相性を見ながら他の能力を上げましょう。
性格別の上がりやすい能力
性格 | 上がりやすい能力 |
熱血漢 | パワー、肩力、スタミナ |
やんちゃ | ミート、パワー、球速 |
クール | ミート、守備、コントロール |
内気 | 守備、捕球、変化球 |
したたか | 走力、捕球、変化球 |
お調子者 | 走力、肩力、球速 |
天才肌 | まんべんなく上がる(大) |
ごくふつう | まんべんなく上がる |
新入生スカウトのコツ
打撃重視を優先して巡回
スカウトは11月~1月は各月2人(新入生スカウトのカードがランダムで出ます)と、「新入生の履歴書」で4人。1年に最大10人までスカウトできます。
基本的には打撃重視の都道府県を回ります。投手を取る場合は投手重視ですが、エース候補を1人確保できれば十分でしょう。一芸は能力の偏りが大きいのでおすすめできません。
ステータスの強弱をベースにしつつ、寸評で特殊能力を判断して獲得を目指しましょう。(練習の姿勢が~とキャプテン・副キャプテンは、特定の特殊能力はなくランダムです。)
ポジションはコンバートで間に合う
ポジションはバランスよく取れるに越したことないですが、後でコンバートすればいいのでそこまで気にする必要ないです。能力ベースで選びましょう。
例外として、特能の「キャッチャー」だけは捕手しか持っていないと思われますので、捕手の多い都道府県を回ってみましょう。
転生選手枠を開けるのも手
スカウトで転生選手は出ません。スカウトに枠を使った分だけ転生選手の可能性が下がりますので、中途半端な能力の選手は無理にスカウトせず、転生用に枠を開けておくのもありでしょう。
おすすめ寸評
- 「好リード」:キャッチャーAかB持ち。いれば最優先
- 「盛り上げ役」:ムード○持ち。学年に1人いるといいが、後でも取りやすいので強い選手だった場合のみ
- 「将来性が」:覚醒して能力が大幅アップする可能性がある
- 「彼は天才なのかも」:天才肌の可能性。全能力が上がりやすい。はずれもある。
これ以外では、ヒットメーカー=アベレージヒッター、引っ張り=プルヒッターなど、試合のカードがレベル6以上になる特殊能力をもっている選手もおすすめです。対応能力は戦術一覧で確認できます。
小ネタ
オンライン大会は弱くてもエントリー
オンライン大会には弱くても参戦しておきましょう。アイテムがもらえます。
試合中の相手能力の確認は簡単
試合指示画面でXボタン→Aボタン(Switch)で対戦中の選手の能力が確認できます。
栄冠ナインはパワポイント効率が良い
栄冠ナインは全モード中もっともパワポイント効率の高いモードです。名門まで行けば年間37500PPもらえますので、他モードがメインという方も合間にプレイしませんか?
終わりに
かなり長い記事になりましたが、甲子園優勝できるだけの内容は詰め込めたと思います。
性格を変えないなどはっきり言って非効率な部分もありますが、毎年同じようなチームづくりをするよりも変化を楽しめたらなという感じですね。
いろんな楽しみ方を許容してくれるのがパワプロの良さですので、好きなように遊べばいいと思います。