FF7リメイク三部はすでに開発進行中。打ち切りの噂はやんわり否定
スクウェア・エニックスといえば、2024年に入り未発表の作品の開発を打ち切って巨額の損失を計上したことが話題となりました。
さまざまな憶測が飛び交う中で、「ファイナルファンタジー7」リメイクプロジェクトの第三部が完結を待たずして中止になったのではないか心配する声も上がっていましたが、開発者がそれを否定する内容を含む動画が公開されています。
開発陣が第三作への意欲を示す
その動画がこちら。
主に三部作のうちの第二部「FF7リバース」の開発について語る内容ですが、第三部についても言及がなされています。
この中で第三部は「絶対に出さないといけない」作品であるとしており、まだまだやりたいことがあるとして第三部への意欲を示しています。
この動画が公開されたのは2024年5月30日です。未発表タイトルの開発中止が明らかになった後のものですから、FF7リメイク第三部に関しては、開発中止の対象にならなかったということでしょう。
第二部の苦戦をどう跳ね返すか
売り上げ低調を社長が認める
第二部「FF7リバース」に関しては、メディア評価では大絶賛を受ける一方、ファミ通の集計で売り上げが前作を大幅に下回っていること、社長が決算説明会の中で売り上げが期待外れだったと発言するなど、苦戦が伝えられていました。
原因について、ひとつはPS5専売としたために前作プレイヤーが離れてしまったこと、「三部作中の第二作」ということで新規ユーザーに敬遠されたことなどが挙げられます。
PS5専売取りやめは決定的
ここから第三部がどうやって巻き返すのか注目したいところですが、PS5専売に関しては、作品のマルチプラットフォーム展開強化を打ち出していることから撤回が濃厚です。(仮にPS6が出ていたとしても専売はないでしょう。)
PC、Xbox、そしてなにより、Switch後継機での発売があれば、それなりの売り上げは確保できるでしょう。
新規ユーザーの取り込みは…
ただ、過去二作品をプレイしていないユーザーを取り込めるかと言われると、ストーリー主体のゲームであるがゆえの難しさがあります。
例えば、第三作の中に過去二作の内容をフォローするストーリーを組み込めば新規プレイヤーには優しいと言えますが、既プレイヤーが退屈することにならないかという欠点はあります。
終わりに
第三部の開発継続はほぼ決定的になったとはいえ、どのような策をもって売上を伸ばしていくかについては、なかなか難しいものがあると言えます。
2027年とも2028年とも言われる第三作の発売に向けて、どのような動きが出てくるのか注目しましょう。