噂になっていた「SwitchのVR」がついに発表!「Nintendo Labo」の最新作は子どもへの配慮が強くにじむものに
Nintendo SwitchのVR対応は以前から噂に上がっており、当ブログでもこんな記事を書きました。
なんらかの形でVRに対応する可能性は十分に考えられていたのですが、ダンボール工作の「Nintendo Labo」で出してくるとは驚きました。
2019年3月7日に発表された「Nintendo Labo: VR Kit」について、公開された情報を整理します。
Nintendo Laboとは
ダンボール工作で「Toy-Con(トイコン)」を組み立て、Switchと連動させて遊ぶNintendo Labo。
2018年3月に発売され、これまでに3作品が発売されています。
ゲーム機とリアルな工作を組み合わせる発想は、これまでもゲームの可能性を模索してきた任天堂ならではですね。
そのNintendo Laboの第4弾として、今回VRキットが発表されたわけです。
VRゴーグルはのぞきこむタイプ
VRキットの形状がこちらです。
引用:任天堂プレスリリース
スマホをはめてのぞきこむ系のVRゴーグルとほぼ同じですね。
ただもちろん、Switchの場合は取り外せるコントローラーがあります。映像を見るだけのスマホVRゴーグルとは異なり、連動してゲームを楽しめるのは大きな特徴です。
ベルトなどをはめる着脱式ではなく、手で持ってのぞきこむ方式です。着脱式だとゲームがプレイしづらいですし、なによりSwitch本体の重量がありますので、正しい選択だと思います。
子供のプレイにも配慮。VRモードは7歳以上
着脱式にしなかった点には、任天堂ならではの配慮も見られます。VRゲームに関してはVR酔い、あるいは小さな子供に与える影響が心配されています。
のぞきこむ形のほうが、着脱式に比べて画面を見る時間は短くなることが予想されますし、もし気分が悪くなってもすぐに外すことができます。
またVRモードはオン・オフが可能な設計になっており、VRモードの対象年齢は7歳以上と決められています。
以下のページにはVRモードを使用する際の注意事項についてまとめられていますので、購入を検討する際にはぜひ一度確認するようにしましょう。
VR KITにはゲームも付属
VRキットではこんなゲームが楽しめます。
引用:任天堂プレスリリース
正直これではよく分かりませんね。冒頭で紹介した記事でも、VRの弱点としてゲーム体験を伝えづらいという点を挙げています。
今回もそれが課題となりそうですが、任天堂がそれをどう克服するか気になるところです。
VRキットは2種類を発売
引用:任天堂プレスリリース
VRキットは2種類が発売されます。
ひとつがVRキットはゴーグルと5種類のゲームがセットになった標準パッケージ。こちらは7,980円(税別)です。
もうひとつがVRゴーグルとバズーカToy-Conだけがセットになったちょびっと版。こちらは3,980円(税別)です。
【終わりに】他作品対応も期待したい
「Nintendo Labo: VR Kit」の紹介でした。
まさかSwitchのVRがこのような形で来るとは驚きでしたが、冷静に考えればすごく現実的な手法であり、予想できていなかったのが恥ずかしいレベルでした。
このVRゴーグルは他作品や動画コンテンツにも使えると思いますので、今後の展開にも期待したいですね。
例えばスタンドを別売りで発売なんかしたら、完全に新型バーチャルボーイの出来上がりです。
【追記:2019年4月5日】マリオとゼルダがVR対応!
「スーパーマリオ オデッセイ」「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のVR対応が発表されました。詳細はこちらの記事をどうぞ。